No.903685

真†恋姫無双 天からの御遣い 9話目

はづきさん

はづきです
投稿遅れてすいません どうぞ

2017-05-02 04:04:39 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:1245   閲覧ユーザー数:1169

 

第9話「旅立ち」

 

翌朝華琳たちは陳留へと戻り、一華は陳留についたすぐに自分の部屋に戻っていた

一華「はぁ・・・これで黄巾の乱は治まった・・・ 次は董卓軍にいかないと・・・ あんなに善政している人を傷つけられるのは見ていられないし」

独り言をぼやいていた一華だったが言い終わったときに扉が開けられた

華琳「一華 今日出ていくことは分かったわ でも今日も少しだけ仕事していきなさい 最後ってことも兼ねてね」

一華「分かりました じゃ明日までお世話になります」

そうして一華は昼まで桂花たちと政務に、昼から夕方までは自分の部隊のものとともに警邏へと出ていった

そして警邏が終わり報告書を書き終えるころにはもう日は沈み始めていた

一華「あ もうこんな時間か 書き終えたしそろそろ戻ろうかな」

そうして一華は報告書を出しに行くために宮殿へと戻っていったのだった

そして宮殿の扉を開けた瞬間

「一華(様!)(さん)!今までご苦労様でした!」

一華「え!? 何何!?」

一華はいきなりの声に驚き目の前を見るとそこには

華琳「一華 私だけに言っただけじゃ足りなかったんじゃない?」

春蘭「そうだぞ 一華!」

秋蘭「ふふっ だが一華今までお疲れだったな」

桂花「ほんとそうよ お疲れ 一華」

椿「一華さん 今までありがとうございました」

季衣「お兄ちゃん! お疲れ!」

凪「お疲れ様です 一華様」

真桜「お疲れやで 一華はん」

沙和「おつかれなのー」

天和「一華早く早く!」

地和「そうよ! 私がまってあげてるんだから」

人和「さぁ一華さんこちらに」

一華「え、えっとこれは・・・」

華琳「私たちに何も見送りもせずに行くつもりだったの? 一華」

一華「そ、それはないですが・・・ まさか華琳様 みんなに言ったんですか?」

華琳「えぇもちろんよ 天和たちを仲間にした後にね もちろんあなたは呼ぶわけないでしょ」

そう 華琳は一華が寝付いたのを見てから全員を呼び出し一華がもうすぐここを出ていくことを言っていった

華琳「さ 一華今日の主役はあなたよ その主役がそこじゃだめでしょ 早く来なさい」

一華「分かりました お邪魔します」

そうして一華が入ると玉座に数々の食事が乗っている机があり兵士全員が配置を終了していた

その中を一華は兵士たち全員から「お疲れ様です!」「今までご苦労様でした!」などと感謝されながら華琳のもとへと歩いて行った

華琳「さてと今日は一華を送り出すために大いに騒ぎなさい! 乾杯!」

「乾杯!」

そうして一華を送るための宴がはじまっていったのだった。

 

 

その中を一華は盃を持ち兵士たちの机を回りながら談笑しながら歩いて行った そこへ

春蘭「一華こっちだ!こっち」

と春蘭、秋蘭、季衣がいる机から春蘭からの呼び出しがかかったのだった

一華「春蘭様 秋蘭様 季衣ちゃん 今までお世話になりました」

秋蘭「それを言うのは我らの方だぞ 一華がきてから陳留はさらに活気があふれたんだからな」

春蘭「そうだぞ! 私もお前が出ていくと聞いた時は怒ろうとしたが華琳様があの時のことを言われてな それなら仕方ないと思ったよ それにお前がいなくなればもしかしたら戦うことにもなるかもしれないしな その時は本気でお前を倒して今度こそ将ときてもらうからな!」

