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真・恋姫†無双~真田の獅子~02

今回から恋姫キャラが出ます。誰が出るかは見てお楽しみにという事で、ではどうぞ....。

2018-06-05 22:18:08 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:3582   閲覧ユーザー数:3234

前書き   

 

 

当作品は、真・恋姫†無双、並びに恋姫†英雄譚と戦国BASARA真田幸村伝のクロス作品です。わたくしが書く作品は、駄文です。文才皆無です。駄作です。キャラをちゃんと活かしきれていない。これらが許せない、または原作至上主義な方々にとっては、とても不快に思われる可能性があります。その際はどうかご了承ください。

 

 

それでは始まります...。

 

 

 

 

 

 

第一章 獅子、外史に来れる

 

 

 

空に一筋の閃光が走る。

 

 

 

 

???「ん?あれは...流れ星かぁ?」

 

 

???「堅殿、ここに居られたか。どうかなされましたか?」

 

 

???「母様、あんまり1人で行かないでくれる?探すの大変なんだから」

 

 

???「おぉ!祭と雪蓮か、いやな流れ星を見つけてなぁ」

 

 

???「流れ星?こんな真昼に?」

 

 

???「ちょっとぉー、母様大丈夫?とうとうボケたんじゃないの?」

 

 

???「馬鹿抜かせっ!!今から黄巾討伐に行かなきゃならんのだぞ!!さっさと行くぞ!!」

 

 

???「あ!母様!!ちょっと!!」

 

 

???「やれやれ...策殿、儂らも行こう」

 

 

???「そうね....でも」

 

 

???「ん?如何した?策殿」

 

 

???「何か面白い事が起きそう」

 

 

???「それは勘かの?」

 

 

???「ええ♪それよりも行きましょう。冥琳のカミナリが飛ぶわ」

 

 

???「承知した。では参ろうか」

 

 

???「ええ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

謎の人物たちが、馬を巧みに操り何処かへと向かった。その頃、流星は何処かの村近くの森に落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

信之「うっ....ううっ...」

 

 

その落ちた場所に居るのは、真田信之。徳川家康の配下にして信濃の獅子と謳われた真田の武人である。そんな彼が双瞼をゆっくりと開く。

 

 

信之「何がどうなったのだ....俺は。ここは一体....」

 

 

彼は周囲を見渡した。しかし見渡す限り、木ばかり。

 

 

信之「どういう事だ。俺は上田城に居た筈....なのに何故故、このような森に居る?」

 

 

彼が呟いていると、何やら火の匂いがする。

 

 

信之「ん?何かが焼けている匂い....向こうか。行くか」

 

 

 

 

 

信之は駆ける。その大きな体に似合わずな足早で、そして匂いの元であろう場所に辿りついた....しかし。

 

 

信之「これは...一体...」

 

 

辿り着いた場所は、一つの村だ。いや、村“だった”場所であった。其処ら中に人の無残な亡骸が散乱していた。どれも男や老人、子供、そればかりか赤ん坊のものあった。バラバラにされ原形を留めていないのや、火で焼かれて男か女かなんて判別不能なものまであった。住宅地はほぼ全てが全壊で、生き残っている者なんて居ないのではと終ぞ思ってしまう。

 

 

信之「何故だ....家康が天下を取ったのに....何故このような....」

 

 

 

っと、彼が呟いたと同時に壊された建物から少年が出てきた。

 

 

 

「あ....たすけて......」

 

 

信之「っ!?」

 

 

 

 

信之を見て助けが来たと思ったのか、少年は安心したような表情を浮かべ倒れた。それに驚いた信之は急ぎ少年の下へ駆け寄り抱きかかえた。

 

 

 

信之「おい!!しっかりするんだっ!!おい!!」

 

 

少年「あ...あ....」

 

 

信之「一体、此処で何が遭ったのだっ?」

 

 

少年「賊が....現れて.....村を.....オイラの母ちゃんや....姉ちゃん....村の女の人たちを....連れ去って.....」

 

 

信之「そうか....。よく教えてくれた、もういい」

 

 

少年「オイラ.....母ちゃんたちを取り返そうと.....頑張った....けど.......」

 

 

少年の身体を見てみれば、刃物で深く抉られて言葉では言い表せないような凄惨な痕があった。

 

 

少年「賊は......ここから東にある砦.....兄ちゃん.....お願い......助け...て.....」

 

 

