■主要人物紹介
※物語の進行に合わせて、加筆、修正を行います。
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獅子王凱(時空防衛勇者隊―GGG―ガッツィ・ギャレオリア・ガード機動部隊隊長)
本作の主人公。「元」郊外調査騎士団第三偵察隊隊長。27歳。獅子座。
注)以前の生い立ちは原作を参照の事。
出身:日本
身長:190cm~200(イークイップ時)cm
武装:アサルトIDアーマー(下記内訳)
ウィルナイフ×2(意志により切断可能範囲拡大)
プログラムリング腹部展開パネル(非実体構成装置)
ブロウクンファントム(リング強化による銃撃破壊)
プロテクトウォール(リング強化による空間湾曲)
ジェットアンカー(立体機動兵装)
ファントムイリュージョン(光学迷彩)
プロジェクションビーム(多機能投影)
フォッグガス(虚影幻幕武装)
サイバースコープ(多機能モニター)
着脱により、フライトモードで搭乗可能。
光子により自己修復(ただし、破損状況により長時間必要)
特記事項:ただし、アーマー装着時の稼働時間は3分間。(体内のGストーン|最大稼働《フルドライブ》に移行する為)
待機状態はガオーブレスとしての形態である。
※人物像(本設定は原作を閲覧の事)
長身で栗色の長髪の青年。一見穏やかで優しい風貌だが、かつては第二次代理契約戦争で、大陸最強の生物・|獅子王《レグヌス》と比喩されたその人である。人類の未来と希望の為に先陣切って戦っていたが、ある不幸な事件から一転して、独立交易都市騎士団を退団する。凱のいた地球と、『魔弾の王と戦姫』の逸話を突き止めるため、ジスタートへ訪れるが、その過程でアルサスに流れ着き、ティッタやバートランと出会いを交わす中で、「人間を超越した」自分の力の意味と答えを模索していく。
争いを好まず、食す行為以外では、虫や動物さえも殺すことを躊躇うほどの平和思考の性格。しかし、ひとたび戦いが起きれば人智を超えた剣技を繰り出し、軍の一師団(葯1万~3万)のような戦力を発揮する。
感情の高ぶりや、戦いが長期化するにつれて、心の中の獅子としての人格が表に出て、非常に冷酷かつ好戦的になることも少なくなかった。悪人でさえ殺すことを否定するが、自分の感情の高まりも相まって残虐非道な敵に時折、過剰殺傷する場合がある。シーグフリード曰く、「絶対に殺さない分、余計に苦しませるから、ヤツのほうがオレより残酷」との事。
不殺の信条を示した際、一つの誤解から当初はミラやエレンに見損なわれていた。
地球にいたころは、おじさんと呼ばれるのを否定していたが、最近の自年齢を振り返り、あまり否定できないでいる自分を複雑な気分で思っている。とはいえ、GGG機動部隊隊長だったころと容姿は殆ど変わっていない程の若々しさを残している。流れるような長髪も、女性陣(特にティッタ)には憧れの髪質である。実年齢を教えた時は、ミラやエレンが揃って「詐欺」と言った。
凱がその気になれば一国を独力で築け、外交で国家権力を動かすことが出来るのではないかという『眠れる獅子』の一節が、マスハスとボードワンの口から語られている。
強大な力を持ちながらも、野心が全くない点の危険性を誰よりも理解している。それゆえ表舞台に出ることは望ましくないとして、戦乱の苦難に遭う人々を護る為の放浪の旅を続けている。
その裏付けとして、内乱終結後にはジスタートの有力貴族やブリューヌ貴族、そしてナヴァール騎士団からの勧誘があったが、やんわりと断っている。卓越した自身の能力の高さから「世界の均衡を崩す力の王」「時代を二つに割る知恵の王」「真実に最も近い勇気ある王」と一部の者に呼ばれ、実際に凱を警戒するクレイシュやガヌロン、アスヴァールやザクスタンに命を狙われている。
平常時は少々疎いところがあり(例えば恋愛)、ティッタやフィグネリアにはデリカシーがないと時々ツッコミを入れられている。
※本編での軌跡-ブリューヌ内乱編-
アルサスに流れ着いてティッタと出会い、ヴォルン家で居候している傍らで住民を護り、アルサス中で「凄い速い」「凄く強い」「凄い剣士様」と評判になる。そんな中、ヴォジャノーイやガヌロン、ロラン、シーグフリードという強敵と出会い戦い続けていくうちに、心の檻に押し込めていた獅子の闘争本能が目覚めていき、最強の力と最弱の心の狭間で悩み苦しみながらも、ティッタの優しさに支えられる。
