No.927304

真†恋姫無双 呉√ #7

はづきさん

呉編7話目です

2017-10-24 08:24:24 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:2089   閲覧ユーザー数:1769

 

 

第7話「汜水関の戦い」

 

一華たち孫呉と桃香たち劉備軍が個別で軍議を行った次の日、孫呉からは一華、劉備軍からは愛紗が出て両軍汜水関と対峙した

一華「これが汜水関か・・・ 情報通り守将は華雄と張遼ですね」

愛紗「あぁ だが昨日話した通り北郷殿が華雄と張遼の相手をしている間に我らが汜水関を落とすという策 本当に大丈夫なのか?」

一華「大丈夫ですよ 僕こう見えても腕は経つ方なので 関羽さんが頃合いを見て攻めてもらえれば僕たちの負担も少しは減ると思いますので」

愛紗「分かった 我等も頃合いを見て攻めるとしよう では後でな」

愛紗はそのまま自分の隊のもとへ戻り、一華たちは関羽隊の一歩前に出て臨戦態勢に入った

一華「よし みんな 僕たちが最初に華雄を挑発しておびき出すからその後敵をおびき寄せてそのまま汜水関に戻さないようにするよ!」

兵士「はっ」

一華は前もって兵士たちに策のことを話していたので、兵士たちは自分たちが前に出るために準備を始め、瞬く間に迎撃の準備を完了させた・・・そして

一華「汜水関に籠るだけしか脳がない将、華雄!貴様はそんな高い壁の中に縮こまるだけの臆病者か!自分の武に自信があるなら俺と一騎打ちをしようではないか!それともそんな度胸もないか!負け犬華雄!」

と華雄に対して悪言罵声を浴びせた

 

一華が汜水関にいる華雄に対して挑発したころ汜水関では

華雄「ええい!離せ!張遼! あんなことを言われておいて黙って引きがるわけにはいかん! 今すぐあやつを討ち取り、敵を蹴散らしてくれん!」

霞「ええい! 落ち着き! 見るからに挑発やないか! うちらがここでやるべきことは時間稼ぎや! あんたも分かってるやろ!」

華雄「そんなもの私の武で敵軍を圧倒してやればいいではないか! ええい 離せ!」

華雄は張遼、霞の拘束を振り解かんともがいでいた

霞(まったくこないなやつを押し付けてくれたもんやで 詠 少し恨むでー)

霞は華雄の抑えとしてやられたことを内心悔やんでいた

 

一華「う~ん こんなものじゃ出てこないのかな・・・」

一華の罵声で汜水関から出てこない華雄だったので一華はどうするべきか考えていたら

雪蓮「一華 少し待ってなさい 私が釣り上げてあげるから」

一華「雪蓮!? どうしてここに」

雪蓮「どうせ華雄は張遼に抑えられているだけよ それにこんなことになると思ってたから私がダメ出しをしないといけないと思ってね」

一華「分かりました じゃ護衛させてもらいます」

雪蓮「頼むわね」

雪蓮と一華は汜水関前に立ち、

雪蓮「負け犬華雄よ!以前はわたしの母、孫堅に敗れてかなり落ちぶれたが、今では前以上に落ちぶれようだな!それもしょうがないか!我が母、孫堅の武とおまえの武では天と地の差があったからな!!」

ダメ出しといえるほどの罵声を汜水関に向かって言った

 

華雄「張遼 これ以上抑えるのであればお前を斬ってでも行く 早く離せ」

華雄は雪蓮の言葉に完全にぶち切れ、張遼に離すように脅しをかけた

張遼「・・・はぁ 分かったわ そんなに言うんだったらもう止めんわ うちは先に虎牢関まで退いとくわ 次会うときまで死ぬんやないで」

華雄「ふん 華雄隊出るぞ! 連合を蹴散らすぞ!」

華雄は自分の隊の者たちをまとめ、汜水関から出ていった

 

一華「どうやら釣れたみたいですね 雪蓮 ありがとうございます」

雪蓮「構わないわ それじゃ一華あとよろしくね」

一華「はい♪ 僕自身あの華雄って人と手合わせしてみたかったのでよかったです」

雪蓮「ふふっ じゃまた後でね」

そう言って雪蓮は下がっていき、一華は馬から降りて白夜と水月を手に取り、迎撃の構えを取った

 

 

