「分百こんとんだろう?」
名前を滝川という。
「どなたでしょう。」
警戒した様子で、クリスがたずねる。
「滝川という者だが、さっき私の名前を耳にしたものでな。」
「あなたとイザベルはどういった関係でしょう?」
こんとんが直球に滝川にたずねる。
「私は依頼されたに過ぎない。イザベルとは親友でもあるが、私は殺し屋だからな。」
「殺し屋?」
「”死人に口無し”と言ってな。出来るんだよ。神隠しが。
私はその手伝いをしている。つまり、わたしは殺し屋のような者だな。」
こんとんは質問を重ねる。
「今回の事件にはどの程度、関わりがありますか?」
・・・・
「イザベルが作った死体を隠した。ちょうど三体だな。」
「分かりました。協力ありがとうございます。行きましょう。クリス。」
淡々とこんとんはその場を離れる。クリスもそれに続く。
何々駅へと入ると、こんとんはベンチにぐったりと体を預ける。
こんとんとクリスは同じベンチに座る。
「今日の収穫はどうでしたか。こんとん。」
「全く、収穫無しどころか、スタート地点に戻されてしまいました。」
「そうですか。あなたの目にもそう見えますか。」
しばらくして、こんとんの方から。
「行きましょう?」
と、クリスを
「わかりました。では、いきましょう。」
と、クリスはぎこちなく答える。
疲れていた二人は電車に乗った後、寝てしまって、ぎりぎりまで起きずに乗り過ごしそうになった。
こんとんは情報屋アニスを通じて探偵事務所へと帰った。
ベッドで横になってぐっすり眠るようだ。
”おやすみ、こんとん。”と自分に
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殺人ミステリー