No.89987

恋姫†BASARA  プロローグ『竜虎の物語の始まり』

黒神さん

そろそろ僕の小説を始めたいと思います。

場合によっては早く最新したり,かなり遅く作ったりしますので・・・そこはご勘弁を。

では,始めたいと思います。

2009-08-16 10:22:50 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:8680   閲覧ユーザー数:7737

それは,とある占い師の予言から始まった。

 

 

 

 

 

「3つの流星が黒天を切り裂く時,1人の禍々しき邪悪なる王がこの世を終焉に導くであろうが,それを阻止する為に,2人の天より御遣いと異世界の武将達が舞い降りる。」

 

 

なんとも胡散臭い台詞であるが,占い師は続けるかのように占いを読み続ける。

 

 

 

「6つの剣を持つ龍の魂を宿した蒼き青年と,2つの槍を持つ虎の魂を持った紅き青年。・・・宿命を背負った2人の若き武将達がこの世界に降臨する時,2人の御遣いは天の智を以って世に太平をもたらすであろう。」

 

 

 

いかにも胡散臭い占い師の台詞を,誰もが信じていなかった。そして,その一週間後にその占いが現実になることを,今誰も知る余地も無かった。

 

 

 

 

 

 

 

時は,戦国時代。

 

 

『天下統一』の覇権を我の者にする為に,数多くの武将達が熱き戦いを繰り広げてきた。

 

 

己の手で平和な時代を作り上げる為にも。

 

 

己こそが最強である為にも。

 

 

己の手でこの国を支配する為にも。

 

 

それぞれの理由で戦い出す武将達。

 

 

そんな中でも最も天下に近いと言われた戦国武将の1人,第六天魔王「織田信長」。

 

天下まで跡一歩の所で,懐刀と言われた明智光秀の謀反による「本能寺の変」が起こった。

 

だが,結果的に織田信長の暗殺を失敗した明智光秀は無残な最期を送られた。

 

安土城に逃げ込んだ織田信長の前に,織田軍を潰す為に連合軍が襲ってきた。

 

その連合軍の中心となったのが2人の若き武将。

 

 

 

 

平和な時代の為に天下を狙う青き独眼竜  『奥州筆頭・伊達政宗』

 

 

尊敬する師に天下を取らせる為に戦う紅蓮の若武者 『天覇絶槍:真田幸村』

 

 

 

 

 

圧倒的な織田信長の力の前に苦戦するが,2人は力を合わせて全ての力を込めた一撃を魔王にぶつけ,ついに織田信長は討ち取られた。

 

 

魔王による支配は無くなり,再び天下争いの争いが始まろうとしている。

 

 

 

そして,魔王を倒してから3ヵ月後・・・・・

 

 

 

上田城

 

 

 

すぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱ!!!!

 

 

ドカーン!!

 

 

門が無数に切られてばらばらとなり,そこから2人の男が姿を現した。

 

 

???「Ha!!・・・・久し振りだな,真田幸村。」

 

 

三日月の兜に右手に刀を持っていて,残り5本の刀を両脇に身につけている若き侍,奥州筆頭ごと独眼竜「伊達政宗」その人である。

 

正宗の背後を守るかのように後ろにいるのは「龍の右眼」と言われる正宗が最も信頼できる家臣,「片倉小十朗」。

 

2人の龍は今,背中に二槍を構えている紅き紅蓮の若武者を見つめている。

 

 

???「ああ,某はこの時を待っていたでござる。」

 

 

その若武者の名は「真田幸村」。

 

武田信玄の誇る家臣であり,勇猛な戦いぶりをするその姿は「若き虎」とも言われる。

 

 

 

正宗と幸村。

 

 

 

最大の宿敵同士が今,この上田城で因縁の決着を付けようとしている。

 

 

そんな2人を見守るかのように屋根裏から見守っている真田十勇士の一人であり,真田忍隊の長「猿飛佐助」が見守っていた。

 

佐助「旦那と独眼竜・・・いよいよ決着を付ける時が来たか。」

 

佐助はただ,今始まろうとしているこの戦いを見届ける事しかできないのである。

 

 

 

小十朗「正宗様。この小十朗,正宗様の勝利を信じ、一切手出しはしません。ですので貴方様はこの対決に集中してください。」

 

正宗「OK,よく言った小十朗!」

 

すると,正宗は1つ本の刀を鞘に納めて六爪流に構える。

 

 

 

正宗「魔王のおっさんも無事に倒した事だし,そろそろImportant Partyと行こうぜ!」

 

幸村「望む所!!独眼竜,貴殿だけはこの真田幸村が討つ!!」

 

 

真田幸村も,背中に背負っていた2つの槍を取り出し,片手で槍を回転に回し,正宗を睨みつける。

 

 

 

 

 

正宗「奥州筆頭・伊達政宗!推して参る!」

 

幸村「武田軍・真田源次郎幸村!いざ参る!」

 

 

6本の刀を同時に持ち出して,正宗は蒼い稲妻の如くに幸村に突進して,幸村も二槍を構えて,紅い炎の如く正宗に向かって突進する。

 

 

龍の剣と虎の槍が激突する前に,2人の前に1人の男が姿を現して正宗と幸村の動きが止まる。

 

「「「「!?」」」」

 

突如の割り込みに,正宗と幸村だけでなく,小十朗と佐助も驚きを隠せなかった。

 

 

 

正宗「誰だテメェは!?」

 

幸村「武士の真剣勝負に,割り込みするとは・・・・何たる無礼な!!」

 

 

 

??「安心しろ,貴様らの戦いの舞台を変えさせてもらうだけだ。」

 

 

道士の格好をした青年は突如,鏡を持ち出して名乗りだす。

 

 

??「俺の名は左慈。・・・貴様ら2人はある目的の為だけに異世界に飛ばさせてもらうぜ。」

 

 

意味不明な事を言い出す左慈と言う少年の持つ鏡が突如光だし,その光が正宗と幸村を包み込む。

 

 

正宗「な・・・この光は!?」

 

幸村「何だ,これは!?」

 

 

光に飲み込まれる2人を見て,小十朗と佐助も2人を救出する為に駆けつける。

 

 

小十朗「正宗様ー!!」

 

佐助「旦那ー!!」

 

 

しかし,結果的に間に合わなくなった上に,小十朗も佐助もその光に飲み込まれて消えてしまうのであった。

 

 

左慈「ふん,予定より2人多く飛ばしてしまったか。まぁ良い。いずれこの世界の武将達を全員,俺の目的の為に異世界に飛ばさせてもらうとしようか。・・・次は,「甲斐の虎」武田信玄と「軍神」上杉謙信の2人だ。」

 

 

そして,左慈は素早くこの場を去りだした。

 

 

誰もいなくなった上田城には,三日月の兜だけが残っていた。

 

 

 

【続く】

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

黒神「まぁ,と言うわけで,今回は「戦国BASARA」アニメの織田信長を倒した後の話からになりますね。ここから,伊達政宗と真田幸村を中心とした物語が始まるわけですね。そして,異世界に飛ばされた正宗の新たな「龍の右眼」となるのは誰なのか,それは物語が進むたびにわかります。未熟者でこの小説はおそらくはつまらないかもしれませんが,暖かく見守ってくれれば嬉しいです。では,次回も頑張ります。後,あとがきは毎回やるとは限りませんので,そこはご勘弁を。」

 

 

 

 


 
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