一華「あはは その時は僕も本気で当たりますよ 春蘭様に手加減なんてできませんからね」

季衣「僕だって兄ちゃんに勝って見せるんだ!」

秋蘭「もちろん私もな」

一華「あはは なおのこと僕も鍛錬をしないとね みんなの相手なんて相当すごそうだしね」

春蘭「まぁそんなことだ では一華楽しんでくれよ」

そういって春蘭たちは一華に挨拶し兵士たちの机へと歩いて行った

そこで全体の机を見渡していると桂花と椿が二人で飲んでいるのを見つけそこへと歩いて行った

一華「桂花様 椿さん」

桂花「一華」

椿「一華さん 改めてですが今までお疲れさまでした それにありがとうございます」

一華「あはは 椿さん 僕は何もしてませんよ それにあの時の策だって僕のせいで完全成功じゃなかったんですし こちらこそごめんなさい」

椿「それはもうかまいませんよ それにそのおかげかあんな可愛い姿を見れたんですから」

一華「そ、それの話はやめてくださいよ!」

椿「あはは やっぱし慌てる姿も可愛いですね ね 桂花様」

桂花「そうね それにね一華あなたの出した政策はこの陳留をこの大陸中で一番にいい街にしてくれたし それはほんとうにありがとう」

一華「僕は任せられた仕事をしたまでですよ」

桂花「そう、そうね 今度は一華なしでも陳留と同じくらい活気あふれる街を私たちで作っていくわ」

一華「頑張ってください さてとそろそろほかの机にもいかないとですし これで」

桂花「えぇ お疲れさま」

椿「お疲れ様です 一華さん」

そうして一華は桂花と椿の2人と別れてそのまままた机を巡っていった そして一華隊のみんなと話していると凪たち三羽鳥がこちらへと歩いてきた

凪「一華様 今までお疲れさまでした」

真桜「お疲れさまやでー」

沙和「お疲れ様なのー」

一華「3人ともお疲れさま ・・・あれ 真桜さん その持ってるものって?」

真桜「あ~これか? これな華琳様から頼まれて作った一華はんに渡す武器やねんけど」

そう言って真桜は持っていた武器を一華へと渡し一華は開けてもいいと聞いてええよって言われたので鞘から刀身をあらわにした」

一華「これって僕の武器を・・・」

真桜「せやでーまぁ一華はんと同じような形にするのは苦労したわ 後それ上と下で一本ずつになってるんや

そういって一華は下の方を引き抜くと小太刀と日本刀とほぼ同じ長さの刀が出てきた

一華「これを真桜さんが・・・ ありがとうございます! 大切にしますね」

真桜「おう! あ そうや その剣?刀やったっけ その銘もゆっとくわ 短い方が桜花 長い方が黒燕やで」

一華「黒燕、桜花・・・」

凪「あの一華様 一つお聞きしてもいいですか?」

一華「はい 何でしょうか?」

凪「一華様は華琳様から天の御遣いと聞いたんですが本当なのですか?」

一華「はい 華琳様と出会ってすぐに管路の予言を聞いてそれでそれが僕だったと知ったんです」

凪「なるほど・・・ あ、あと今日は警邏にでてもらったんですがこれからは私たちが警邏になることになったんです!」

一華「おぉ それは、頑張ってくださいね」

沙和「あと一華さん 私も一華さんに渡すものがあるのー」

一華「沙和さんも僕に? なんだろ・・・」

沙和「ふっふっふー みんな持ってきて~!」

そういって沙和が言うと一華隊の人が服を持ってきたのだった それも全部女物

沙和「これでおしゃれしてね~ってことで 全部持ってってもいいけど最低でも2着はもっていってね」

一華「("゚д゚)・・・ じゃぁこれとこれで・・・」

そう言って一華がとったのはショーパンにデニムのズボンあとは白を基調にしたTシャツだった

沙和「それじゃ絶対に持ってってね~」

凪「それでは一華様 私たちはこれにて」

一華「("゚д゚)・・・( ゚д゚ )ハッ ありがとうございます」

一華はまた女物の服をみてはいたが話しかけられ感謝の言葉を言ったのだった

するとすぐに天和たち張三姉妹がきた

天和「い~ちか もう私たち仲間になった瞬間いなくなっちゃうなんてひどいよー」

地和「そうよ!どうゆうつもりなのよ!」

人和「姉さん!華琳様から聞いたでしょ! 仕方ないでしょ」

一華「あはは ごめんね でも三人の調べは前からついてたんだ でいろいろ調べてると3人が歌手でただ巻き込まれたのがわかってさ ほってはおけなかったんだ」

人和「ありがとうございます 一華さん これも全部一華さんのおかげです」

一華「そう言ってもらえるとありがたいよ 僕はただの自己満足に3人を巻き込んだのかなって思ってたから」

人和「そんなことないですよ それに一華さんや華琳様じゃなかったらたぶん殺されてましたし」

一華「そっか・・・」

人和「今度私たちの講演があるところに立ち寄ったら来てくださいね 一番いい席を開けますので」

一華「それは楽しみだね 機会があったらお願いします」

人和「はい では私たちはこれで」

そういって人和たちは別れを告げてそのままその場を後にした

 

 

