田尻「最近元気ねぇなぁ　ま、部活頑張れよ」

あれから３日後の土曜日
俺はまだ失意の中だった

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先生は学校では俺には普通に振舞っってくれて
それがまるであのことが夢のようで...

それでもこうして律儀に部活に出るのは
いろんなことを一時的にでも忘れられるからだった

俺は田尻に手を振るとそのまま教室を出る

深山「ちょっと田尻」
田尻「なんだよ」
深山「あんた、先生と伊藤先生が車に乗ってたとか、言いふらしてたでしょう

あれ、私もいたんだけど！
ほら、文学賞受賞の件で、市役所までいかなきゃなくて
それで車出してくれたのに　変な噂流さないでよ！
後で言った人に訂正すること！」
田尻「なんだよ。わかったよ...」



俺は部活を終えて帰る
家の前に差し掛かったとき...

めぐみ「遠慮しないで下さい」
（姉ちゃんと...先生？）
俺はとっさに電柱に隠れた
今ここで彼女に会うのは、まだちょっとばかり
心の準備が必要だった

めぐみ「バーベキュー嫌いですか？」
牧野「い、いえ」
めぐみ「ならよかったぁ。じゃあ是非！
実は明日来れなくなった人が居て
材料は買い込んであるから、来てくれると助かるんです
後で連絡差し上げようと思ってたんで、会えてラッキーでした」

牧野「あの、やっぱり特定のご家族と仲良くするのは...」
めぐみ「じゃぁ　お隣さんってことで　ね？
なら問題ないですよね」

姉ちゃんは強引な性格だ
時々これが羨ましく思うときもある

めぐみ「明日お昼ごろにははじめてると思うんで
アイツも先生来るとなったら大喜びしますよ」
牧野「...はぃ」

確か明日は家でBBQをやるって言ってたな
先生も来るのか...


１.　　まだ会うのはよそう
２.　　是非会って話さないと
３. 　ここでダイナミックに登場だい！