No.89624

恋姫ランドⅩⅦ 一姫✝無双・蜀~乙女達の烈風三国志☆~二話目

さん

以前消えてしまった二話目の書き直しです。
個人的には書き直せてよかったかなと思ってます。
ではどうぞ。

2009-08-13 16:55:22 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:7909   閲覧ユーザー数:6280

一体どういうわけか、いきなり三国志の世界に迷い込んだ私、

 

三人組の悪党に襲われたけどなんとか撃退した。

 

そこに現れた三人の少女たち、

 

なんと彼女たちはあの三国志の英雄、関羽と張飛、そして……

 

私の憧れの劉備様だというのだ!!

 

一体、私は一体どうなるの~~~!!

 

   第二話・「信念のままに・私は天の御使い!!」

 

一姫「とりあえず、ここじゃ落ち着かないから何処か行かない?」

関羽「そうですね、では近くの街に行くとしますか」

張飛「さんせ~~い!鈴々はお腹がペコペコなのだ」

グウ~~~

とたんに張飛のお腹がなった。

一姫「あははっ」

関羽「こらっ鈴々、行儀が悪いぞ!」

劉備「まあまあ、愛紗ちゃん」

グググゥ~~~~

関羽「だから行儀が悪いと…」

張飛「…今のは鈴々じゃないのだ!」

一姫「………///」

関羽「…か、一姫殿」

張飛「えへへ♪お姉ちゃんのお腹の虫さんは鈴々のより大きいのだ」

一姫「しかたないじゃない、夕べから何も食べてないんだから」

劉備「じゃあ、早く街に行ってお食事だね」

関羽「はい、ではさっそく行くとしましょう」

一姫「うん、それと私はこの時代というかこの国のお金持っていないからよろしくね」

劉備「え゛……」

関羽「うう……」

張飛「にゃあ~~…」

……三人の歯切れが悪い…

一姫「…もしかして私のお財布を当てにしてたの?」

関羽「は、はい……」

劉備「あはは、て、天の国の人だからお金持ちかな~と…」

張飛「めんぼくないのだ」

…………グググ~~ウ×4

一姫「と、とにかく街に行きましょう」

三人『はい(なのだ)』

 

そして、小さいがそれなりに活気のある街に着いた。

グウ~~~ッ

一姫「お腹すいた~~」

張飛「鈴々もなのだ~~」

関羽「路銀も尽きたし、といって売って金に換えるものもないし、どうすれば……」

劉備「はあ~、世の中は世知辛いね~~」

トボトボ……

一姫「…!!売る物、そうだ、あれならけっこういい値で売れるかも」

私は鞄から筆箱を取り出しそこから筆ペンとノートを手に取った。

関羽「何ですかそれは?」

一姫「これは筆ペンといって天の国の筆記用具よ、これは墨を磨らなくても文字が書けるの」

そういってノートに自分の名前を書いてみる。

関羽「おお、これは素晴らしい!」

一姫「この時代は紙も貴重なんでしょ?この二つを一緒に売ればかなり高値で売れるはずよ。

   関羽に預けるから売ってきてちょうだい」

関羽「御意、お任せくださいご期待に答えてみせましょう!」

張飛「そしたらお腹いっぱい御飯が食べられるのだ!」

劉備「うんうん、お願いね愛紗ちゃん」

関羽「はっ、では行ってまいります!」

張飛「がんばるのだ~~」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

一姫「はあ~~、お腹いっぱい」

張飛「幸せなのだ~~」

関羽「それではさっそくですが話の続きをしてもよろしいでしょうか?」

一姫「ええ、お願い」

関羽「今この大陸では庶人達が苦しみに喘いでいます、盗賊が街を荒らし回り頼みの綱の朝廷は

   己が利益を貪る俗物揃い、そして遂には黄巾党と名乗る荒くれ者の集団まで現れる始末。

   もうこの国はボロボロなのです。」

張飛「鈴々達はそんなのが我慢できないのだ!」

劉備「私達はそんな人達を助けようと闘ってきました…でも」

関羽「もうこの国の混乱は私達の力だけではどうにもならない所まで来ているのです」

そういう関羽の手は悔しさで強く握りしめられていた、劉備と張飛の目も悔しさからか涙が滲んでいた。

劉備「そんな時でした、管路という占い師がある予言をしたんです。この乱世を収める天の御使いが

   流星と共に大陸に舞い降りると、そして私達は見たんです、予言の通り舞い降りる流星を!」

一姫「それが私だったのね」

関羽「はい!ですからお願いです、我らと共に闘って下さい!」

張飛「鈴々からもお願いするのだ、鈴々達はみんなを助けたいのだ!」

劉備「北郷様、お願いします!」

私はどうしようか悩んだ、ここは明らかに私の知っている三国志の世界じゃない。

それに『私が』この歴史に介入してもいいのだろうか?

