No.897072

異能あふれるこの世界で 没話

shuyaさん

第五話の前編と後編の間あたりの会話です。
雰囲気がぶち壊しになるのでばっさりカットしました。
なんでこういう会話を混ぜ込みたくなったのかは覚えていません。
きっと、深夜のテンションが悪いのです。

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2017-03-13 02:17:29 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:333   閲覧ユーザー数:333

善野「ふう……しかし、こんなに誰かと話すんも久しぶりや。なんかいまいち調子が出んな」

 

恭子「施設の人とかおるやないですか。仲良うなったりはせんのですか?」

 

善野「いくらかはおるけど、打てる奴がなあ」

 

恭子「好きなもんの話ができんのは辛いですね」

 

善野「正直、麻雀の話ができんようになるとは思わんかった。どっかにおるやろー思て楽観しとったんや」

 

恭子「求めるレベルが高すぎるんもあると思いますけど」

 

善野「もう高望みはせん。今、そこそこレベルで麻雀の話ができる奴が入ってきたら、桃の園で義兄弟の契りを交わしたってもええわ」

 

恭子「飢えてますねえ。けど、三打ちにも桃園結義にも一人足りませんよ」

 

善野「問題ない。こんなこともあろうかと、園城寺を予約してある」

 

恭子「ええ選手ですね。ドラフト一位ですか」

 

善野「いや、ここは育成でお願いしたい」

 

恭子「高校トップクラスの選手ですよ?」

 

善野「強さはええけど理論がなあ……」

 

恭子「ああ……」

 

善野「話すには向かんから、打つ時だけ呼ぶ契約でいく」

 

恭子「ほんで能力使わしてぶっ倒れさすんですか」

 

善野「やっぱそうなるかな?」

 

恭子「まあなるでしょうね」

 

善野「手え抜いてもええけど」

 

恭子「抜いても強いですやん」

 

善野「倒れるまではいかんやろ」

 

恭子「あいつ地味に負けず嫌いですよ」

 

善野「やらかすかな」

 

恭子「やらかす思います」

 

善野「麻雀、禁止されるやろか?」

 

恭子「せん方がおかしいですね」

 

善野「ならいらんな」

 

恭子「流石に酷すぎます」

 

善野「麻雀したいんや」

 

恭子「けど、一人足りませんて」

 

善野「恭子、頼みがある」

 

恭子「お断りします」

 

善野「アカンか」

 

恭子「健康なんで」

 

善野「そこはこう、上手いことやって」

 

恭子「体を壊せと?できん話です」

 

善野「ああ、信じてた恭子に断られた……」

 

恭子「監督の頼みでもこればっかりは」

 

善野「郁乃のせいや」

 

恭子「なんでですか」

 

善野「あいつの教育が悪かったんや。文句言うたる」

 

恭子「監督時代でも断ってますけどね」

 

善野「電話を……えっ?」

 

恭子「驚くとこ一つもないですよ」

 

善野「あ、郁乃か?恭子が酷いんやー」

 

恭子「ネタに人巻き込むんやめてくださいって!」

 

善野「いやいや、かけてへんて。携帯出したんはリアル過ぎたか?」

 

恭子「あ、いや。監督……赤坂監督の着信履歴を見せられたことあるんで、つい」

 

善野「あいつなに見せとんねん!」

 

恭子「日に三回とか、用事もあったんですよね?」

 

善野「聞かんでくれ……ここホンマに辛いんや…………」

 

 

 


 
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