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恋姫†英雄譚 双龍伝 第5話

DASHさん

この作品は、真・恋姫†無双の二次創作です。
キャラの殆どは恋姫†英雄譚から登場します。
オリキャラ等はインスパイア等を利用して出すつもりです。
ハッキリ言って北郷一刀が大幅強化されている物なので受け入れられない方はブラウザバック推奨です。
色々ぶち込み過ぎてカオスな物語になっていますが暖かい目で読んで頂ければ幸いです。

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2017-03-18 23:06:49 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1974   閲覧ユーザー数:1829

公孫賛の元で世話になる事になった一姫たち。

愛紗と鈴々は兵の調練等に力を注ぎ、一姫と桃香は現時点で政で公孫賛の補佐をしている。

最初の方で桃香は風鈴から学んだ事を思い出しながらだったので遅かったが

管路から知識を貰った一姫が教えながらやっていたのでかなり早い作業で進める事が出来た。

これには公孫賛の世話になる時に自覚した『恩を返す』と言う想いが桃香本人に力を与えているのだろう。

公孫賛本人はそんな桃香に苦笑いを浮かべていたが・・・・

そうして初めての事だらけに慣れてきた一姫はある事を思い出していた。

 

「そう言えばこの『天狗之隠蓑(テングノカクレミノ)』がどうなっているか、わかっていないわね。」

 

彼女がこの外史に旅立つ時に管理者3人から貰った外套『天狗之隠蓑(テングノカクレミノ)』を使った事が無かった。

3人からは「『ネ○ま!』と『マ○ンク○フト』同じ効力を持っている。」と言っていたが

具体的にどんな物かはわかっていなかったので試す事にしたのだ。

 

「お姉ちゃん!! 一緒にご飯を食べに行こうなのだ!!」

 

一姫が天狗之隠蓑の裏を見ていたら鈴々が部屋の中に乱入してきて驚いてしまう。

その拍子で一姫は天狗之隠蓑を手放してしまい覆いかぶさってしまうのだが・・・・

 

「にゃっ!? にゃっ!? にゃっ!?」

 

天狗之隠蓑で覆う筈だった一姫はそのまま飲み込まれて外套だけがその場にある状態になってしまった。

鈴々は溜まらず・・・・

 

「お姉ちゃんが外套に飲み込まれちゃったのだ~!!」

 

当然こう叫ぶのであった。

 

 

恋姫†英雄譚 双龍伝 第5話 一姫、天狗之隠蓑(テングノカクレミノ)を試すのこと

 

 

鈴々の騒ぎ声は城中に響き渡り主要メンバーが鈴々の声がした所に集まっていた。

当然部屋にあるのは一姫の荷物一式と外套だけで後は何もない。

鈴々は涙目になりながら部屋に来た面子に説明するも・・・・

 

「鈴々!! いくら何でも『外套に飲み込まれた。』なんて見え透いた嘘を言うな!!」

 

「本当なのだ!! 本当に目の前でお姉ちゃんが外套に飲み込まれちゃったのだ!!」

 

愛紗と鈴々がこのやり取りを延々と続く始末だった。

桃香と公孫賛はそれぞれ最後に一姫を目撃した所について話し合う。

 

「一姫は政務が終わった後の昼以降は非番だったのは覚えているんだが・・・・」

 

「私も途中まで一姫様と一緒だったよ。一緒に御昼を食べに行く約束もしたから・・・・」

 

話し合いの中、趙雲が部屋にやって来る。

 

「伯圭殿、侍女たちから聞いた話ですが、この部屋に入っていく所を見たのが最後の目撃証言です。」

 

「だとしたら一姫のヤツは本当にどこへ行ったんだ?」

 

悩む3人に言い争いをしている2人が部屋の中に居る。

このまま居ても事態は進展しないのだが全員行動に移せていなかった。そんな中、ある変化が起きる。

 

『モゾモゾ!!』

 

「あれ?」

 

「どうしたんだ桃香?」

 

「白蓮ちゃん、さっき鈴々ちゃんが持っている外套が勝手に動いた様な・・・・」

 

「そんなバカな、疲れているんじゃないか?」

 

桃香がそう言って外套を見るが反応が無かったが、みんなが気のせいだと思う次の瞬間だった!!