ねえお婆ちゃん、私はどうしたらいいのかな?ねえ答えてよ。

ィィィィィ……

そう悩んでいたらお婆ちゃんから『譲り受けた』槍が細く唸りをあげていた。

一姫(そう、そうよね、悩む必要なんてなかったわよね)

不安そうな三人に答えを言おうとしたその時、男の人が慌てて走りこんできた。

男A「たっ、た、た、大変だーー!!」

男B「ど、どうしたんだ!お前たしか啄県まで巡業に出てたんじゃないのか?」

男A「そ、その啄県が…はあはあっ啄県が黄巾党に襲われたーー!!」

三人『!!!』

男達「な、何だと~~!!」

ザワザワ……「そ、そんな、とうとうこの近くまで…」「どうすりゃいいんだ?」

「あそこには嫁に行った娘がいるんだぞ」「俺には年老いた母ちゃんが」

一姫「劉備、関羽、張飛、何をしてるの!急ぐわよ!」

劉備「えっ…あ、そ、それじゃあ!!」

関羽「我らと共に闘って下さるのですか?」

張飛「本当なのか、お姉ちゃん!」

一姫「ええもちろん、だって私は天の御使いなんでしょ?私だって困っている人達を助けたいわよ」

劉備「ありがとうございます!!」

そう言って三人は私の前に跪いた。

関羽「では我らの主よ!これより絶対の忠誠と共に我が真名をお預けします。我が真名は『愛紗』!」

劉備「我が真名は『桃香』です!」

張飛「鈴r…我が真名は『鈴々』なのだ…です!」

一姫「真名?」

桃香「はい、真名とはその人そのものを表す真実の名、己が認めたもの以外が汚すことは

   決して許されない聖なる名前です」

一姫「そうなの、ありがとう!そんなに大切な名前を預けてくれて。でも本当の名前が

   真名というのなら一姫が私の真名になるのね、じゃあ私の真名も貴方達に預けるわ」

愛紗「そんな、ご主人様の真名を呼ぶなど怖れ多い」

一姫「そんなの気にしなくていいのに、それより急ぐわよ!」

三人『はいっ!』

 

男達「待って下さい!どうか私達も連れて行って下さい!」

周りを見るといつの間にか街の男達が跪いていた。

男達「あの街には俺達の大事な人達がいるんだ、でも俺達だけじゃ黄巾党に勝てない!

   貴方達は強そうだ、貴方達と一緒なら俺達も闘える!

   何といっても噂の天の御使い様がついているんですから」

愛紗「だが死ぬかも知れんぞ?共に闘うというのなら我らは同士だ、お前たちを守る余裕はない、

   街の庶人達を優先しなければならないからな」

男達「………」

きつい言い方かもしれないが本当のことだ。私達に守ってもらうことを期待してるのなら

それはお門違いというものだ、ここははっきりと言っておかないと。

男達「そ、それでもかまわねえ!俺達もあいつらを守りてえ!あいつらが殺されているってのに

   ここで何もせずにただ震えているなんて嫌なんだ!」

「そうだそうだ!」「俺も闘うぞ!」「あいつらだってもともと農民なんだ、怖くねえ!」

愛紗「ご主人様」

愛紗は何かを訴えるかのように私を見つめた、私はコクンと静かに頷いた。

愛紗「わかった、では共に闘おう!天下太平の為に!」

男達「おおーーー!!」

桃香「凄い、いままであちこちで闘って来たけどこんなの初めて」

鈴々「お姉ちゃんのおかげなのだ!」

そう言って鈴々は私の腰に抱きついて頬ずりをした。

一姫(とうとう本当の闘いに行くことになった、さっきはただ怖さが先に立ったけど

   やはり血なのだろうか何かが沸き立ってくるのが感じる)

ィィィィ……

槍をギュッと握ると低く唸りを上げる。

 

 

ィィィィ……

桃香(あれ、何だろ?靖王伝家が……どうしたんだろ?)

 

闘いが…始まる………

 

続く

 

あとがき

 

干吉「はい、ようやく第二話です」

 

乱A「ふう~、やっと続きが書けた」

 

干吉「以前消えたという話ですね」

 

乱A「ああ、でも基本のプロットは変えてないけど修正した場面はある」

 

干吉「たとえば?」

 

乱A「最後に街のみんなと義勇軍を作る所と桃香の靖王伝家が唸りを上げる所だ」

 

干吉「あれは一姫の槍と共鳴した感じですけど何故です?」

 

乱A「だから、秘密だって」

 

干吉「で、次回は魏√ですか?蜀√ですか?」

 

乱A「いや、それがな………」

 

干吉「いやに歯切れが悪いですね?」

 

乱A「実はGS美神の話を書いてるんだ」

 

干吉「……はい?…」

 

乱A「ふと思いついたらどうしても書きたくなっちゃって」

 

干吉「どんな話なんです?」

 

乱A「ちょっとつらい話だから、気に入ってもらえるかは自信がない」

 

干吉「そうですか、ところで左慈の行方を知りませんか?」

 

乱A「Dが何か企んでいるようだ」

 

干吉「Dが?いったい何を」

 

乱A「あと、実はGS美神とSHUFFLE!とのクロス作品も書きたいのがある」

 

??「ぶるあああああああああ!!」

 

ドゴゴゴゴーーーーン!

 

乱A「ぐはああっ!」

 

貂蝉「何の寝言を言ってんのよあんたは!」

 

乱A「出たな、この17号吸収体!」

 

貂蝉「お黙り、このTSレボリューション!」

 

乱A「ちゃんと魏√の続きも書いてるんだから文句言われる筋合いはない!」

 

干吉「二人が喧嘩になってしまったので今回はこの辺で」

 

おわり

 

《次回予告》

 

黄巾党に襲われている啄県を救うために義勇軍を結成した私達、

 

そして遂に始まる本当の闘い、

 

闘いの中で敵の、そして味方の消えていく命、

 

辛いけど、闘うしかない!そして、

 

「我ら四人!」

 

「生まれは違えども!」

 

「死すべき時は同じ!」

 

「今ここに誓う!」

 

次回、第三話「桃園の誓い!血盟の四姉妹!」

 

見ない奴は粉砕するのだ!

 


 
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