この作品は、作者の妄想があふれ出して固まったという不純な動機から生まれています。
原作?なにそれおいしいの?なんてレベルは超越しております。
主人公もげろなんてしょっちゅうです。
それでも良いという方はどうぞお進みくださいませ。
さてさて、皆で集まってテストお疲れ様会なんて初めてだったし、麗羽店長のご好意もあってVIP御用達の奥の部屋を使わせてもらったりと、子供がやるにしちゃ随分と派手な会になりそうな感じだったけど。
「いぇーい!皆のってるー!!」
現役人気アイドルの天和がノリノリで飲み屋のカラオケ歌ってるこの状況を誰が想像するんだろうね。
「ちょっと!次ちぃの番でしょ!」
「はいはい、姉さん達落ち着いて。沙和さんも歌いたがってるんだから」
「ほーら、凪ちゃんも真桜ちゃんも!一緒に歌うって言ったの!」
「い、いやー、アイドルの後ってのは、なあ?」
「そもそも、私は歌うなんて一言も……!」
「稟姉さま、桂花姉さまは歌わないんですかー?」
「そんな柄じゃないって知ってて言ってるでしょう、風……」
「私はいいわ。それより、これおいしいわね」
皆好き勝手やってる感じだけど楽しそうだし、これはこれでいいんだろうね。
「一刀さん、料理と飲み物持って来ました!」
「ありがとう、亞莎ちゃん。空き皿多いから、そのまま手伝ってくれるかな?」
「店員ですよ?当たり前じゃないですか」
「桂花、悪いけど」
「分かってる。ほら、風も手伝って!」
入れ替わりで、オレも一緒に厨房へと運ぶ。
「あら?私も動いてるんだから、遊んでれば良いのに」
「いや、あの部屋使わせてもらってて。おまけに美羽さんまで働かせてるとなったら、そわそわしちゃって」
「変なところで小心者ねえ」
ひとしきり美羽さんにからかわれてから部屋に戻る。
「あ、おかえり~」
「ちょうど良かった。一刀さん、次歌ってくれない?」
「え”」
「あ~!それはいいの!」
「北郷さんの歌聞いたぁ言うたら、色んな子に自慢できるわぁ」
「……///」
戻ったら突然マイクを渡され、流されるままに歌うことに。
「急に振られたのに、なんで踊りまで完璧なんですか……」
「いや、さっき踊ってたし、そもそもテレビやら何やらでよく見てますし……」
「それであんなに完璧だと、レッスンして覚えた私達が虚しくなってくるわね」
「……あとで、動画ファイルよろしく」
「もちろん」
歌い終わった後の妙な雰囲気に首を傾げつつ、連続コールを受けて仕方なく歌い続ける。
「あら、亞莎もいい所に。一刀が歌ってるわよ?」
「へっ!?」
気がつけば美羽さんと亞莎が観客と化していたり……。
「あー!楽しかったわ!」
地和ちゃんが店の外でうーんと伸びをしていた。
時刻はすでに夜の9時になろうかといったところ。
店の車でアイドルの3人は送ることになってる。
オレは店のご好意で残りの6人と一緒に帰らせてもらえることになった。
(なおオレ以外は気づいてないけど、店長のSPが2人隠れて付いてくれてる)
「なんか私達だけ特別で申し訳ないです」
「仕方がありませんよ。今をときめくアイドルが夜に外を無防備に歩くなんて危ないなんてレベルではありませんから」
「こっちは北郷さんが送ってくれますし、心配いりませんよ」
「学生寮ですからね、入ってしまえば警備員さんいますし」
6人とも寮通いなんだそうで。
まあ、下手に下宿とかするくらいならその方が便利だしねえ。
その辺は私立の強みだよね。
「それじゃあ、また学校で」
「うん、またね~」
車から手を振る3姉妹を見送って、オレたちも帰路についた。
あとがき
どうも、作者です。
あけましておめでとうございます。
年内30話更新に間に合わず、待っていてくれた方々には長い間お待たせいたしました。
しかも、すんごい短いという体たらくでほんと申し訳ないですorz
もう一つの方もできるだけ早く投稿いたしますので、待っててくだされば幸いです。
さて、謝罪はこのあたりで近況をば。
年末はインフルでダウン、しかし意地で直して寝正月はぎりぎり回避しました。
最近は特に問題もなく日々を過ごしております。
作品の方はというと、英雄譚のキャラをどうしようかなと考えている次第です。
個人的に香風がドストライクすぎて出したいという欲求が凄いってだけなのですがw
おそらくどうにかして出すと思うので、まあ急に出てきてもそうなんだなーって感じで流してくれるとありがたいです。
もし本当に出したらキャラ設定の方もいずれ更新すると思うので、気長にお待ちください。
ということで、短いですがこのあたりで失礼いたします。
次も(気長に)待ってくれると嬉しいです。
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一刀と恋姫たちが現代の学校で繰り広げる物語。
笑いといちゃこらと(視聴者と私の)嫉妬からできています!