アライアンス所属 義勇軍強襲部隊報告書

ティアマト

　我々のハッカーによりヴァリアントフォース施設のデータから発見された実験機。

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　通常のボルトレックスと異なり頭部にプラズマキャノンが搭載されている。首にマガジンが接続され、両翼のプラズマキャノンより大型であり威力射程ともに上回っているようだ。性能は未知数。
　また、翼のように装備されたアンクルブレードの可動範囲は広く、格闘性能も向上している。しかし、可動範囲の関係により、後方がプラズマキャノンの死角となっている。
　内部構造もボルトレックスと異なるようだが、最大の特徴はガバナーを必要としない点である。データによれば人の人格を直接ダウンロードすることにより、命令無しに独自に思考し兵士のように作戦行動が行える……らしいが、戦闘にて目撃された例がなく、数十機製造された後に自律型試験機の製造プランは凍結されているようだ。
　ビークルモード時には前後が逆転し、プラズマキャノンは全て後方に向く。自律型という観点から進撃時は斥候、撤退時は殿での運用を想定しているようだ。
　ハッキングした施設に1機保管されているとあるが、製造方法が非人道的であるため施設襲撃と共に破壊する予定である。



報告書はここで終わっている。

アライアンス本隊所属　査察部隊による報告

　義勇軍は報告書作成後、全体員を動員してヴァリアントフォース施設強襲作戦を決行。該当施設の敵の全滅、施設の破壊、機能停止に成功した模様。
　部隊の生存者0。

　報告書のヘキサギアは確認できなかった。