No.94512

真恋姫無双~天からの御遣い・董√9

karasuさん

投稿です
これにて董√はこれにて終わりです
生暖かい目で見ましょう

2009-09-09 19:47:25 投稿 / 全11ページ    総閲覧数:38199   閲覧ユーザー数:22609

この作品はキャラ設定が崩壊しています原作重視の方はご注意ください

時代背景がめちゃくちゃです

一刀くんがチートです

それでもいいかたはどうぞ

連合軍・本陣

冥琳「我らと董卓軍との戦力差はどの程度だ?」

朱里「董卓軍が80万、我らは35万くらいですかね」

穏「3倍ちかく差がありますね」

雛里「本来であれば絶望的な差ですよね」

冥琳「しかし、ここで董卓軍の戦力を削れなければ我らに未来はないだろうな」

朱里「そうですね…」

そう言って黙りこむ4人

雪蓮「まぁまぁ、暗くなるのはその辺にしときましょ」

桃香「そうですよ、私たちは勝つためにここにいるんですから!」

2人の君主が軍師達を励ます

冥琳「そうだな、では今回の作戦だが…」

そう言って軍議を始める、自らの手に未来をつかむために

それから約2週間後

 

魏軍・本陣

ここには董卓軍の面々は一刀・稟・風以外いなかった

華琳「それじゃあこの二人をしばらく借りるわね」

一刀「俺は二人が良いなら何も言わないよ」

稟「私も何も問題ありませんね」

風「私も問題ないですよ~」

そう言う二人に華琳は一度微笑み切り替える

華琳「さてと、どうしましょうかこれは…」

風「そうですねぇ~、船酔いと言っても兵士たちの士気は下がってますからね~」

桂花「申し訳ありません華琳様…」

華琳「気にしないでいいわよ、ところで一刀、私たちに伝えたいことって何かしら?」

一刀「さてと、稟、俺が言ってたこと調べてくれたかな?」

稟「はい、まずは船酔いについてですが船同士を鎖でつなげば揺れも収まり陸上にいるように戦えるということです。次にここの土地の風についてですが地元の漁師の話によると後5日後ぐらいに一日だけ東南の風が吹くということです」