華雄「孫策うううううう どこだあああああああああああ! この華雄と勝負しろ!」

汜水関から出てきた華雄は、鬼の形相をし雪蓮を探していたら、そんなところへ一華が現れた

一華「ひどいなぁ 華雄さん 最初に挑発したの僕なのに雪蓮様だけに執着するなんて」

華雄「貴様はさっきの・・・ ふん 私の前に出てきたってことは私に殺される準備は済んだみたいだな」

一華「殺される準備はしていませんが・・・物は試しです 華雄さん 僕と一騎打ちで勝負を」

華雄「ほう 中々に物腰が落ち着いているな さぁかかってこい!」

一華「孫策軍将軍 北郷一華 推して参る!」

華雄は自分の武器金剛爆斧を構え、一華に迎え撃った

 

ガキンガキンガキンガキン

華雄と一華の一騎打ちは最初の内はお互い互角の戦いだったが

一華「ほらほら 華雄さん 反応が鈍いですよ 最初の威勢はどこへいったんですか」

一華の速度と剣の重さに徐々に押され、苦戦を強いられるようになってきていた

華雄「く、くそっ はあああああああああああああ」

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオン

華雄は一華に翻弄されていたため、一華との間合いを一旦離すように地面に一撃を加え砂埃を発生させた

華雄(はぁはぁ・・・ まさかここまでの武人がこの世にいたとは)

華雄は一方的に一華にやられたために内心一華に尊敬の念を抱いていた

そんなことを考えていると砂ぼこりの中から一華が現れた

一華「あそこで地面を殴って砂ぼこりなんて中々に面白いですね」

華雄「貴様 この私をここまで苦戦させるとはな」

一華「・・・へぇ まだ力の差を理解できてないんですね じゃいいですよ 本気でお相手しましょうか」

そういうと一華は以前見せたあの赤い目になった

一華「一応制御できはしますが今まで以上に攻撃性はあるので簡単には死なないでくださいね?」

一華が一言いうと一瞬にして一華は華雄の懐に入って白夜を横にふるった

華雄「なっ!?」

ガキイイイイイイイイイイイン

華雄は一瞬の判断で懐に金剛爆斧を入れ、一華からの一撃を防いだのだった

華雄(な、何なんだ今のは 殺気を感じて咄嗟に入れなかったらやられていたぞ)

華雄はさっきまでとの一華との違いを感じていた

一華「へぇ さっきの一撃を防ぎますか・・・ でもその武器はもうだめみたいですね」

華雄「何だと?(バキン)なっ 私の金剛爆斧が」

さっきの一撃を防いだせいなのか華雄の持っていた金剛爆斧は取っ手の部分だけを残して完全に破壊されたのだった

一華「さてどうしますか? ここで退いても構いませんよ それとも無謀にも武器なしで僕に挑みますか?」

華雄「く、くそっ! 汜水関に撤退だ 急げ!」

華雄軍兵士「も、申し上げます! し、汜水関が落ちそうです!」

華雄「な、何だと!?」

華雄は兵士の報告を聞くと汜水関の方へと向くと、愛紗率いる劉備軍が汜水関を落とそうとしていた

華雄(このままでは・・・どうする この場は逃げおおせるか・・・それともここで果てるか・・・)

一華「・・・ふぅ ようやく冷静になったみたいですね どうしますか? ここで果てるのであれば手を貸しますが逃げるのであれば見逃しますが」

華雄「貴様ああああああ!(ガン)うっ き、貴様・・・」

兵士「お許しください 華雄将軍 ここであなたをみすみす見殺しにするわけにはいきません」

一華の言葉に激昂した華雄だったが兵士の一人が華雄の首に一撃を加え、気絶させた

一華「君大丈夫? 後でどうなっても知らないよ?」

兵士「構いません 私一つの命で将軍のお命を守れるのであれば」

一華「そっか・・・ それじゃここから南に向かって そこらへんは安全だから 後一つ 君の名前は?」

兵士「名乗るほどのものではございません ではこれにて」

兵士はそういうと華雄を馬に乗せ、軍勢を全員引き連れて一華に言われた南へと撤退していった

一華「はぁ 残念 あれほどの人材 ほしいなぁ・・・」

一華は白夜と水月を鞘にしまうと

一華「さてとそれじゃ僕らも攻城戦に参加しようか といっても入城するだけだと思うけどね」

兵士「はっ」

一華は馬にまたがり、汜水関へと進軍しき、劉備軍と合流した一華たちは一気呵成に汜水関を落としていったのだった

この戦いで汜水関に一番に入った劉備軍が一の軍功、次いで孫策軍が軍功を手にしたのだった

 

