No.912514

異能あふれるこの世界で 没話

shuyaさん

なんとなく書いてはみたものの、どう考えても浮くので没にしました。
たまに筆が暴走するのは駄文書きのあるあるだと思います。

十三話の終盤あたりに書かれいてたこともある文章です。

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2017-07-02 19:52:00 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:378   閲覧ユーザー数:378

 

恭子「しかし、さん付けて呼び合うのはなんか締まらんな。終わったら名前で呼んでええか?」

 

やえ「おい、それはなんたらフラグってやつじゃないのか?」

 

恭子「そんなん好き合うとるもんだけでやったらええねん。私らそんな暇ないしな」

 

やえ「まあな。麻雀が恋人の青春を選んだのだから、恋愛にかまけている暇はない」

 

恭子「そういや、赤土さんも戒能プロも、見た目めっちゃええのに話聞かんな」

 

やえ「うむ。見た目で言えば、姫松の監督も美人だったはずだが」

 

恭子「どっちのことか知らんけど、どっちも独身で噂すらないで」

 

やえ「また知らない方がいい情報を知ってしまった……」

 

恭子「これ対局前にする話ちゃうかったな」

 

やえ「でも緊張が少しほぐれた気がするぞ」

 

恭子「言われてみれば、変な力入ってたんがちょい抜けたかもしれん」

 

やえ「何が幸いするかわからんもんだな」

 

恭子「案外、こういうんが勝負を左右したりするんかもな」

 

やえ「かもな。ところで、だ」

 

恭子「なんや?」

 

やえ「卓で待っているお二方の顔が、やけに怖く見えるんだが」

 

恭子「あー、集中してたっぽいからなあ。耳もよう聴こえとったんかもしれん」

 

やえ「それはもしかして、さっきの話が聴こえていた可能性があるということか?」

 

恭子「もう諦めえ。どう考えても聴かれとるわ」

 

やえ「いやだ。あんな笑い方をする実力者を相手に打ちたくはない」

 

恭子「さっきまでの威勢はどこ行ったんや」

 

やえ「誰だって蓋の開いた地獄の釜に飛び込みたくはないだろう」

 

恭子「作ったのは私らで、完全に自業自得や」

 

 

 


 
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