全員「「「!!!!!!」」」

その言葉に一刀以外の全員が反応する

風「ということは『火計』ですかね~」

桂花「そうでしょうね」

華琳「一刀、あなたはこのことを知っていたの?」

一刀「そうだよ、俺はこの世界の未来については少し詳しいからね」

稟「ふぅ、あなたはたまにとんでもないことを言いますね」

桂花「まったくよ、この時ばかりはあなたが敵でなくてよかったわ」

一刀「ここまで言えば残りはわかってくれるよね?」

その言葉に軍師たちが頷く

一刀「それじゃあ俺は次にやるべきことの準備があるから」

華琳「『鎖』についてかしら?」

一刀「それもあるし他にもね、真桜を少し借りるよ」

華琳「かまわないわよ、こっちはまかせときなさい」

一刀「あぁ、信頼してるよ」

そう言って一刀はその場を去る

次の日、華琳や一刀のいる本陣に一人の兵士が入ってきた

華琳「黄蓋がこちらに投降したいと」

兵士「はい」

華琳「そうね、一刀はどう思う?」

その問いに一刀は少し悩み

一刀「黄蓋さんはいつ頃こちらに来ると?」

兵士「はっ!黄蓋殿は私に接触してきた際には4日後に来ると仰っていました!」

一刀「そうだな…その話を受けるとしようか」

華琳「わかった、悪いけど黄蓋に伝えといてくれる?」

兵士はその言葉に頷くと去っていった

華琳「さて、皆はどう思う?」

風「まず嘘でしょうね~」

稟「私も風と同じですね」

桂花「私も同じです、いかがいたしますか華琳様?」

華琳「私も同じよ、一刀はなぜこの話を受けたのかしら?」

一刀「だってこっちはこの後の流れを知っていてむこうはそんなことになってるなんて知らないだろ?なら敵に旨く行ってると思わせておいて掌の上で踊ってもらおうよ」

そう笑顔で言う一刀、そんな一刀に皆は言葉を失う、ただ一人、華琳だけは笑っていた

華琳「ふふふ、一刀、やはりあなたは素敵だわ、必ず私のものにしてあげるから」

一刀「残念、俺はもう月に忠誠を誓ってるから」

華琳「あら、私は諦めが悪いのよ」

その場に笑いが起きる

それから4日後黄蓋が董卓軍に投降した、この報告に蜀呉のほとんどは動揺するも一部の軍師は内心微笑んでいた自分たちが敵の掌の上で踊らされているとも知らずに…

 

そして5日目の夜、ついに東南の風が吹く、それは両軍の雌雄を決する合図

祭「さて、我らが孫呉のために真っ赤な炎を上げようぞ!」

そう言いながら後ろに居る兵士たちに声をかけようと振り返る、しかしそこに居たのは『鬼神』だった、その姿を見た瞬間祭の眼は絶望に染まった

一刀「こんばんは、黄蓋さん…残念だけどその炎は上がりそうにないね」

そう言って一刀は祭の鳩尾に一撃入れる、それをまともに喰らった祭は意識を手放す

一刀「さて、火の手を上げてくれ、孫呉の皆さんをおびき出そう、俺の隊以外の者達は後退してこの後の準備に取り掛かれ!」

その言葉に全員が頷きすぐに行動に移す

 

 

連合本陣

雪蓮「火が上がった!冥琳!」

冥琳「えぇ、雪蓮頼みます!」

雪蓮「聞け!孫呉の英傑達よ!我らが仲間の手により敵の船は烈火の炎に包まれた!この炎と共に我らの力を天へと示すぞ!」

兵士「「「オォォォ----!!!!」」」

雪蓮「全軍!突撃!」

雪蓮の号令と共に孫呉の軍は進軍を開始する

桃香「私たちも遅れないようにしなきゃ!」

朱里「はい!皆さん、孫呉の人たちに遅れを取らないでください!」

全員「「「応!!」」」

蜀も孫呉に続き進軍を開始する、このとき連合の軍師は勝利を確信していた、自分たちの会心の策が決まったのだから

 

呉軍

雪蓮「祭!祭はどこ!」

蓮華「お姉様、少し落ち着いてください!」

明命「あそこに誰か居ます!!」

思春「あれは…北郷か!」

その言葉と共に呉の面々は自らの愛刀を構える、そして同時に一刀の担いでいるものに気がつく

亜莎「祭様!」

その言葉に祭は反応するわけもなく

蓮華「貴様!祭に何をした!」

その言葉に一刀は何も言わず静かに「双狼牙」を上げ、振り下ろす

その動作と同時にいろんなところで爆発が起き董卓軍の船が沈みだす

沙和「うじ虫ども~今なの~!!!」

その声と共に大量の矢が降ってくる、呉の軍勢はその状況に混乱し被害が拡大していく

凪「全軍!私に続け!」

真桜「ほら!もたもたすんなや~!」

次に魏の兵士が一気に攻め立てる

冥琳「いかん!雪蓮、今すぐに撤退するぞ!」

雪蓮「何言ってるの冥琳!祭が捕まってんのよ!」

冥琳「このままここに居たら我らは死ぬぞ!」

思春「雪蓮様、奴はもういません…今は退きましょう…」

雪蓮「くっ…北郷一刀…あいつは何者なのよ…」

そういう雪蓮の拳は硬く握られ血が出ていた

冥琳(この策は直前までは私と諸葛亮、鳳統、黄蓋殿くらいしか知りえなかったはず…なぜ)

『ドゴーン!!』

愛紗「いったい何事だ!」

朱里「船が沈んでる!?いけません、今すぐ撤退を!!」

秋蘭「そう簡単に逃がすものか!放てー!」

こちらにも大量の矢が降り注ぐ

春蘭「我らの武を見せ付けるぞ!」

そう言って魏の大刀が攻める

紫苑「皆さん!すぐに後退してください!」

桔梗「負傷者から優先的に運び出せ!大盾隊は前に壁を作れ!」

雛里「そんな…どうしてこちらの策が…」

朱里「雛里ちゃん、今はそれより退かないと!」

その言葉に雛里は自分を取り戻し指示を出し始める

朱里(この策は私と雛里ちゃん、周瑜さんしか直前まで知らなかったはず…どうして?)

