「ある意味新型インフルエンザより怖い」
魏や呉とも同盟を結び、大陸に仮初の平和が訪れた そして、成都では三国の主要な将を招き宴会を行っていた
一刀「じゃあ・・・乾杯!」
全員「「「「乾杯!!!」」」」
今までの遺恨は置いておいてとにかく楽しもうとして催された宴会 しかし―――
華琳「あら?狂骨と刑天は?」
雪蓮「そういえば」
蜀の将「「「「しまった!」」」」
そう、蜀の将は重要な事を忘れていた 狂骨と刑天の二人が『工房にこもっている事を』
蓮華「ど、どうしたのだ?」
一刀たちの様子に少し不安になるその他の面子
一刀「確か・・・真桜だったっけ?魏の兵器開発しているのは?」
華琳「え、ええ・・・そうだけど・・・」
真桜「なんや~?」
真桜は自分が話題に上り近寄ってきた すると、突然一刀が真桜を抱き上げ部屋を連れ出そうとした
真桜「なー!?」
華琳「ちょっと!?」
魏の将が驚く中、一刀たちは必死に真桜を連れ出そうとしていた
愛紗「ご主人様!早く!」
蜀の将が一刀と真桜を連れ出そうとしているが―――
狂骨「イーヤッハァ!」
明らかにテンションがフォルテッシモな狂骨が扉を蹴破り入ってきた さらに―――
刑天「真桜つ~のは誰だぁ!?」
刑天も窓から入ってきた
魏・呉の将「「「「うわあ!?」」」」
全員仰天 しかし、蜀の将は真桜はいないと必死にごまかすが
狂骨「見つけたぁ!」
真桜「な、なんやあ!?」
刑天「よし、連れて行くぞ!」
隠していた真桜が見つかり二人に強制連行されていった
秋蘭「・・・今のは?」
あっけに取られている面子を代表して、秋蘭が一刀たちに問いかけた
一刀「しまった・・・はっちゃけ状態の二人が兵器を作っている真桜に食いつかないわけが無い」
Orz の体勢でそんな事を呟く一刀に魏と呉の皆さん理解不能
桃香「まだ、間に合いますよ!ご主人様、急ぎましょう!」
その言葉で、一気に駆け出す蜀の将
雪蓮「よく分からないけど・・・行きましょう!」
それを追いかけるほかの面子
そして、二人の工房に到着したが―――
狂骨「フハハハハハハハハ!」
刑天「クハハハハハハハハ!」
真桜「ナハハハハハハハハ!」
すでに、手遅れでした♪
沙和「真桜ちゃん・・・?」
凪「何が・・・」
魏の面々は真桜の変貌振りに戸惑い
雪蓮「あれが・・・刑天?」
蓮華「あの時と同一人物なのか?」
こちらも、刑天の変貌振りに戸惑う呉の皆さん
一刀「オワタ・・・もう、この国ダメポ・・・」
数分後、武将全員によるお仕置きで三人とも正気に戻りました
「二人の止め方」
最近、暴走がひどくなってきた狂骨と刑天をどうにかできないかと、蜀の将は頭を悩ませていた
桔梗「しかし、中途半端なとめ方では無理だ」
翠「でも、あいつらには適わないぜ?」
愛紗「確かに・・・」
有効な意見は出てこなかった しかし
一刀「他に誰か意見ある?」
鈴々「・・・嫌い~とか言ってみるのは駄目なの?」
全員「「「「・・・それだ!」」」」
そして、例の如く二人が暴走していると―――
狂骨「フハハハハハハハハ!」
刑天「クハハハハハハハハ!」
一刀「じゃあ・・・頼む」
そういって、二人のハーレム要員に合図を促す一刀
雛里たち「「「ご主人様/狂骨(さま)なんて大嫌い!」」」
聖たち「「「旦那様/兄さん/刑天(さん)なんて大嫌い!」」」
二人「「グハァッ!!」」
二人の心にクリティカルヒット!