信之「ああ...ああ!必ずだ!必ず助ける!!だから故に、今は....!」

 

 

少年「よか.....った........」

 

 

信之の言葉に安堵したかのように、少年は安らいだ笑みで息を引き取り、信之の腕の中で小さな命が今....死んだ。

 

 

信之「おい...?おい!!おいっ!!.....くう!!ううっ....ウオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛――ッ!!」

 

 

 

廃墟となった村の中で、信之の悲しき咆哮が天に響いた。彼はその後、少年と他の殺された者達の亡骸を埋葬し丁重に弔った。

 

 

信之「.....」

 

 

 

信之は暫く喪に服した後、静かに立ち上がり呟いた。

 

 

 

信之「....俺に降り掛かったこの状況、未だ分からん...分からんが...」

 

 

 

 

静かに、だが確かに、信之の瞳は激しい獄炎の如く燃え上がっていた。

 

 

 

 

 

 

信之「この信之、勇者の道をただ行くのみっ!」

 

 

 

 

 

 

そして彼はその足で、少年が教えてくれた砦が在るであろう方角へと走り抜ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは先ほど信之が居た村から、東に離れた場所に存在する奴らの砦。その内部では、おぞましく醜悪な者共がいた。

 

 

 

「よぉし、お前ら!今宵は存分に楽しめぇ!肉を喰い、酒を飲み、存分に楽しめぇ!」

 

 

「おぉ!」「流石は頭だぜ!!」「ああ!これだけの良い女たちと楽しめるんだ。黄巾党に入って正解だったぜ!ヒヒヒッ」「おい!そこの女!酒を注いでくれよ!」

 

 

 

???「はい」

 

 

 

捕えられた女性たちの中で、1人変わった服装している女性が居た。その恰好、スカートの丈が長いメイドの姿であった。その彼女、冷静に落ち着いた様子で自身を呼んだ男の下へ近づき盃に酒を注いだ。

 

 

 

「お前、良い女だなぁ。今からどうだ?俺と一発やるかい?ヒヒっ」

 

 

???「大変申し訳ありません。先ほど貴方方のお頭様に呼ばれておりますので....」

 

 

「ケッ!まぁたお頭かよぉ!」「ハハッ!諦めろ。お頭に殺されちまうぞ」「へいへい」

 

 

???「(と言うのは嘘なのですけどね)」

 

 

それを暫くして、彼女は広間の隅っこで怯えている女性たちの下へ戻る。

 

 

???「皆さん、大丈夫ですか?」

 

 

女性「は...はい」

 

女性2「わたしたち...これからきっと....」

 

女性3「大丈夫!きっと誰かが助けに...」

 

女性4「そんなの来る訳...」

 

 

皆、恐怖で怯えている。その彼女たちにメイドの女性が微笑んで言う。

 

 

???「皆さん、諦めてはダメです。きっと必ず助けが来ます」

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、砦からは見えない場所より様子を窺う者たちがいた。その者等、最初に流星を目撃した者達である。

 

 

???「堅殿、まだ攻めんのですか?」

 

???「ああ、中には人質の女たちが居るようだ。であろう?冥琳」

 

???「はい、孫堅様」

 

孫堅「という事だ、まさか黄蓋と在ろうものが見捨てる訳無いよなぁ?祭」

 

黄蓋「まったく、だぁれも言うておりませぬぞ、炎蓮殿」

 

 

 

彼女たちは、江東の虎と呼ばれし孫堅文台、呉の宿将黄蓋公覆、軍師周瑜公瑾。彼女等は今、村を襲った黄巾党の殲滅の為、こうして陣地を張って人質救出を如何するかを思案していた。その時、彼女たちが居る天幕に複数の女性が入ってきた。その者達は、孫策、程普、陸遜、張昭の4人。

 

 

孫策「母様、冥琳、こっちの準備は出来たわよ」

 

孫堅「そうかい、ごくろうさん」

 

程普「冥琳、どう?人質の奪還は上手くやれそう?」

 

周瑜「今、明命に潜入させております。じきに報告があるかと...」

 

黄蓋「そういえば潜入で思いだしたが、以前孫家に忍び込んだ陶謙の所の隠密じゃが、どうなった?」

 

程普「確か雪蓮様にバレてしまって、逃げたのよね?」

 

孫策「ええ、そうよ。確か孫乾と言ったわね、あの侍女」

 

陸遜「祭様の矢を受けて怪我をしてましたもんね~」

 