 

この時三人の軍師はまだ知らない、撤退した先にも希望が断たれていることを…

 

 

董卓軍・一刀以外

霞「これで連合の包囲は完了か、斥候は全員捕まえてるのか?」

瑠璃「はい、今のところ一人も連合側には行っていないかと」

ねね「それにしてもあのち○こ野郎もたまにはいいことを考えるのです」

詠「まぁ月が話したいって言うから無理やり作った策って感じよね」

月「ごめんね詠ちゃん、でも劉備さんとは話さなければいけないと思うの」

詠「月がそうしたいならぼくたちはそれを全力でかなえるだけだから、月は気にしないでいいんだよ」

刹那「そういうことだな」

恋「……(コクコク)」

そんな時に

『ドゴーン!!』

蒼琳「合図だ、行こうか!」

その言葉と共に董卓軍の面々は進軍を開始する、蜀の息の根を止めるために

 

魏軍

一刀「さてと、華琳!呉の追撃をして俺たちに勝利の報告を届けるって仕事があるんだけど、どうかな?」

華琳「そうくると思っていたわ、桂花!準備はできてるかしら?」

桂花「もちろんです華琳様、すでに春蘭、秋蘭、凪、真桜、沙和、稟、風は追撃に向かっています」

華琳「それじゃあ私たちも行きましょうか、それじゃあ一刀、また後で」

一刀「あぁ、次に会うのは勝利の報告をお互いに報告しあうときかな?」

そう言って一刀は自分の隊を引き連れて蜀の追撃に向かう、その速さは尋常ではなく、それに当然のごとくついていく部下も尋常ではない

華琳(一刀を手に入れればあの隊もきっと手に入るんでしょうね…月がほんとにうらやましいわ)

そんなことを考えながら華琳は呉の追撃に向かう

 

兵士「報告!我らが前方より董卓軍が迫っています!」

雛里「数は!」

兵士「約10万!」

その報告に蜀の面々は僅かに動揺する

紫苑「こちらは先ほどの戦で約5万ほどですね」

星「少々きついか…」

愛紗「なぜ今まで気づかなかったんだ!斥候は何をしていた!」

朱里「おそらく全員捕まっているかと、それより今は部隊の編成を急ぎましょう!」

桔梗「そうじゃな、ぐだぐだ言っても仕方あるまい、急ぐとしよう」

そう言って武官の面々は準備に入る

雛里「朱里ちゃん、この地形と時間じゃ策は期待できないね」

朱里「数でも負けてるし」

桃香「こうなったら愛紗ちゃん達を信じるしかないよね」

そう言って戦場を見る、董卓軍はもう目視できるところまで来ていた

 

 

董卓軍・一刀

一刀と北郷隊の皆は戦場特有の血の匂いと怒声を近くの森の中で感じていた

一刀「始まってるみたいだね、さて皆ここからは隠密に行こう、限界まで近づいたら奇襲をかけて敵本陣を一気に叩くよ」

その言葉に兵士達は頷き、一刀たちは静かに森を進む

 

 

董卓軍・月

詠「戦況は!」

兵士「依然こちらが優勢ですが、蜀の兵士も決死の覚悟のためにあと一手にかける模様です」

詠「そう、と言ってもこの土地であと一手か…難しいわね」

そう言いながら戦場を見つめる

 