一刀「・・・なんか、これ・・・効率いいな~」
朱里「ですけど・・・」
そういって、朱里が指すのは、本気で落ち込んで泣いている二人 そして、それを慰めている乙女たち
愛紗「さすがに、可哀想ですよ・・・」
紫苑「これは、最終手段ね」
桃香「です」
こうして、あまりに暴走がひどいとこの言葉を浴びせるといわれ、首が取れそうな勢いで頷く二人であった
「一刀君、就職先内定?」
一刀は、自室でお茶を飲みながら人心地ついていた
一刀「しかし・・・昼間はひどかったな~」
昼間に、狂骨と刑天の暴走を止めるためにあの策を実行した 成果は確かにあったが、なにか見てはいけないものを見てしまった気がしている
一刀「あれは、あまり使わないほうがいいな・・・主に二人のために」
そして、一通り政務を終わらせて思うのは自分のこと
一刀「・・・俺にできる事か・・・まだ、よく見えないな」
政務も以前よりできるようになっている 二人に鍛えてもらい以前より武に磨きがかかっているのが分かる しかし、『自分にできる事』をまだよく見えていない一刀
一刀「俺は・・・「悩んだ数だけ人って成長するよね~」ん?」
いつの間にか、部屋に入り込んでお茶を飲んでいる太公望 そして
狂骨「よ~すw」
刑天「邪魔するぞ~」
酒とか、つまみを持って部屋に入ってきた二人
一刀「な、なんだ!?」
狂骨「な~んか、悩んでいたようなんで愚痴でも聞いてやろうかと」
刑天「右に同じ」
太公望「右に同じ」
そういう三人に、あきれながらも嬉しさを感じる一刀
太公望「あ、悪いんだけど北郷君・・・この外史で死んだら、記憶だけ別の外史の君に植え付けるから」
一刀「どういう意味?」
太公望「いや~・・・実は、次君に言ってもらう外史は・・・ちょっと、訳有りで」
苦笑しながらそうもらす太公望
狂骨「訳有り?」
刑天「よほど弱い勢力にでも行くのか?」
太公望「まあ・・・そんなところかな?そういう訳で、次の外史のみ記憶が受け継がれるから・・・そして、狂骨と刑天にも、次の外史では北郷君のサポートをしてもらいたいの」
狂骨「別に構わんが」
刑天「まあな・・・」
太公望の提案に頷く三人
太公望「狂骨と刑天には、その外史の前に別の外史で仕事をしてもらうよ? そして、北郷君は・・・もしかしたら、管理者になってもらうかも」
一刀「は?」
太公望の言葉を理解できない一刀
太公望「いや・・・実は、真に勝手なんだけど俺たちに敵対する神仙連中を抑えきれなくなってきたから少しでも、戦力が欲しいんだよ だから、君を管理者にしてこちら側の戦力増強につなげたいんだ もちろん、狂骨たちと同じように恋人を崑崙山に連れてきてもいいから」
太公望の説明が良く分からなかったが、自分も狂骨たちと同じような存在になる事だけは理解した一刀
一刀「まあ・・・いいよ 俺にできる事ならやってやる」
狂骨「心配するな・・・俺たちだっているんだ」
刑天「ここまで来たんだ・・・最後まで付き合ってやるよ」
一刀「ああ」
こうして、一刀の管理者への就職(?)が決まった
さて、前回の投稿から日を跨がず・・・眠りもせずに書いた閑話でございます
さて、今回一刀君の就職先?が決まりましたwもともと、書き始めた当初からこの三人で行動させ
てみたいと思っていたのでこのような形になりました・・・いかがでしょう?
「一刀にチート能力を」と言われましたが・・・多分、次に三人が合流するときについていると
思われます ちなみに、次作には一刀は出てきませんw狂骨と刑天が魏と呉にそれぞれ所属して話
が進みます もしかしたら、別の一刀が出てくるかもしれませんが・・・
とにかく、後1,2話くらいでこの外史も終わります とにかく、頑張って書きます!
では、又お会いしましょう!
PS.閑話とかで書いて欲しい話等ございましたら、閑話に入るときに仰ってくださればいくつか
書きたいと思います 例:「肝試しの話を書いて~」
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閑話11です
そして、今回何かが起こる・・・?