No.93855

空と風と大地とともに

題名と中身は全く関係ないかも(笑

途中まで書いてあった奴を
あげるので
続きをどうしようか悩んでます

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2009-09-06 14:55:36 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:465   閲覧ユーザー数:451

 

:少年と黒いハトそして、冒険の始まり

 

 

 

空は、雨が降りそうなくらい暗く、空気は大量の湿気をおびている。

 

傷ついた黒ハトが一匹倒れている。

 

「クルッポ~・・・(つかれたよ)クルクルッポー(もういじめられなくてすむ。もう・・・)」

 

 

小さな命が一つ消えようとしている。

 

そのとき、白衣を着た子どもが、そのハトを見つけた。

 

黒いハトなど普通いるはずもなく、恐怖の対象とされているこのハトを、ポケットから取り出したハンカチでくるんだ。

 

 

「死なせはしない。君は生きるべき存在なんだ。この醜い部分をほとんど知ってる君を僕は・・・・家族に向かえようと思う。」

 

「・・・・・・僕の勝手かもしれないが許してくれ」

 

 

この子どもの名前は、スカルテス・キトリ・トリーテル。

 

13歳にして世界術具連盟(通称:術連)に名を連ねている天才少年である。

 

母親は、トリーテル一族の長女である。

 

 

トリーテル一族とは、巨大な財閥であり、母親は会長の一人娘であった。

 

一方、父親は闇に生きる人であった。

 

俗に異端者と呼ばれる人である。

 

父は義理堅く、異端者でありながら顔も広く地域の付き合いも良かった。

 

両親は、かけおち同然で結婚し、小さな丘の上に家を構えて暮らしていた。

 

 

 

 

それから、スカルテスが生まれて10年・・・・・

 

恐ろしい事件が起こった。

 

なんとスカルテスが、両親を殺してしまった。

 

父は母をかばい、母は父をかばい抱き合うように死んでいた。

 

 

 

「自分を恐れないで、スス。あなたは、なにも悪くない・・本当に悪いのは・・・・・」

 

と最後に母親が言い残した。

 

 

それから、3年後今に至る。

 

家族は誰もいない。

 

いや、このハトが唯一の家族である。

 

 

「・・・もう・・・3年か・・・」

 

 

ススが木の上で、そんな事を呟いていると黒いハトがススの肩に乗る。

 

 

「今だに思いつめてるの?あの事件を・・・」

 

 

黒いハトは、ススと3年間一緒にいるうちに 人語を喋れるようになっていた。

 

 

「・・・・そうかもな」

 

「けどあれは・・・」

 

 

 
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