こんとんとクリスの二人はイザベルの家の戸を叩いていた。
「情報屋アニスです。イザベル、お久しぶりです。」
「お二人は今日もお元気ですね。・・・どうぞ、お上がり下さい。」
イザベルはこころよく出迎えてくれた。
「さっそくですが、捜査に協力してくれるのですよね?」
イザベルの家に上がった二人の内、クリスは早速質問した。
「その通りですよ。私は協力致します。」
「それなら良いです。」
「イザベルは今回の事件の犯人をご存知ですか?」
こんとんが質問する。
「愚徒で申し訳ありません。事件なのですか?」
白々しく、イザベルが質問で返す。
「そうです。失踪事件です。」
「そういう事ならば、存じません。」
彼女は含みのある言い方をする。
「”そういう事ならば”とはどういう意味ですか。」
「何でもありません。お気になさらず。」
質問をぶつけていったが、特に、証拠といった証拠らしき言動は見受けられなかった。
その結果として、イザベルが同行する事になった。
「よろしくお願いします。イザベル。」
「こちらこそ、よろしくお願い致します。」
少し関係としては固い様だった。
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