閑話
「宴会その2」
蜀の城の少し広い部屋で狂骨の一声により始まった宴会が行われていた そして―――
一刀「それじゃあ・・・これから一緒にがんばっていこう、乾杯!」
全員「「「乾杯!」」」
こんな感じで始まったこの宴会・・・何やら波乱の予感
―――Side 一刀―――
皆楽しそうだなぁ・・・でも、さっきは一触即発まで行きそうだったな この宴会で愛紗と刑天の溝が埋まればいいけどな・・・よし!
一刀「誰か一発芸をしてくれ!」
宴会が盛り上がれば自然に溝も埋まるだろう!
刑天「では、俺から行こう・・・」
意外だなぁ・・・なんかこういうことしなさそうなのに
翠「何するんだ?」
刑天「水芸だ」
そういって扇子から水を出していた・・・懐かしいな~
狂骨「では、二番手は俺だ」
虹を出したりしていた刑天の水芸が終わると、狂骨が名乗り出た・・・こいつも、そういうのしなさそうだけど・・・
狂骨「まず、酒を口に含む・・・グビ」
星「それで?」
酒を口に入れてそれを思いっきり噴出したと思ったら・・・火!?
鈴々・ねね・涼・恋・蒲公英「「「おお~!」」」
サーカスの火吹き芸って奴か!?
刑天「次は、北郷だろう?」
・・・へ?俺ですか!?
狂骨「俺たちがしたんだ・・・お前もするだろう?」
で、でも俺そんな芸とかできないし・・・どうすれば!?
華雄「じゃあ、誰かと一緒にしたらどうだ?」
一緒にって・・・何を!?
太公望「誰かに愛の囁きでもすればいいと思うよ♪」
一刀「へ?・・うわ!」
い、いつの間に!?
太公望「神出鬼没が俺の売りな「「ほう?」」・・・へ?」
全員「「「!?」」」
何だ!?一気に部屋の気温が低くなった!?何・・で・・・
狂骨・刑天「「さて、覚悟はいいか?」」
太公望「あ、あれ?な~んか怖いよ?ねえ・・・何で、目が笑っていないの?」
全員「「「「ガクガクブルブル」」」」
・・・何で怒ってんの?この二人!?
狂骨・刑天「「少し、こっちで話をしようか?」」
太公望「ちょっ!え~っと・・・『フラグをバッキバキにしてしてやんよ~♪』ってイベントは?」
狂骨「そんなものはない・・・」
刑天「安心しろ・・・お前の骨をバッキバキにしてやるよ・・・」
そういって、二人は太公望を隣の部屋に連れて行った・・・
雛里「な、なんだったんでしょう・・・」
桃香「ずいぶん怒っていたような・・・」
翠「誰も動けなかったぞ・・・」
本当に何だったんd「ギャアーーー!」なんだ!?
桔梗「隣の部屋からだ!」
太公望『いや、狂骨さん!何で、剣を振り上げているの!?』
狂骨『安心しろ・・・峰うちするから・・・』
太公望『それ、峰ないよ!そして、刑天さん!?その液体は!?』
刑天『ん、ああ・・・これか?・・・お茶だ』
太公望『いやいや!そんな毒々しい色をしたお茶はないよ!?ていうか、動いてる!?』
狂骨・刑天『『御託はいい・・・死ねやぁ!』』
太公望『らめーーーー(ドシュザシュドゴッメキバキメシャグチャ・・・』
・・・何も聞こえなくなった・・・
桔梗「・・・誰か、見に行かないのか?」
紫苑「え!?あ~・・・」
聖「アハハ・・・」
涼「や、です」
恋「行く?」
ねね「・・・恋殿、見にいったらきっと心の傷になりますぞ?」
詠「『きっと』じゃなく『間違いなく』なるわね」
月・雛里・朱里「「「コクコク」」」
白連「え~と・・・じゃあ、何も聞かなかったってことで」
全員「「「「賛成!」」」」
その後、二人が戻ってきた・・・なんか袖とかに血が付いていたけど・・・気にしたら負けだよね?そして、数時間もたてば皆大体できあがってきた・・・んだけど・・・
一刀「・・・」
桃香・朱里「えへへ~」
愛紗「ご主人さま・・・」
鈴々「にゃ~」
紫苑「うふふ・・・」
焔耶「桃香様~」
恋「・・・ギュ」
・・・なにこのカオス?
