風天中学校3年1組…。
「そういえばみんなって放課後何してるの?」
そんな質問を投げかけたのはカレン・アルマーニ。
「うーん…俺は剣道部の練習かな。練習がない日は勉強、たまーにコースターのリサーチぐらいか」
と、ペンを回しながら答えるのは宮本久司。
「わたしは光太郎くんと一緒にお買い物かな。今日はどの時代のお土産が買えるかなあww」
「お、おう…」
にこやかな笑顔を浮かべる砥部おれなの横では、北岡光太郎がすこし冷や汗。
「ねぇ、ミウとテムナは?」
「あー…うん、帰ったらまずお店の手伝いかな。夕方が一番忙しいんだよね」
「せやねん。そのあと勉強せなあかんよって、部活やってるヒマあらへんのよ、ホンマ」
飯田橋ミウ、天満橋テムナは家が店ということもあって忙しいようだ。
「あたしたちは曲作りかな」
と、話題に入ってきたのはエリシア・グレイ、ミュア・ブリーズ、キャメロン・ベルの3人。
女子中学生ロックバンド『EMCee』の面々だ。
「あー、放課後第二音楽室に入り浸ってるのはそれでか」
「最近は曲のアイデアがポンポン出てきてさぁ」
「そうそう、思いついたフレーズを弾いてみたりしてねw」
「で、あーこれだ!ってのがあったら組み込んでみたりとかww」
「ねぇドラゴ郎くんはー?」
おれなの質問に、龍野吾郎は答えた。
「基本的には勉強かな。あとは市内のパトロールもしなきゃだし」
「さすが『天空市の青いヒーロー』!やっるぅ!!」
「や、ヒーローってのも大変だよホント」
そこへ、ゾンビ娘の津島由羅が声をかける。
「…みんなおそろいでどうしたの?」
「あ、由羅ちゃんだ」
「いやぁ、放課後みんな何してるんかなー言う話してたねん」
「せっかくだから訊いてみようかな?由羅ちゃんは何やってるの?」
「へ?あたし?…あー、今日はこの後部活なんだー」
「部活?」
「由羅ちゃんって部活やってたんだ…」
「まぁ、人並みにはねー…」
談笑する一同。そのとき、由羅の肩をたたく影が。
「由ー羅ちゃん!そろそろ行こうよ!みんなお待ちかねだよ!」
声をかけたのは幽霊娘の児玉麗子だ。
「お、そだねー。じゃあたしらは部活行くんでー」
その背中に向かい、アンネ・フライベルクが声をかける。
「ねえ、ちなみにどんな部なの?」
「え、私たち?」
「オカルト研究部だけど?あたしが部長で麗子が副部長なんだw」
「…って、あんたたちの存在がすでにオカルトだよ…」
ツッコまずにはいられないミウであった。
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風天中学校のヘンな話。
風天中学校にはオカルト研究部があるが、その部はゾンビと幽霊が仕切っている。ホントw
■出演
カレン:http://www.tinami.com/view/860450
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