戦場

蒼琳「華雄に背を預けながら戦うのも久しぶりだな!」

刹那「そうだな!少し鈍ったんじゃないか!」

蒼琳「はっ!華雄こそどうなんだ!」

二人は喋りながら周りに死体の山を築く、そんな所に声が響く

愛紗「我が名は関雲長!誰か戦おうという者はおらんか!」

刹那「私が相手になろう!」

愛紗「名は?」

刹那「我が名は華雄、董卓軍の一の矛、関羽よいざ!」

そう言って二人は刃を合わせる、若干刹那のほうが押している感じになる

蒼琳「関羽は強いな、私も誰かいない者か」

そんなことを呟いていると矢が飛んでくる

蒼琳(どこかで体験したことがあるような…?)

 

 

秋蘭「っくしゅん!」

春蘭「大丈夫か秋蘭?」

秋蘭「あぁ、大丈夫だ、誰かが噂をしてるんだろうさ」

 

紫苑「避けられちゃいましたか、当てる気だったんですけどね」

蒼琳「ふむ、その感じ、黄忠であってるかな?」

紫苑「ふふふ、そういうあなたは高順さんですよね」

そう言って二人ともニヤリと笑う

蒼琳「ここが戦場でなければ友にもなれた気がするな」

紫苑「私もですわ」

そう言いながら二人は戦いを始める、言葉ではなく武にて言葉を交わすために

 

 

鈴々「うりゃりゃりゃりゃーー!!」

霞「せりゃーーー!!」

両者共に一歩も退かぬ連撃を繰り出す

鈴々「おまえやるのだ!」

霞「そう言うあんたもやるやんけ!」

そう言いながらまた刃を交える二人、まるで喋る時間すら惜しむように

桔梗「真横であのように戦われるとこちらも頑張らなくてわならんな」

瑠璃「そうですね、では行きますよ!」

そう言って瑠璃は桔梗に詰め寄ろうとするが桔梗がそれを許さない

桔梗「それそれ、避けられるか?」

「豪天砲」を乱射して瑠璃を近づけさせない

瑠璃(あの武器は厄介ですね、でも一刀様に比べるとあの武器の弾も遅く感じます…一刀様は本当にすごいのですね)

そう考えながら瑠璃は「華羅怒墓流紅」を握りなおす

 

星「さすが呂布…強いな…」

そう言う星の頬を大粒の汗がつたう

恋「お前…弱い…」

そう言う恋に星は何も言い返せない、事実星は先ほどから防戦一方だったから

恋「もう終わりにする…」

そう言って恋は構えなおし先ほど以上の威圧感をだす

星(これは少々困ったかもな…)

そんなことを考えながら星も構えなおし集中を高める

 

