No.91027

天の御使いと守護者~11話~

鴉丸さん

調子に乗って更新ですw


いよいよ、大陸に乱世の風が吹き荒れますw

2009-08-22 16:59:49 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:3106   閲覧ユーザー数:2639

 

 

大陸動乱編「VS袁紹軍」

 

 

―――Side 太公望―――

 

 

ふ~う・・・とりあえず、これで仙石君は大丈夫だろう いくら取り繕おうとも彼を駒として使うことに変わりはないからせめて、ね さて、彼のハーレム候補としては今のところ・・・鳳統ちゃん、公孫賛ちゃん、華雄ちゃん、か・・・後三人誰を選ぶかな~?

 

 

太上老君「これ、太公望よ・・・いい加減、仕事せんか!」

 

 

太公望「やべ!じいさん!?」

 

 

太上老君「あまり、サボると・・・貂蝉に差し出すぞ?」

 

 

貂蝉「いただくわよ?」

 

 

太公望「仕事をやらせていただきます!」

 

 

だって・・・ねぇ?俺、悪くないよね?

 

 

―――Side 刑天―――

 

 

袁紹「それでは、これより公孫讃軍に攻撃を仕掛けますわよ!」

 

 

文醜・顔良「「了解!」」

 

 

俺は今、于吉の命令で袁紹の客将として公孫賛の領地に侵攻している・・・が、こいつらは何も考えていない(顔良は違うようだが)それで、戦争をするだと? 

 

 

袁紹「刑天さん、客将とはいえしっかりと袁家の将であるという自覚を持って戦いなさい」

 

 

刑天「・・・御意」

 

 

反吐が出るな 早く、仙石と戦いたいものだ・・・だが、相変わらずあの記憶が頭に残る

しかも、何故あの女と孫策と孫権が重なる?それだけではない・・・仙石も重なる・・・何なんだ!?

 

 

文醜「姫!公孫賛の軍が見えたよ!」

 

 

袁紹「よろしい!では、全軍袁家の兵らしく雄雄しく、そして優雅に突撃ですわ」

 

 

―――Side 白連―――

 

 

突然だった 袁紹の侵攻に気づいたときはもう懐まで入り込まれていた 自慢の白馬隊も敵側にいた刑天によって潰された・・・このままじゃ―――

 

 

兵「殿!お逃げくだされ!殿が生き延びれば何とかなるはずです!」

 

 

白連「だが!「劉備殿のところへ助けを求めなされ!」」

 

 

桃香のところに!?でも・・・

 

 

兵「我らが時間を稼ぎます!そのうちに速く!」

 

 

くそっ!何で、私はこんなに無力なんだよ!

 

 

文醜「お!み~つけた!」

 

 

白連「な!?」

 

 

しまった!いつの間に!?

 

 

兵「くそっ!させん!「・・・邪魔だ」」

 

 

・・・文醜に顔良、そして刑天・・・ ここまでなのか?

 

 

顔良「あなたに恨みはないけど、姫の命令で・・・その首もらいます」

 

 

刑天「・・・ふむ、公孫賛」

 

 

白連「何だよ・・・」

 

 

何だこいつ 最後に遺言でも聞こうってか?

 

 

刑天「・・・伝令を出して仙石雅樹に伝えろ 「公孫賛を助けたければ全軍を率いて官渡まで来い」と」

 

 

白連「な!?」

 

 

文醜「ちょっと!?何勝手なこといっているのさ!?」

 

 

顔良「命令に逆らうのですか?」

 

 

本当に何だこいつ?私を生かして何か得があるのか?

 

 

 

 

―――Side 刑天―――

 

 

于吉からは殺せと言われていたが、気が変わった・・・何故かは分からない おそらく、あの記憶をずっと見せられたからか?仙石、お前も記憶の中の女も・・・孫策も言っていた『大切なもの』を守る・・・それが、お前らの強さなのか?その理由だったから俺を圧倒できたのか?・・・確かめるか?

 

 

刑天「・・・ふむ、公孫賛よ―――」

 

 

本当に俺はどうしたんだ?

 

 

袁紹「つまり、珀珪さんを人質にする・・・ということですの?」

 

 

刑天「そうだ・・・あいつらは、甘い人間の集まりだからな 効果的だろう」

 

 

袁紹「まあ、いいですわ」

 

 

そして、公孫賛を天幕まで連れてきたわけだが・・・

 

 

白連「どういうつもりだ?」

 

 

刑天「奴は、「大切なもの」のために戦っていると言っていた・・・なら、お前を生かしておけば必ずここに来るはずだ 俺は、確かめてみたくなった・・・なぜ、奴の戦う理由が俺を圧倒したのかを そして、俺が何故こんな事を考えるのかを・・・」

 

 

さあ、仙石雅樹・・・見せてみろ

 

 

―――Side 北郷軍―――

 

 

雅樹が各地に放っていた密偵により袁紹が白連の領地に侵攻したという情報がもたらされた そして―――

 

 

雅樹「聞いたか、一刀?」

 