狂骨「ふむ・・・さすがだな」
刑天「なるほど・・・これが天の御使いの力か?凄いなw」
何が!?てか、あんたら二人には言われたくはない!そっちだって雛里たちや、聖たちをはべらせているだろう!
狂骨「まあ・・・恋人だし?」
狂骨、膝に雛里とねねを乗せて頭なでるな・・・てか、いつの間にねねを手なずけた?
刑天「自分に好意を持つ女を満足させるのも男の甲斐性だぞ?」
そ~ですか・・・俺には、できませんよ~
刑天「お前はお前にしかなれない だから、俺たちのようにできないのは当たり前だ」
狂骨「お前のやり方で、お前にできる精一杯の力で恋人たちを守っていけばいいんだよ」
そういうものなのかな?というか、月と詠と翠が刑天に懐いているのに驚いているんですが
刑天「それは、俺も不思議に思っているんだが・・・」
月と詠は、寝ているのでわけを聞くことはできないし、翠は言わなそうだな けど・・・なんで?
狂骨「というか・・・一刀よ 後ろ後ろ~」
へ?
桃香たち「「「ジー」」」
・・・なんか、目が怖い・・・まるで、獲物を狙う狩人のようだ・・・
狂骨「ふむ・・・8時ちょうどのアレで旅立つのか?」
刑天「ハハハ!うまい・・・座布団1枚だ!」
一刀「うまくないよ!?・・・というか、お前らも後ろ・・・」
狂骨・刑天「「ん?」」
こっちの狩人たち「「「「うふふふ・・・・」」」」
狂骨・刑天「「な!?」」
一瞬だった・・・一瞬であの二人が組み伏せられて、簀巻きにされて・・・
狂骨「な!?お前らどうした!?」
刑天「狂骨!あれを!」
そういって、刑天が示した方向には―――
太公望「ふはははは!悪いが、彼女たちの器には媚薬を盛らせてもらったぁ!さっきの仕返しじゃあ!ボケェ!」
狂骨・刑天「「何だと貴様ぁー!」」
・・・え?なにこの展開?二人は、叫んでいたけど程なく連行されていった・・・何されるんだろう?
太公望「ふふふ・・・本当は、劉備ちゃんたちにも盛りたかったんだけど・・・あの二人に仕返しするのが先決だからね!」
・・・これが、あの太公望?なんかイメージが・・・
太公望「くっくっくw明日が楽しみだなぁ!」
一刀「そうなると、次あったときに今日以上の報復をされるんじゃ?」
太公望「・・・あ」
・・・え?考えてなかったの!?
太公望「いやいや!しっかり考えてましたって!」
・・・二人とも大丈夫かなぁ?
太公望「ちょっと、聞いてる!?考えていたんだよ?」
―――翌日―――
狂骨・刑天「「orz」」
・・・重い・・・二人が纏っている空気が重過ぎる! 昨日消えていった面子は満足顔だったり、顔赤かったりだけど・・・
狂骨「あの野郎・・・情けをかけたのが間違いだったか・・・」
刑天「次は・・・確実に殺る・・・」
・・・なんか、于吉たちの事以上に心労が・・・
「二人の危険人物」
―――Side 一刀―――
今俺たちは、様々な報告をするため玉座に集まっていたんだけど・・・
愛紗「ん?狂骨と刑天はどうしたのだ?」
雛里「そういえば・・・」
狂骨と刑天が欠席していた
聖「旦那様たちでしたら、工房に居られたかと・・・」
一刀「そっか・・・報告もひと段落着いているし皆で行ってみよう」
そして、工房にきたはいいんだけど・・・
狂骨「ウフフフフフフフ」
刑天「アハハハハハハハ」
笑いながら何かを作っている二人がいました
全員「「「「・・・(怖い)」」」」
何してんのこの二人・・・?
