No.936638

こんとん物語 11

スクジョさん

殺人ミステリー

2018-01-08 09:58:53 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:318   閲覧ユーザー数:318

こんとんはゆったりと、情報屋アニスのソファーでくつろぐ。

となりには、クリスが寄り添い、短い栗毛の髪をクリスがゆっくりなでると、こんとんは笑みを浮かべて笑う。

逆に、こんとんがクリスの長い金色の髪をさわると、甘い(にお)いがたちこめて双方ともに妙な気分になる。

いい所だったのをジリーンという電子音が二人の間を裂く。

こんとんはクリスが電話に出掛けている間、すねて寝たふりをしていた。

クリスが戻って来た所を涙目になったこんとんが、クリスの目をジーっと見て、何かぼそぼそと言う。

だが、それきりにはならず、こんとんの面前にこっそり書き記した手帳を掲げて、見せる。

それを見てこんとんは機嫌を直した。

しかし、ソファーには戻らず、クリスを椅子(いす)に案内する。


 
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