 

汜水関が落とされたころ、霞率いる隊は虎牢関へとついていた

詠「どうしたのよ 霞 汜水関で粘るって策だったはずだけど」

霞「詠 すまん 華雄が挑発に乗って出て行ってしまったんや 止めたんやけど止めれへんかった ほんまに堪忍や」

詠「あんの猪! あんだけ念押しに敵の挑発に乗るなって言っておいたのに!」

詠は小さな体を小刻みに震わせて、怒りをあらわにしていた

霞「ほんとにごめんな 詠」

詠「ええ いいわ 計画はくるってしまったけれど霞たちが無傷で生還してくれたのもよかったわ 後はこの虎牢関でどうやって時間を稼ぐかだけれど・・・」

詠は自分の頭の中をフル回転させて、次にこの虎牢関でどうやって時間を稼ぐかに知恵をふり絞っていた時

恋「・・・霞」

霞「恋やないか どないしたんや?」

恋「・・・華雄 まだ生きてる・・・ きっとどこかで会える」

霞「恋? いきなり何言ってるんや?」

恋「・・・それにむこう 温かい人いる」

霞は恋がいきなり訳の分からないことを言い出して困惑していた

恋「・・・・・・・・・」

そういう恋はただただ汜水関の方面の方を向いて黙っていた

 

霞が虎牢関へ着いたころ、連合軍本陣には孫策、劉備が汜水関を落としたとの報が流れていた

麗羽「むきー 今回私たちが攻めていれば汜水関を落とした軍功は私たちのものだったというのに!」

美羽「七乃 七乃! 孫策たちが妾より目立っているのだ! 許せないのだ!」

七乃「そうですね~ じゃ虎牢関は私たちが落としちゃいましょうか」

美羽「おお! そうじゃ! わはは! これで妾も目立つのじゃ!」

美羽と七乃が無謀にもほどがあることを口にしていると

麗羽「なああああああんですってええええええええ!? 美羽さんにいいところはあげませんわ! 猪々子さん斗詩さん! 明日は私たちが虎牢関を攻めますわよ!」

斗詩「ま、待ってください! 麗羽さま! 汜水関では華雄さんを討っただけであって、張遼を無傷で虎牢関に下がらせてしまったんです! それに虎牢関にはあの飛将軍呂布がいるんですよ!」

麗羽「そんなものこのわ・た・く・しの前では烏合の衆ですわ!」

斗詩「もー 文ちゃんも何か言ってよー」

猪々子「ん~ いいんじゃないか? うちもそろそろ暴れたいと思っていたころだし」

斗詩「もーどうしてこうなるのー」

 

 

次の日、連合軍本陣

麗羽「今日は私たちが出ますわ!」

麗羽のいきなりの宣言にその場は騒然となりだした

華琳「ちょっと待ちなさい!麗羽! 今あなたが出て万が一討ち取られたりしたらその時点で私たちの負けなのよ!?」

麗羽「大丈夫ですわ! あの汜水関を一日で落としたのですよ! このわ・た・く・しの華麗な軍にがあの田舎者の軍に負けるはずがありませんわ!」

美羽「七乃! 麗羽ねぇだけにいい顔はさせないのじゃ! 妾たちも出るのじゃ!」

七乃「あーん 死地に飛び込むのにその潔さ よっ 三国一のお調子者!」

美羽「うはは! もっと褒めるのじゃ」

華琳「はぁ・・・ 分かったわ もう好きにして頂戴 でも万が一討ち取られることになったら私たちの負けってことになるのだけは覚えておいてよ」

麗羽「分かりましたわ! おーほっほっほっほ」

それから数刻後袁紹、袁術軍両軍合わせて40万は虎牢関にいる董卓軍4万と対峙したのだった

 

 

はづきです

 

いやはや自分で書いていてなんですがやっぱし最強っていうのは気分がいいものですねw

圧倒的な戦力がつまらないという人もいるかとは思いますがw

 

さて今回で汜水関を終わらせたわけなのですが、

あ一応華雄はまた今度出てくるかもしれませんよ?

 

まぁ次は皆さんも分かる通り虎牢関となります

一華vs恋 この最強vs最強の話でお会いしましょう

 

ではではアデュー

 

 
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