蜀本陣

桃香「やっぱり押され気味かな?」

朱里「そうですね、しかし私達は信じるしかありません」

桃香「そうだね…なんで私はあそこに行けないのかな?」

焔耶「それは…」

一刀「それは少し思い上がってるんじゃないかな劉備さん」

全員「えっ!!」

見知らぬ声に振り向くとそこには一刀が立っていた

焔耶「貴様!どうやってここに!」

一刀「どうやっても何も後ろから君達の兵の中を通ってきたよ」

焔耶「何を馬鹿なことを…」

一刀「でも僕は君達の目の前に居るよ」

そう言いながら一刀は「双狼牙」を構え劉備に近づく

焔耶「桃香様!逃げてください!」

そう言って焔耶二人の間に割ってはいるが

一刀「悪いけど…どいてくれるかな?きっと無駄死にだよ?」

一刀が殺気を放つ、途端に焔耶はがたがたと震えだし動けなくなる

一刀はそのまま焔耶の横をゆっくりと通り抜けて劉備の目の前に立つ、そして劉備にも殺気を向ける

一刀「剣を抜きなよ劉備さん、さっき言ってたよね、『なんで私はあそこに行けないのかな』って、俺が理由を教えてあげるよ」

しかし劉備は動けない、一刀の殺気に当てられてまったく動けなかった、それは残りの二人の軍師も周りの兵士達も同じだった

一刀「ほら、たったこれだけで動けない、今君に向けている殺気は後ろの娘に向けたものよりも遥かに小さいのに」

そんな所になんとか動けるようになった焔耶が一刀に襲い掛かる

焔耶「はぁーーー!」

しかしその一撃は一刀に当たることなく、気づいたときには胴に一刀の蹴りが入っていた

焔耶「ぐはぁ!」

そのまま焔耶は吹き飛ばされ意識を手放す

一刀「さて、どうするんだい劉備さん?君は仲間に全てやらせて自分は何もしないのかい?」

その言葉に劉備は反応し、立ち上がり剣を構え一刀に斬りかかる

 

だが一刀から見れば桃香剣術は児戯のようなもの、簡単に受け流す、その度に桃香倒れる

桃香「私だって好きで弱いんじゃない!愛紗ちゃんや鈴々ちゃん、星ちゃんみたいに一生懸命強くなろうとした!」

一刀「でも君はすごく弱い」

桃香「好きで智がないわけじゃない!朱里ちゃんや雛里ちゃんみたく賢くなろうと頑張った!」

一刀「でも君は賢くない」

桃香「なんで皆がついてきてくれるのかが分からなくて!不安で!」

一刀「そうだね、今の君には何も感じない、そんな君は何ができる?」

桃香「わからない!わからないよ!!」

桃香は叫びながら言う

桃香「皆に笑顔でいてほしいから!争いのない世界が作りたいから!争いが必要ないと思うから!だから私は今まで頑張ってきた!」

その言葉を聞いた一刀は劉備の剣を弾き飛ばし叫ぶ

一刀「争いのない世界?争いが必要ない?なら貴様がこの三国を統一した時には争いがなくなるとでも思ってるのか!ほんとにそんなことができるとでも?もしそう思っているならなおさら貴様になんかこの大陸は任せられない!いいか、誰かがこの大陸を統一したとしても争いはなくならない!どんなに頑張ったって貧富の差は生まれ内乱がおこる!外からは異民族がこの土地を狙って攻めても来る!それでも争いのない世界が作れると、争いが必要ないと言い切れるのか!夢物語を語るのは自由だが他者を巻き込むな!もっと現実を見たらどうだ!」

そんな言葉に桃香は完全に崩壊する

桃香「なら私が今まで歩いてきた道はなんだった!?この道自体が間違ってたの!?」

一刀「俺から見れば所詮は夢物語、絵の中の世界でしかない!」

桃香「そんな…ならどうすればいいの…うぅ、グズ」

一刀「そんなもの貴様で考えろ、今の貴様にはなんの興味もわかない」

そう言って振り返り兵士に指示を出す

一刀「劉の牙門旗を下ろして、我らの旗を掲げよ、この戦、俺らの勝利だ」

 

 

この後蜀の軍勢は桃香が捕まったことによりしぶしぶ投降し戦は終わりを告げる

華琳たちも孫呉に見事勝利し、長安に向かっているとのことだった

長安・個室にて

月「劉備さん始めまして」

桃香「始めまして」

月は明るく声をかけるが桃香は一刀に言われたことを引きずっていた

月「一刀さんに何を言われたんですか?」

その問いに桃香は一刀に言われたことを素直に言う、その言葉を黙って真剣に聞く

月「確かに一刀さんの言うとおり劉備さんの道は現実味が足りませんね」

その一言に桃香はさらに沈む

月「でも一刀さんが求めてるのはそんなところにはないと思いますよ」

桃香「え?」

月「一刀さんはきっと劉備さんの未来を求めてるんです」

桃香「未来ですか?」

月「はい、劉備さんは今何を考えてるんですか?自分の道が途絶えて絶望してるだけですよね、それじゃあダメなんですよ、負けたなら、道が途絶えたなら、気持ちを切り替えてこの大陸のために自分は新たに何かできる事はないかと考えて欲しいんです」