蒲公英「・・・ふ、二人とも何しているんですか~?(^^;)」
怖い二人「「ん?新兵器の開発♪」」
新兵器?
狂骨「ああ いろんな兵器を試しに作ってみた」
桃香「へえ~見せてもらってもいいですか?」
そして、新兵器のお披露目となったんだけど―――
狂骨「まず、試作1号『爆酸』」
一刀「弾じゃなくて酸?」
皆に、爆弾や酸の説明をして狂骨の試作1号の説明に入ったんだけど
狂骨「まず、この中には俺が作った火薬と刑天が調合した硫酸が入っている!それが、爆発して四方に硫酸を撒き散らすものだ!」
白連「あぶな!」
刑天「ククッ 安心しろ、俺の特別製だ・・・鉄をも溶かすぞ?」
桔梗「余計に安心できんわ!」
狂骨「次に試作2号『黄燐弾』!」
次は何ですか・・・
刑天「これは、俺が作成した『液化黄燐』を辺りに撒き散らすもの・・・」
ま~た、危険そうな香りが・・・
狂骨「その液化黄燐を浴びると燃える 元々黄燐は空気中で発火するもの・・・それを液体化することにより、皮膚に黄燐が染み込み文字通り火達磨になる!燃え尽きるまで消える事はない!死ぬまで苦しみ続ける!」
全員「「「「・・・(こいつら、危ない)」」」」
もしかして、全部こんな感じ?
焔耶「で、でも、そんな危険な液体をどうやって作ったのですか?」
その質問はもっともだ・・・いくら刑天が仙人でも
刑天「俺は、液体を自由に操る事ができる・・・そこら辺の水を酒に変えることも可能だ だから、水を硫酸や別の液体に変化させる事も可能・・・すごいだろう」
・・・凄いけど
狂骨「そして、俺は様々な火薬を無限に作り出せ、さらに火も操る事ができる・・・爆発物なら任せろ」
・・・任せたらやばい気がする こんな調子で、試作10号まで行ったんだけど・・・全部危険なものじゃん!今の時代にクラスター爆弾(狂骨の自信作)や、ニトログリセリン(刑天の自信作)あったら、楽に敵を殲滅できるわ!
狂骨「さて、この調子でもっと作るか?」
刑天「ああ・・・もっと、いい物を作ろう」
二人「「クク・・・クハハハハハ・・・フハハハハハハハハ!!!!」」
全員「「「「(ダメだこいつら・・・早く何とかしないと)」」」」
「はっちゃけバカが二人~そして、フラグが立った女~」
―――深夜―――
??「どうだ?そちらのほうは?」
??「問題ない・・・」
??・??「「始めるか・・・」」
―――Side 一刀―――
蜀の街の警備も俺たちの重要な仕事だ 今日は、皆で街の様子を見にいこうという事になった こういうことも必要らしい・・・でも、狂骨と刑天が参加しなかったんだけど・・・どうしたんだろう?―――そして、全員で街に着いたんだけど
民「あっちで、暴れている奴らがいるぞ!」
愛紗「何!?行くぞ皆!」
そして、皆でその現場に行くと10人ほどの男たちが暴れていた・・・たぶん流れてきたチンピラだろう そして、愛紗たちが取り押さえようとしたら―――
??「待てい!」
屋根の上から、男の声が・・・って!
狂骨「龍王仮面!・・・俺、参上!」
刑天「虎王仮面!お前らに最初に言っておく・・・俺は、か~な~り強い!」
狂骨と刑天!?仮○ライダー1号、2号のコスプレして何しているの!?後ろで、二色の爆薬(狂骨作成)使ってかっこよく名乗りあげているけど・・・パクリじゃん!
