「さあ、出かけよう。」
そうつぶやいて、こんとんは準備を始める。
今日の取材の準備である。
取材はクリスと二人で行う。
取材対象は”
「もう、出来た。」
準備が出来、こんとんは探偵事務所を出る。
行き先は、情報屋アニス。
駅から電車に乗り、目的地の最寄り駅を目指す。
電車内で、書き物をする日記のつもりで、現在の状況を書いてみる。
”現在、電車内にて情報屋アニスを目指す。”
「では、ゆっくり取材の心の準備をしましょう。」
情報屋アニスではクリスが既に取材の情報を集めていた。
出発までゆっくりして、良いそうだ。
お菓子を食べると、喉が渇き、お茶を飲むと、口内が甘くなくなる。
その繰り返しをしていくと、クリスが話しをしだした。
「イザベルのことですが、何か感じるものがあるのでしょうか。」
「確信の推理です。はい、イザベルが犯人です。」
クリスは顔を曇らせた。
”私と同じ結論に至るとは・・・・。”
それでも世間体はあるので、曇らせたのである。
「どういった、推理に基づいたのでしょう。・・・あ、やっぱりいいです。」
真剣な表情のクリスに
推理は第三者を通さなければ意味が無い。
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殺人ミステリー