 

一刀「ああ・・・まさか、袁紹が白連に攻撃を仕掛けるなんて・・・朱里、白連は?」

 

 

朱里「それが、情報が錯綜していて・・・ただ、戦死したという報告はないので「失礼します!」」

 

 

愛紗「なんだ!?今は、軍議中だぞ!」

 

 

兵「申し訳ありません!しかし、公孫賛殿のところから伝令が!」

 

 

一刀「なんだって!?すぐに、ここに連れてきてくれ!」

 

 

そして、敗北したはずの公孫賛の伝令がやってきたという

 

 

雅樹「雛里」

 

 

雛里「はい 本拠地が落ちる前に出たのか・・・それとも」

 

 

そして、伝令兵からもたらされたのは全員に衝撃を与える内容だった―――

 

 

雅樹「「公孫賛を助けたければ官渡まで来い」か 刑天・・・どういうつもりだ?」

 

 

愛紗「罠でしょうか・・・」

 

 

鈴々「でも、行かないと白連が殺されちゃうのだ」

 

 

一刀「罠にしろ何にしろ、白連を助けられるなら行くしかない!愛紗、鈴々、雅樹は部隊の編成を!」

 

 

全員「「「「御意!」」」」

 

 

そして数日後、両軍は官渡にて対峙した―――

 

 

―――Side 雅樹―――

 

 

彼我の差は2万程度か?まあ、俺が刑天を押さえれば愛紗たちや雛里たちの働きで何とかなるだろう・・・袁紹は馬鹿だし・・・

 

 

一刀「よし!全軍、突撃!」

 

 

愛紗「関羽隊!文醜隊を抑えるぞ!」

 

 

鈴々「張飛隊!突撃なのだ~!」

 

 

雅樹「仙石隊!鳳統と華雄の指揮に従え!雛里、華雄後は頼んだぞ!」

 

 

雛里・華雄「「御意!」」

 

 

ちなみに、華雄を俺の部隊に所属させ、恋を一刀の親衛隊に配属させておいた 理由としては俺の部隊は、俺がスタンドプレイをするため現場の指揮をできる奴が欲しかったからで、恋のほうは恋が強すぎるため部隊のバランスがおかしくなる可能性があったからそれなら、親衛隊に配属しておいたほうがいいだろうって感じ さて・・・どこにいる刑天「雅樹――!」!

 

 

白連「雅樹!」

 

 

戦場の隅のほうの崖の近くに白連を拘束している刑天を見つけた・・・

 

 

刑天「・・・来たか」

 

 

白連「うわっ!」

 

 

突然、刑天が白連の拘束を解いてこっちに押し出した・・・どういうつもりだ?

 

 

刑天「公孫賛が気になって戦えないと言い訳されるのは望むところではないからな」

 

 

こいつ・・・

 

 

雅樹「そうかい・・・白連、俺の部隊が近くで戦闘しているはずだ 雛里か華雄に保護してもらえ・・・巻き込まない自信がない」

 

 

白連「分かった・・・無事に戻ってこいよ・・・言いたいこともあるし・・・」

 

 

雅樹「了解」

 

 

これは、負けられない理由が増えたな しかし、刑天がこんなことをするとはな・・・

 

 

刑天「・・・終わったか?」

 

 

雅樹「ああ・・・だが、その前に・・・何故こんなことをした?」

 

 

本当にさっきの理由だけなのか?

 

 

刑天「お前の戦う理由、そして記憶の中の女が言っていた「大切なものを守る」というものがどういうものか確かめたくてな・・・」

 

 

記憶の中の女?こいつ、前と何か違う・・・迷っている?どういうことだ?

 

 

刑天「俺は「唯、戦えればいい」とだけ思っていたのだが、お前と戦ってからは『なぜお前に負けた』のかを、そして孫策を暗殺しようとしたときに孫策が言った「背負っているものが違う」ということを考えていた」

 

 

雅樹「孫策を暗殺だと?」

 

 

刑天「ああ、失敗したがな・・・そのときに、孫権を人質にしたのだが・・・孫策に取り返されて、お前と同じようなことを言われてそれから、ずっと考えていた」

 

 

・・・こいつはあれか?俺や、孫策の戦う理由を知って、いつの間にか自分でも知らないうちに考え方が変わっているということか?おそらく、最初のきっかけは記憶の女とかいうもの

 

 

雅樹「なら、教えてやるよ・・・お前も「大切なもの」を見つけてみろ・・・きっとお前の欲も満たすことができるし、世界が変わるぞ?」

 

 

刑天「・・・そうか」

 

 

雅樹「問答はここまで」

 

 

雅樹・刑天「「・・・勝負!」」

 

 

 

―――Side 一刀―――

 

 

俺たちは、袁紹軍との決戦に赴いたんだけど・・・

 

 

一刀「ねえ、桃香、朱里・・・これって罠なのかな?」

 

 

桃香「え~っと・・・どうなんでしょう?」

 

 

朱里「これが、罠だったらすごいですけど・・・」

 

 

朱里と雛里の策で恋を突貫させて浮き足立ったところに愛紗、鈴々、華雄が三方向から突撃したんだけど・・・

 

 

一刀・桃香・朱里「「「・・・あっけない」」」

 

 

袁紹「キィー!覚えていなさい!」

 

 

とりあえず、なんか釈然としないけど袁紹を撃退することに成功した・・・でいいんだよね?なんか、袁紹って(悪い意味で)すげぇ・・・雅樹のほうはどうなっているんだろ?