一華は今一人城の庭園へとやってきていた

一華「はぁ・・・これでこことも一旦お別れかぁ・・・ なんだか寂しいな」

「ならここに一生居ればいいじゃない」

そう言って後ろから話しかけてきたのは華琳だった

一華「華琳様 わざと言っているでしょ だめですよ 僕だってやるべきことは何なのか分かってないんですから」

華琳「そうね でもこれから私とあなたはたぶん敵になると思うわ その時は覚悟しなさい」

一華「もちろんです ですが僕も簡単にやられたりはしませんが」

華琳「それでこそ私が認めた子よ」

一華「ありがとうございます 天下の覇王様に認められるのはうれしいです あ、あと僕の部隊は華琳様にお任せします お好きになさってください」

華琳「分かったわ あなたの部隊私が受け持つわ」

一華「ありがとうございます それにしても華琳様がこんなところにいて大丈夫なのですか?」

華琳「それは一華の方でしょう 今回は一華が主役よ」

一華「それはそうかもですが華琳様は一国の主ですよ? そんな方がこんなところに一人できて」

華琳「あら あなたはもうこの国の将ではなく他人になったのかしら? それにあなた以上に護衛に匹敵な子はいないでしょ?」

一華「春蘭様が居たら泣いちゃいますよ? そりゃ華琳様はお守りしますけど・・・」

華琳「そう・・・・・・ねぇ一華」

一華「・・・・はい華琳様」

華琳「あなたって本当はどう思っているの?」

一華「どうとは・・・」

華琳「この世界に来てよかったと思っている? 私と出会えてよかったと思ってる?」

一華「もちろんです 華琳様 今ここにいれるのは華琳様のおかげなんですから」

華琳「そう・・・ ねぇ一華」

一華「なんでしょうか」

華琳「あなたが・・・好きよ」

一華「・・・・・・・・・・」

華琳「好き・・・いえ 愛してると言ってもいいわ だからこれから何があってもあなたはあなたのままでいて」

一華「・・・・・・分かりました 華琳様の言葉心身に刻み付けます」

華琳「そう・・・ じゃぁね一華 あなたに出会えてよかったわ」

そういって華琳は玉座の間へと歩いて行った

一華「・・・・・・・それは違いますよ華琳様、いえ華琳 俺の方こそあなたに出会えてよかった そしてこれから敵になるかもしれない そして対峙するかもしれない その時は君の愛した男として正々堂々生きていく」

夜の闇に溶けるかのように一華は言いそのままその場をさって自室へと戻っていった

 

 

翌日9時ごろ

一華「今までお世話になりました!」

華琳「えぇ 一華 私たちこそありがとうね」

春蘭「今度会った時にお前より強くなっているぞ!一華!」

一華「昨日も聞きましたが分かりました! 覚えておきます」

秋蘭「ふふっ」

季衣「あはは」

桂花「じゃあね 一華」

椿「ではではー 一華さん」

一華「はい お二人も頑張ってくださいね」

凪「警邏などのことはお任せください」

沙和「頑張ってやっていくのー」

一華「はい 色々な事は僕の隊の人に聞いてください ほとんどのことを教えてもらえると思いますので

天和「い~ちか 昨日言った通り待ってるからね~」

地和「私たちのライブを一番いい席に見れるんだからちゃんと来るのよ!」

人和「いつでもお待ちしております」

一華「はい 僕もちゃんと行こうと思います それよりも真桜さんが居ませんがどうしたんです?」

そう言って一華が言うと後ろから猛ダッシュで走ってくる真桜が見えてきた

真桜「はぁ・・はぁ・・・間に合った 一華はん これも持って行ってや」

そういって真桜が渡したのはダガーっぽいネックレスだった

一華「まさかこれは僕のために・・・ですか?」

真桜「昨日はできたばっかで熱かったんや でもついさっき取りに行ってきたんや」

一華「そうだったんですか・・・ありがとうございます 大切します」

そういって一華は首からそのネックレスをかけたのだった

一華「・・・さてそろそろ行きますね・・・」

華琳「えぇ」

一華「それじゃ皆さん 元気で!」

そういって一華は炎虎とその子供たちとともに城門へと歩いて行った

華琳「さぁみんな一華が居なくなっても私たちのすることは変わらないわ さぁ仕事に戻るわよ」

そういって華琳が宮殿へと戻っていくのをみて各々も自分の仕事のために散っていった

華琳「一華 あなたはこれから精一杯生きていくでしょう それに私たちも応えるように生きていくわ」

そうして華琳はそのまま歩いて行った

一華「さぁ次の目的地へ行こうか」

そうして一華は次の目的地洛陽へと歩いて行った

 

 

はづきです 一旦魏編終了です いや~長かった

 

さて次は知ってる人もいるでしょうが董卓連合へと入っていきます

 

後これからは1週間に3本くらいのペースで上げていこうかなと思っています

 

ではでは次回までアデュー

 


 
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