廊下に出ると田尻が隣の教室に顔を突っ込む
田尻「くそっ、いねぇな～
さっきまでいたのに」

俺「俺はもう部室に行くぞ」

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階段のほうに向かうと、赤ぶち眼鏡の女性―
牧野先生だ

（挨拶しないと）

その時後ろから大声が飛んだ
田尻「先生、こいつ先生いい感じって言ってましたよ
良かったねぇ」

俺「お、おい」

慌てて止めようとすると、先生はにこっと笑った

牧野「良かったよ、さっきみんなの前で話していた時
窓の外見ていたから。印象悪かったのかなと気になってな」

俺「そ、そんなことないです」
もっと何か言ったほうが安心するだろうか
言葉を選んでいると、今度は先生の奥から声がした

深山「先生、部室急がないと」

牧野「そうだった！みんな待っているんだった
それじゃ、気をつけて帰れよ」

二人は階段を駆け上がっていく


今日は何かと運がいい一日だ

しかし、ラッキーはまだまだ続いていたのである

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危ないっ！投票が前の先生と僅差でした！
前の先生が勝ってしまったら今の先生のお話が
前の先生のお話になってしまうではないですかｗ