張昭「だとしても、今頃黄巾党に捕まっておるじゃろ」

 

 

そんな会話の中、天幕の天上から何者かが降りてきた。彼女は周泰、字は幼平。隠密に長けた呉の武官である。

 

 

孫堅「明命、よく戻った。で?どうだ?」

 

周泰「ハッ!敵は最低限の警備を残して、殆どは酒や捕まえてきた女性たちに眼がいっているようです」

 

孫堅「てことは、奇襲するには持って来いか...冥琳」

 

周瑜「はい、まず内部から混乱させましょう。これには明命の部隊にやって貰う」

 

周泰「御意!...それとですが、以前の我らに忍び込んだ者...」

 

孫策「ああ!孫乾っていう侍女?」

 

周泰「はい、その者の姿を見つけました。どうやら黄巾党に捕まっているようです」

 

黄蓋「ほう」

 

孫堅「ケッ!陶謙のネズミが情けないことだ。まあ、奴に借りを作ってやるのも一興だな」

 

周瑜「では...」

 

孫堅「ああ!明命!お前はさっそく部隊を引き連れて....「報告!!」....あ゛あ゛?」

 

 

天幕に1人の兵士が入ってきた。

 

 

黄蓋「如何した?今は軍議さなかじゃ」

 

兵士「ハッ!太史慈将軍からの伝令です!」

 

孫策「え?梨妟から?言って」

 

兵士「ハッ!先ほど、黄巾党の砦に何者かが近づいております!」

 

 

この報告に、孫堅の眉がピクッと動き声を出す。

 

 

孫堅「数は?」

 

兵士「ハッ!それが...」

 

黄蓋「ええい!男ならさっさと言わんか!馬鹿者!」

 

兵士「ハッ!その数...1人!」

 

 

この言葉に程普が聞き返す。

 

 

程普「はぁ?1人って間違いでしょ?」

 

兵士「いえ!間違いなくの1人です」

 

孫策「それで梨妟...太史慈は?」

 

 

 

 

 

兵士「ハッ!その者の動向を監視しています」

 

 

 

 

 

 

 

 

太史慈「まさか、1人で黄巾党の砦に挑むなんて勇気あるねぇ~」

 

兵士「如何なさいますか?」

 

 

横から問いかけてくる兵士に太史慈は、眼の前の状況に眼を離そうとしない。

 

 

太史慈「まぁ、この事は孫堅様たちの所に伝え向かせたし、私たちはいつでも出れる準備しておいて!」

 

兵士「ハッ!」

 

 

兵士は拳礼し、その場から離れ準備に移っていった。

 

 

太史慈「さぁ~て、雪蓮じゃないけど何か凄い事が起きそう。フフッ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黄巾兵「おい!門の前を見てみろ!」

 

黄巾兵「ん?どうした?...はぁ?何だ?」

 

 

彼らが見ている先には....。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信之「......」

 

 

鋭い眼光で砦の門を睨む真田信之の姿があった。

 

 

黄巾兵「おい何だアイツ。まさかここを1人で挑むつもりかぁ?」

 

黄巾兵2「それだったら余程の命しらずだな。ここを攻めるなんてよぉ(笑)」

 

 

「「ぎゃはははははははwwwww」」

 

 

信之「....」

 

 

しかし信之の鋭い眼は、砦の門をしっかりと見据えている。これには黄巾兵らも流石に邪魔だと思い、彼に対して弓矢で仕留めようと考え、信之に向かって矢を放つ。

 

 

黄巾兵「ほぉらよ!」

 

 

 

矢は信之目掛けて飛んできたが、信之はそれを自身の眉間に当たる前に片手で掴んだ。

 

 

 

黄巾兵「うそだろ!!」

 

黄巾兵2「おい!他の警備の奴らを呼んで「おい!あの男、何かする気だぞ?」あん?」

 

 

 

 

 

信之「オオオオ――ッ!!」

 

 

信之は一気に門に向かって走り始めた。これには門を守る黄巾兵たちは驚き、太史慈は笑った。

 

 

太史慈「うそぉ!あの男、図体デカそうなのに凄い足早だ。フフッ♪」

 

 

信之「オオオオオオオオオオ――ッ!!」

 

 

黄巾兵「何をしてる射掛けろ!」

 

 

しかし間に合わず....。

 

 

 

 

信之「ウオオオオオオオオオオオオオ――ッ!!」

 

 

 