1号な狂骨「俺たちがいる限り!」
2号な刑天「貴様ら悪党の好きなようにはさせん!」
俺たちの反応は―――
桃香・鈴々・恋・ねね・涼・蒲公英・璃々「「「「「かっこいい・・・」」」」」
このように、かっこいいと思うやつと
愛紗・焔耶・翠「「「何者だあいつは!?」」」
正体に気づかないやつ
その他「「「・・・何しているの?」」」
そして、正体が分かって二人の行動に理解ができないやつに分かれた・・・
1号な狂骨「行くぜ、必殺!俺の必殺技・・・火柱キック!」
それは、3人目の技だし、台詞はモモ!いくら火を操れるからって・・・なら、最初から3人目のコスプレしろよ!
2号な刑天「俺に釣られてみるか?真空地獄車!」
それ、五人目の技!台詞はウラだし・・・確かに、水中戦得意とか武器が棒とか共通点あるけれど!
暴れていた男たち「「「ギャアーーーー」」」
・・・終わっちゃった・・・あっけなく いいのこれで?
街の人たち「「「ありがとー!」」」
・・・いや、確かにありがとうなんだけど・・・
1号な狂骨「悪あるところに俺らあり!」
2号な刑天「君たちではどうしようもなくなった時、俺たちを呼べ!すぐに駆けつけ助けよう!」
街の子供たち(+鈴々たち)「「「龍王仮面、虎王仮面―――!」」」
一刀「帰ろう・・・頭痛い」
紫苑「そうですね・・・」
華雄「・・・だな」
雛里・朱里「「です・・・」」
桔梗「本当になにがしたいのか・・・」
白連「分からないから不安だ・・・」
月「最近、新兵器とかの開発で疲れていたんじゃ・・・」
・・・休暇取らせたほうがいいかな・・・
詠「そのほうがいいかもしれないわね・・・」
聖「あぁ・・・旦那様が子供のようにはしゃいでいるなんて・・・そこがまた、す・て・き」
聖サン!?
―――城―――
狂骨「ん?お帰り」
刑天「街はどうだった?」
鈴々たち「「「「龍王仮面と虎王仮面がいた!」」」」
愛紗たち「「「あれは、不審人物だ!」」」
その他「「「「・・・」」」」
言わないほうがいいのかな・・・言ったら負けな気がするし
そして、数日後街では―――
男の子「おれのつよさにおまえがないた!」
女の子「さいしょにいっておく・・・あたしは、か~な~りつよい!」
城でも――
ねね「とお!りゅーおーきっく!」
鈴々「必殺!鈴々の必殺技・・・てりゃあー!」
涼「ボクに釣られてみる?」
蒲公英「おばあちゃんが言っていた―――」
璃々「りり、さんじょー!」
恋「・・・今、誰か・・・恋を笑った?」
こんな感じで・・・流行りました というか、恋その台詞はやめて・・・もういや
―――Side 星―――
なるほど・・・ああすることによって身近な英雄を作り出して人心を安定させる・・・さすが、狂骨殿と刑天殿・・・あなどれませんな
星「負けてはいられんな・・・」
月「あれ?星さんなにしているんですか?」
星「・・・いや、なんでもない・・・フフッ」
一刀「ああ・・・また、ツッコミを入れなければならない事態に陥りそう・・・俺ってこんな役目?」
さて、閑話です
何かいているでしょう^^; まあ、しばらくは閑話でお茶を濁そうかと思っています
そして、最近「なんか、話が変わってない?」と友人にも言われました 自分ではそう思っていな
いんですが、他の人から見たらそう見えるんでしょうか・・・精進したいと思います
ちなみに、次回は刑天が主役の話 その後は、一刀が主役の話ですw
とりあえず、今回はこの辺でw
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キャラ崩壊とかあるのでご注意を