妄想機兵さん主催のコラボレーション【フレームアームズコンペ【フォーミュラフレームアームズ(F.F.A)】のエキスパートコース参加作品となります。

FAを用いたレースということで、個人的に以下をコンセプトに作成しています。

1:タイヤを用いない

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→未来のレースなので未来っぽくしたいし、タイヤで走るならFAじゃない方が速そうな気がする…

2:腕をちゃんと使う
→腕が付いている意味を大事にしたい…ので腕で姿勢制御させます！

3:レーシング的要素はベタに盛り込んでいく
→レーシングカーではないけれどもその延長線上がイメージできる要素はどんどん突っ込むぞ！


本人がモータースポーツを実際にやっている関係で普段よりも気合いが入りましたが、
諸々苦労はしても楽しくも作れ、メカのツヤあり塗装や面出しなど、勉強になることも多かったです。



機体解説：【Ex-Stella SS-017】
　SOLARIZE Institute社(以下、S.i社)がSRS(STELLA Racing Service)とジョイントし、FFAへの新規参戦のために作成したフォーミュラFA。

　本機はROD「(Replusion-Field Oscillate Drive)」を両脛部に1基ずつ装備し、チューブ内の”足元”に対して斥力を発生させてチューブ内をごく低空で滑空するホバータイプの機体である。

　同時に、両肩、両膝に装備している「Ex-Wing」と呼ばれる補機によって微弱なTCSを形成して気流のコントロールをアクティブに行う、エアロ重視の機体となっている。

　ジョイントに際してベース機とされた「STELLA GT-0」はSRSのフォーミュラFAに対する習作という意図もあり、レーシングマシンとしては比較的コンサバな機体構成となっているが、
外見上の特徴となっているのが、全身にくまなく配された「TCC(T-Crystal Ctalyzer)」と、両肩に装備された1対の「プレートスタビライザー」である。

　TCCはT結晶を活性化させ、より多くのエネルギーを取り出すことが出来る触媒を織り込んだもの特殊なT結晶で、
エネルギー消費が大きいRODをフォローする目的で装備されており、RODとTCCという組み合わせは本機に欠かせないものである、とチーム関係者は口を揃えている。

　また、プレートスタビライザーはあくまで姿勢制御を目的としているため大きな推力を持たないものの、肩部レールに沿って移動し、偏向させることが可能であるとともに、
レールより取り外して手持ちをさせることも可能で、いわばスキーのストックの様にして腕を利用した機体の姿勢コントロールを補う役割も持つ。

　本機はホバータイプという性質上、その「地に足がついていない」操縦性は非常に癖が強いという評価であるが、
このプレートスタビライザーの恩恵である程度(無理矢理)フォローをさせている格好になっている。


チーム名：【S.i.STELLA Racing】

　正式名称は「SOLARIZE Institutite with STELLA Racing Service」
慣例上、レーシングチームとしての母体である「STELLA」と呼称されることが多い。

　SRS(STELLA Racing Service)はフォーミュラFA以前からの長い歴史を持つレーシングチームであり、
いわゆるプライベーターのレーシングチームとして、多くのスポンサードを基に活躍を続けてきたチームである。

　SRSではフォーミュラFAの参戦にあたって、当初は自力で開発を進めてきた「STELLA GT-0」にて独自に参戦を目指していた。
しかし、主機関であるRODは当初よりエネルギー消費が激しいという問題を抱え、開発は難航した。


　これを補ったのがS.i社が開発したTCC(T-Crystal Ctalyzer)であった。TCCに織り込まれた特殊な触媒は光触媒作用を利用してT結晶を活性化させ、より多くのエネルギーを取り出すことが可能になることから、
T結晶及びUEを利用するあらゆるシーンで恩恵を与えるものとして、S.i社がその全力を以て開発を進めているものである。

　S.I社のFFA参入はこのTCCのアピールを目的としたものであったから、TCCによりエネルギー消費大というデメリットを抱えるROD搭載機を開発していたSRSとのジョイントは、まさにお互いにとって渡りに船だったということである。


ドライバー：【ミッコ・サヴォライネン】

フィンランド人のラリークロス出身ドライバー。32歳。

「地に足がついてなくて平気そうな奴」という総監督のオーダーで発掘されたフライング・フィンの一人。
ラリーやラリークロスで類い稀な実績を収めてきているが、「頭のネジが足りない」「恐怖感というものが存在しないのでは」と言わしめるほどの”飛ばし屋”である。
どういうわけかロシアが嫌いで、口癖は「すまねぇ、ロシア語はさっぱりなんだ。」

[2017/08/30完成]