信之は門の手前で跳躍し、強力な膝蹴りで門を一瞬で破壊した。この光景に太史慈は驚愕した。

 

 

 

太史慈「うそぉ!!」

 

孫策「梨妟!」

 

太史慈「雪蓮!!」

 

周瑜「何があった!凄い音がしたぞ?」

 

太史慈「それがさぁ!すごいんだよ!アイツ、砦の門を蹴りで壊したんだ!!」

 

 

「「はぁ?」」

 

 

太史慈「本当なんだってっ!!現に門が...ほら!!」

 

 

「「っ!?」」

 

 

程普「これは...」

 

黄蓋「何が一体...」

 

張昭「我が君!」

 

孫堅「ああ!策は臨機応変にやるしかない!急ぎ向かうぞ!!出撃だぁ!!」

 

 

「「「「「御意!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イメージBGM:戦国BASARA真田幸村伝:救出

 

 

 

信之の一撃で跡形も無く粉砕され、門の護りに居た黄巾兵たちは巻き込まれて死んでいた。

 

 

この大きな音に気付いた砦内部の黄巾兵たちが続々と信之の前に集まって来た。その数多勢。しかし信之はこれを異に介さず、ただ真っ直ぐ見据えている。

 

 

黄巾兵「てめぇ!!俺たちが黄巾党だと知っての事か!!このやろう!!」

 

 

信之「ならば...どうする?」

 

 

黄巾兵「こいつぅ!!!野郎ども!!構う事はねぇ!!相手は1人だ!!殺せぇーーッ!!!」

 

 

 

 

「「「「「オオオオオオオオオオオオオオオオオオ―――――――――っ!!!」」」」」」」」

 

 

 

者共剣を抜き、総出で信之に襲い掛かる。

 

 

 

信之「ウオオオオオオオオオオオオオ――ッ!!」

 

 

信之は御嶽断を振るった。襲い掛かる黄巾兵たちを強烈な突きで迎え撃ち大量に打ち上げた。その打ち上げた敵らを梯子状槍の刃と刃の間に捕えて、そのまま前方に薙ぎ払う。

 

 

 

信之「邪魔だぁ!!」

 

 

 

またも殺到してくる敵を、周囲の全てを巻き込みながら梯子槍を地に突き刺し、まるでドリルかミキサーのように回転させながら巻き込んだ黄巾兵たちを一瞬でミンチにした。

 

 

 

 

 

黄巾兵「ひぃ!!」

 

 

たった1人の自分たちよりも身の丈がデカい男1人に、此処まで殺られるなど異常である。その異常な光景が尚も続いて行く。気付けば信之の背後には、続々と黄巾兵たちの死骸増えていくのだった。

 

 

 

 

 

 

築き上げていく死骸の山に、信之は振り返る事無くただ前を見据えて声を出す。

 

 

 

 

 

 

信之「除けぃ!!!除かねば押しとおぉぉるッ!!!!」

 

 

 

 

黄巾兵「ひ、怯むなぁ!!」

 

 

「「「「「「「「ウオオオオオオオオオオオオオ――ッ!!」」」」」」」

 

 

 

鬼気迫る形相に黄巾兵たちはビビるが、それでも此処は守れねばと思い残った敵は勇気を振り絞り、信之に立ち向かうが、信之は前方の全ての敵を薙ぎ払い、叩きつけ、周囲を巻き込み磨り潰していく。最後には.....。

 

 

 

 

 

信之「ウウウウウオオオオオオオオオオオオオオオオリャアアアアアアアアアアアアアアアア――――っ!!!」

 

 

 

 

 

雄叫びを轟かせたと同時に、彼のバサラ技が炸裂する。

 

 

 

 

 

 

 

信之「目指すは天下の頂きなりっ!!屠るは名うての兵なりぃ!!」

 

 

 

 

そう叫びながら梯子槍を8の字に振り回して、敵を次々と薙ぎ払い屠って行く。そのまま梯子槍を地に刺して乗り、咆哮を挙げた。

 

 

 

 

 

信之「音に聞こえし真田が武芸ッ!!!ここにご披露仕るッ!!!」

 

 

 

 

 

そして彼の周りに最早敵は存在せず、在るのは無数に広がる死体だけであった。それを見渡す信之はただ....。

 

 

 

 

 

信之「....是非も無し」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後書き

 

 

すいません。戦闘描写が余りに酷いですが、どうかご容赦ください。それではまた....。

 


 
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