 

 

戦場から少し外れた崖の近くで、二人の『異形』が戦っていた―――

 

 

雅樹「シャッ!」

 

 

刑天「フンッ!」

 

 

雅樹が、火薬を散布し指を鳴らし着火させ爆発を起こし、刑天にダメージを与えるがその傷もすぐに治るが、間髪いれずに天龍を抜き蹴りやフェイントを交えて刑天を斬る 逆に、刑天は雅樹をも越える力で大剣を縦横に振り例え、傷を作ってもその動きは止まらない

二人の動き・・・それは、舞だった 見るものを魅了し、恐怖させる美しくも恐ろしい舞 雅樹と刑天は体の全てを武器とし、時には自然に、時には強引に互いの命を奪い合っていた

 

 

―――Side 雅樹―――

 

 

くそ・・・相変わらず、斬っても斬っても直ぐに治りやがる・・・どうなっているんだ?

 

 

刑天「簡単なこと・・・お前は五行の「火」を完全に操っている 宝具のサポートもいらないほどにな・・・それと同じで、俺は五行の「水」を操れる 「水」は「治癒」も司っている」

 

 

つまり、そのおかげで傷が治るってわけか・・・俺も人のこと言えんが・・・反則だな

 

 

雅樹「まあいい・・・そろそろ決めるぞ!」

 

 

刑天「上等!」

 

 

―――Side 刑天―――

 

 

やはり、こいつとの殺し合いは血が滾る そろそろ、決めるか・・・見せてみろ!お前の戦う理由が俺を圧倒するわけを! 

 

 

雅樹「お前は強いさ・・・だが―――」

 

 

奴が、逆袈裟で斬りかかり俺が、袈裟斬りで潰そうとしたら―――

 

 

雅樹「俺には、負けられない理由がある!」

 

 

消えた?いや、陽炎を作り出したのか?

 

 

雅樹「お前と俺では背負っているものが違う・・・俺は、雛里たちの思いも背負っている・・・だから自分のひとりのために戦っているお前には負けられん! お前も「大切なもの」いや、「守りたい人」を見つけたら分かるかもな・・・そのときを楽しみにしているぜ?」

 

 

そして、俺の鳩尾に奴の刀が刺さり、そこから氣を流し込まれた 

 

 

刑天「な・・・負けたのか?俺が・・・」

 

 

―――Side 雅樹―――

 

 

危なかったな・・・あと少し遅ければ、負けていたのは俺だったか・・・バトルマニアじゃないが、こいつとの戦いは面白いな 学ぶことがたくさんある

 

 

雅樹「刑天・・・俺と一緒に来ないか?どうせ、俺とお前はこれから永遠に付き合っていくんだ・・・たまには、共闘もいいんじゃないか?お前に教えてやるよ「大切なもの」を」

 

 

刑天「・・・俺は「させませんよ?」!」

 

 

突如響いたのは于吉の声

 

 

于吉「これ以上、あなたたちに勝手なことをされると困るんですよ・・・刑天、あなたにもね・・・『爆』」

 

 

刑天「な!?于吉、貴様ァ!」

 

 

そして、刑天が立っていた足場が爆発し――

 

 

雅樹「刑天!」

 

 

刑天「ちっ!仙石、至急幽州に戻り逃げる準備をしろ!こいつらは、幽州に侵攻する!おそらく、今のお前らでは対応できないはずだ!そして、いつか教えてもらうぞ?お前が言っていた『大切なもの』を!」

 

 

刑天は崖に落ちていった―――

 

 

于吉「余計なことを・・・まあいいでしょう 次は、あなたの番で「雅樹ー!」・・・北郷たちが来ましたか・・・退くしかないようですね」

 

 

一刀「無事か!?」

 

 

雅樹「ああ・・・直ぐに幽州に戻るぞ 奴らが大挙してやってくる・・・悔しいが、逃げなければならない」

 

 

こうして、俺たちは袁紹を下すことができたが・・・代償として、拠点を失うことになりそうだ・・・刑天・・・生きていろよ?

 

 

さて、11話ですw ・・・やっぱり、雅樹が目立ちますね^^;一刀はオチキャラと化していま

 

すね・・・でも、これはこれで(オイ

 

さて、今回の分析ですが・・・刑天が主役ぽいですね さて、刑天はどうなるのか?北郷軍はどう

 

なるのか?次回、またしても急展開!

 

・・・とかいっても、作者が力量不足ですから・・・あまり、期待はしないでください^^;

 

それでは、次回お会いしましょうw

 

 


 
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