こんとんは、メモ帳に調査の全容をまとめていた。
”
まず、調査は困難を極めている。
・コンスタンスが夫の失踪について調査を依頼してきた。
これが第一前提だ。
・その数日後にコンスタンスが失踪した。
これが第二前提となる。
・夫の名前はシリル。コンスタンスと夫婦の仲である。また、両名の姓はカーチスである。
これが第三前提。
・情報屋クリスに調査を依頼した。
・情報屋クリスに助手の役割をしてもらうことになった。
・クリス・ギャビーのつてで警察の情報提供をしてもらった。
推理すべき事をまとめると、
1.コンスタンスとシリルの失踪は、個々で関係があるか?
2.両名の娘カミラは、失踪事件との関与をしているか?
3.提供された情報の選別。
まずは、1からやっていきたいと思う。
コンスタンスとシリルの失踪は、個々で関係があるか?
あるとすれば、同一人物が関わっており、勘繰りが先決となる。
ないとすれば、同一人物が関わってないため、調査は困難となる。
自主的な失踪であるならば、論外、調査は不可能となる。
次は、2である。
両名の娘カミラは、失踪事件との関与をしているか?
あるとすれば、集中的な聞き込みが必要となる。
ないとすれば、お手上げの状態であり、調査は中止せざるを得ない。
最後に、3である。
希望的推測であるが、コンスタンス含むカーチス夫婦が見つかりやすい線で調べてみたいと思う。
なぜなら、その逆のコンスタンスとシリルの失踪が関係しないならば、おかしな点が出てくる。
交友関係の少なさからである。(失踪は不確かな交友関係から成るものであるから)
とすれば、数少ない交友関係のカミラから話を聞くしかない。
”
ここでこんとんは筆を置いた。
なぜなら、言葉に詰まったからである。
人間の失踪事件は元々、探偵どころか警察の手にも負えない。なぜなら、失踪はほとんどイコールで死亡だから。
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