 

『モゾモゾモゾモゾモゾモゾモゾモゾ!!』

 

「えっ!?」

 

「にゃっ!? 本当に勝手に動いているのだ!!」

 

鈴々は思わず外套を手放し桃香の後ろへ隠れ、全員は外套を警戒した。

1人で勝手に動く外套、動き続けていたら突然人の形が出て来てめくれ上がった。

 

「は~・・・・凄かった。あれ? みんなどうしたの?」

 

「『みんなどうしたの?』じゃないですよ一姫様!!」

 

「鈴々たちはお姉ちゃんが消えちゃって心配してたのだ!!」

 

全員は外套から一姫が出てくる事に驚く前に心配の言葉が一姫に刺さっていく。

だが、一姫はこの目で見たものを伝えたくてみんなからのお叱りを遮った。

 

「そうだ!! この外套凄いんだよ!!」

 

「『凄い』って一体何が・・・・」

 

「あ~・・・・もう!! 説明するのが面倒くさい!!」

 

一姫は説明するよりもこの目で見せた方が早いと思ったのか、外套をみんなに被せようとする。

 

「一姫様!? 一体何を・・・・」

 

「『百聞は一見に如かず』だよっ!!」

 

愛紗の抗議を聞かず、一姫は自分を含めたこの場に居る全員を外套を強引に被せた。

一姫以外の全員は思わず目を瞑ってしまうが耳から入ってきた音は・・・・

 

「えっ!? 小鳥のさえずり?」

 

桃香がそう呟いて全員が恐る恐る目を開いてみるとその光景に驚愕した。

 

「えーっ!? 何これ!! 広ーい!!」

 

「なななっ!?」

 

「これはっ!?」

 

「うにゃー!? 広すぎるのだ!!」

 

「城より広いんじゃないかこれっ!?」

 

目の前の光景は自然が広がり、城の様に大きな施設がそこにあった。

規模で言うならば今居る城以上は確実で一姫以外の面子は見た事が無い造りの光景だったのだ。

一姫は混乱すると思ってこの光景についてをみんなに説明した。

 

「これが私の外套・・・・『天狗之隠蓑(テングノカクレミノ)』の中身だよ!!」

 

「不思議な物ですな。外套の中身がこれほど広大なものだとは・・・・」

 

「私がこの世界に来る前に渡された外套でね。この技術は私の世界でも無いものだから私もビックリだったよ。

まあ、こんな所で立ち止まるよりも先に進むわよ。」

 

一姫がそう言って先へ進むとみんなも付いて行く事にした。

愛紗と公孫賛は恐る恐るだったが他の面子は見た事が無いものばかりで好奇心が勝っていた。

ある程度進んだら全員が大広間に到着した。すると一匹の大きな猫が全員に近づく。

 

「あっ、猫ちゃんだ。」

 

「ふむ、しかし猫にしては大き過ぎる気がしますが・・・・」

 

「ワタシをただの猫と一緒にしないでほしいニャー!!」

 

「うにゃっ!? 猫が喋ったのだ!!」

 

「もしやっ!? 妖かっ!?」

 

「ニャー!? 怖いニャー!!」

 

そう言って喋る猫は一姫の後ろに隠れてビクビク怖がり、一姫は愛紗をなだめ始める。

 

「こらこら愛紗、偃月刀を下げて!! この子は私たちの味方だよ!!」

 

「しかし!!」

 

「良いから!! でないと話が進まないよ!!」

 

「わっ、わかりました・・・・」

 

一姫の説得に愛紗は警戒しながら偃月刀を下げ、猫は落ち着いたのか全員の前に立つ。

 

「怖かったのニャ・・・・」

 

「私も説明するの忘れていたから気を病む必要は無いよ。それじゃあ、みんなに自己紹介してね。」

 

「わかったニャ!! ワタシはこの施設管理のリーダーをしているアイルー『ヒメ』ニャ!! よろしくニャ!!」

 

「おお!! 良い子だなこの猫!! でも『りーだー』や『あいるー』ってなんだ?」

 

「リーダーって言うのはこの子みたいなのが沢山居てそれをまとめる人と思えばわかりやすいかな?」

 

「ふむ、部隊長と同じ扱いだと思えば良いのですね。」

 

「まあ、そうだね。その方がわかりやすいかも。」

 

「えっ? こう言う猫ちゃんたちが沢山居るですか?」

 

「うん、だからこの子たちの名前を付けるのに時間がかかっちゃってね。」

 

「では『あいるー』とは一体・・・・」

 

「アイルーはね。架空の物語で出てくる生き物でこうして主人を助けてくれる良い子だよ。」

 