その言葉に桃香は顔を上げる

月「そしてできるなら私は劉備さんと一緒にその道を探したい、一刀さんが納得してくれるような世界を一緒に作りたい、私だけじゃできないことも、劉備さんだけじゃできないことも手を合わせればきっとできるかもしれないから」

その言葉を真剣に聞く桃香

月「だから劉備さん、私達に力を貸してくれませんか?この大陸に住む民のために」

そして手を差し出す月、桃香はそれをしっかりと握り返す

桃香「私にできる事は少ないかもしれないけどよろしくお願いします、私のことは桃香呼んでください」

月「ありがとうございます、月と呼んでください」

ここに蜀は董卓軍に降った

この後、雪蓮の呉も降り大陸は董卓軍により統一された

 

長安・玉座

この日長安の玉座には馬超軍・魏・呉・蜀の主たる武将が集まっていた

月「それでは皆さんは今までどうりに自分の治めていた土地を統治をお願いします」

その言葉に全員が頷く

月「でも何か困ったことがあったら気軽に声をかけてください、統治者が違うだけで私達は一つの国なんですから」

その場にいる全員が微笑みを月に返す

雪蓮「そういえばあの天の御使い君は?」

月「そういえば一刀さんが見えませんね」

霞「こんなときに一刀はなにやっとんねん…」

そこに走る音が聞こえ噂の人物が登場する

一刀「ごめん遅れた!」

詠「ちょっと!何やってたのよ!」

一刀「いや、真華…劉協に呼ばれててさ」

蒼琳「なに!皇帝に真名を許されたのか!?」

瑠璃「いつの間にそんなに仲良くなってたんですか?」

一刀「いや、ちょくちょく会いに行ってたら…」

稟「もういいですよ、まぁ皇帝も女だったと言うことでしょう」

風「そうですね~」

華琳「ところで話は変わるんだけど月」

月「はい、何でしょうか?」

華琳「一刀をしばらく魏に貸してくれないかしら?」

その一言に詠が噛み付く

詠「なんで一刀が必要なのよ!」

華琳「だって一刀は私達の知らないようないろんな知識を持っているのよ、この街の警備体制がいい例よ」

朱里「それなら蜀にも是非来て欲しいでしゅ!」

雛里「でしゅ!」

冥琳「我ら呉にも是非来て欲しいものだな」

そんなことを各々が勝手に言い出すと

月「ダメです!一刀さんは私達真にとって必要不可欠な人なんですから!」

一刀「月、真ってのはこの国の名前?」

月「はい、色々考えたんですけどこの言葉がいいなって思って」

一刀「いい名前だね」

華琳「そんなことは後回しでいいのよ!で、月、一刀を魏に!」

桃香「蜀に!」

雪蓮「面白そうだから呉に!」

月「だからダメですってば!」

そんなことを言い合う四人、すると翠は蒲公英にそっと聞く

翠「もしかして私、出遅れたか?」

その問いに蒲公英は

蒲公英「うん!それはもう完璧に!」

と、とてもいい笑顔で返す

翠「うぅ…」

そんな様子を見ながら一刀は

一刀(これからつらいこともあるだろうけれど面白くなりそうかな?)

そんなことを考えていた

どうもkarasuです

これにて董√は終わりとなりますがいかがだったでしょうか?

最後の最後まで無理矢理感が満載で、微妙な作品になってしまったかと…すいません

 

これからは呉√を集中して投稿していきます。そちらの方はなるべく皆さんに楽しんでいただけるような作品に仕上げたいと思います。

 

ここまでお付き合いくださりまことにありがとうございます、よろしければ私のもう一つの作品のほうも応援していただけたら幸いです。本当にありがとうございました。そしてすいませんorz

 

最後に質問です、

お気に入りに登録してくださった方がだいぶ増えてきたので単発ネタを投稿しようかとも考えているのですが大佐がたはどう思いますか?

 

1・やってくれ!

 

2・呉√の続きの方が気になる

 

どんなコメでもいいので待ってます

 

 


 
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