「架空の物語ですか・・・・と言う事は一姫様の世界にも居ない生き物なんですね。」

 

「うん、そうなんだ。(初めて見た時は思わず「『モン○ン』かよ!?」って言っちゃったけどね。)」

 

「ご主人!! この人たちに各施設の管理アイルーを紹介しても良いかニャ?」

 

「うん!! この人たちは味方だから呼んできて良いよ。」

 

「わかったニャ!!」

 

そう言うとヒメは一旦その場から離れて行く。その間に一姫はここの事を説明する事にした。

 

「ここは色んな施設があって研究する事で私の世界の技術が使える様になる所なんだ。」

 

「一姫様の世界のですか!?」

 

「うん、具体的に『医療』、『工業』、『科学』、『食物・田畑』、『衣服』の5つだね。

 ここで研究開発を行って外で同じ事を実行すれば様々な問題を解決可能かもしれないよ。」

 

「なんとっ!? そんな事も可能とは・・・・」

 

「ただ、制約として緊急時以外ではアイルーたちを外へ連れ出せないけどね。」

 

少し経ったらヒメはもう5匹の色とりどりのアイルーたちを引き連れてやって来た。

その光景にみんなは好奇心と見た目の可愛さで満たされていた。

 

「わあ~!! 色んな色の猫ちゃんが居るね!!」

 

「ふむ、まるで量産型だ。」

 

「まあ、みんなは最低限この子たちの名前を覚えておけば良いかな? あとは数が多過ぎてね。」

 

「それじゃあ、みんなも自己紹介をするのニャ!!」

 

「ワタシは『医療』担当の『ナース』ニャ~・・・・医療でみんなを助けるニャ~。」

 

「アタイは『工業』担当の『メイク』ニャ!! 武器の改造とか出来るニャ!!」

 

「ワタクシは『科学』担当の『クリス』ニャ。科学で解明して教えるニャ。」

 

「ボクは『食物・田畑』担当の『コック』ニャ。美味しい食べ物を作れるニャ!!」

 

「ワタシは『衣服』担当の『シルク』ニャ!! 可愛くて身を守れるお洋服を作れるニャ!!」

 

「こちらこそよろしくなのだ!!」

 

「これからはここに用がある時は私に伝えてね。そうすればいつでも入れるから。」

 

「わかりました。」

 

「それじゃあ、早くここを出ないといけないね。」

 

「おや? 何故ですかな?」

 

「だって、城の人たちは私たちがここに居るのを知らないと思うから・・・・」

 

『・・・・・・・・・・・・・・。(絶句)』

 

確かに一姫の言う通りでここに居る面子以外はこの事を知らない筈。その結果全員が凍り付いた。

一番最初に発言したのは公孫賛だった。

 

「急いで戻るぞ!!」

 

そう言って急いで外へ出る事になったが出て来て侍女たちが全員を探し出していた頃で

出てきたら全員侍女や文官たちにこっぴどく叱られるのであった。

今回の登場設定&あとがきの様なもの

 

天狗之隠蓑(テングノカクレミノ)

外史の管理者たちから渡されたローブでネギまの物で出来ている。

中身はモンハンの農場やダイオラマ魔法球みたいに色んな施設があり、中にはアイルーが存在しており管理している。

緊急時に持ち主の要請がなればアイルーたちは外へ出れない。

 

登場アイルー

『ヒメ』

天狗之隠蓑の総管理者でリーダー的存在。毛並みは白色でガイド一式を着ている。

『ナース』

医療開発関係のリーダー、献身的だがのんびりしている。毛並みはピンク色でフルフル一式を着ている。

『メイク』

工業開発関係のリーダー、ハキハキとした性格。毛並みは灰色でハンター一式を着ている。

『クリス』

科学開発関係のリーダー、好奇心旺盛。毛並みは青色でブナハ一式を着ている。

『コック』

食物・田畑開発関係のリーダー、ボクっ子で食いしん坊。毛並みは黄色でヤツホシ一式を着ている。

『シルク』

衣服開発関係のリーダー、可愛い物に目が無い。ウルク一式を着ている。

 

 

ようやく投稿できました!!

リアルで忙しくなり中々執筆する時間が取れなかった事が原因でしてそこは許してほしいものです。

モンハン要素とかが入りまくってカオスとなり始めて非常にビビっておりますがそれでも進むつもりでいます。

次回は拠点フェイズを予定して、一応桃香と愛紗は別々に書くつもりでいます。

では次回を待て!!

 

 

 

 

 


 
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