ティグルやエレン、リム、マスハスや様々な人たちと邂逅を得て、凱の存在が世間で囁かれる頃、ブリューヌ内乱において銀の流星軍が行方不明という報を知る。
追い打ちをかけるように、エレンの竜具アリファールが凱の前に現れ、主人であるエレンを救う為、テナルディエを討伐してほしいと懇願される。当初はアリファールを避けていた凱だったが、数日後、凱の運命を決めるかのように、かつての宿敵シーグフリードが立ちはだかる。しかも、シーグフリードを差し向けたのは、ヴィクトール王だった。(これは、凱の強さが本物かどうかを見極めるためだった)
ブリューヌでテナルディエ公爵が暗躍していることを知らされ、ブリューヌとジスタート両国の為に、テナルディエ公爵を暗殺してほしいという、奇しくもアリファールと同じ依頼をされる。
テナルディエ公爵を止めるべく、今の時代を生きる人々を護る為にブリューヌの戦火へ飛び込んでいく事となる。
その道中、元傭兵のフィグネリアと出会い、奪われたアルサスを取り戻すべく、銀の流星軍と接触を果たす。ティッタと共にセレスタの町へ向かい、テナルディエ公爵と初対面する。
側近であるノアと戦い、鎧の神剣ヴェロニカと銀閃アリファールの斬り合いで、凱はアリファールの刃を折られてしまう。アリファールを再鍛錬するため、一度独立交易都市へ戻り、ルークの元を訪ねる。そこで神剣の刀鍛冶から、「折れたのは竜具じゃない。あんたの心と信念だ」と言われ、確固たる信念を持てない自分の弱さを痛感した。
エインスワーズ家の教えとして、「刃を返して相手の心に問え。少しでもテナルディエの心に触れてみろ」を諭され、凱はこれまでの行いを振り返り、これからの決意を新たにする。
ルテティア大火、燃導兵装甲鉄艦『黒獅子帝』のレグニーツァ・ルヴーシュへ出港を始めとした、様々な暗躍を阻止した後、シーグフリード、フィグネリアと共に、テナルディエが招待する主要都市ランスの決戦闘技場へ出向く。
最終決戦竜技-
熾烈極まる死闘の末、勝利したかに見えたが、ザイアン共々不意を突かれて重傷を負う。しかし、命と護から「生きる勇気」の意味を思い出され、持ち直して勝利。テナルディエ軍は壊滅する。(連続使用した最終決戦竜技の影響で、「血の病のような淀みを感じる」といっていた)
様々な人の生き様と邂逅を得て、勇気をもってティグル達に普段より接するようになり、自分を主張するようになった。
アリファールの意志でエレンの元へ返還され、自身は新たな地へ流れることとなる。
※戦闘力
上記のとおり、作中トップクラスの戦闘力を持っているものの、他者をいたわる優しさと不安定な心の弱さによって、大きなブレ幅が出る。(物語登場時には、最終決戦竜技を技術的には使えるものの、迷いの残る心が枷となっていたため、使用できないでいた)
観察眼や戦いの流れを瞬時に読み取ることに優れており、まるで予知能力に近いような先手行動をとれる。気合で押し切る場面や物理法則に従って余力を残す場面等、状況によって最適な行動を選択する。
この時代にはない物理法則や、戦闘概念をもちあわせ、自身も竜具を使用した経験から竜技の特性を見抜いている。(戦姫に極端な軽装が多いのは、竜技発動時において、血管や筋肉繊維が拡張する作用で、甲冑や装甲を身に着ける事はかえって竜技の威力を大幅に削いでしまう為、兵の損耗率を低下させる為だとリムに説明している。現に凱がアリファールを振るっていた時は、IDアーマーを装着しなかった)
さらに、竜技を封じる鎖の対応策として「竜技自体は通じないが、竜技で発生した自然現象は素通りする」ことを導き出す等、高い応用力を持つ。加え、
さらに、アリファールを
天を駆けるような跳躍力、岩をも砕く拳力を以て銀閃殺法をはじめとした数々の竜殺法を習得しており、長剣以外はルークから指南され、槍、錫杖、鞭、双剣、刀、斧、鎌等、多種多様な武器に精通している。反面、銃以外の飛び道具、特に「弓」は不得意で、ティグルに対して「異世界版ゴ○ゴ」や「赤髪のシ○・ヘ○ヘ」と敬称をつけ、ル―リックと共に弓の指南を受けていたことがあった。
魔物とは交戦歴が長く、勇者としての力を存分に発揮し、ヴォジャノーイやバーバ・ヤガー、トルバラン、ガヌロンをも退けて見せた。中でも、3体の魔物を同時に相手して一歩も引かなかった。
(ブロウクンマグナムやプロテクトシェード、ヘルアンドヘヴンはその時にしか使わない)
並みの武器では凱の力に耐えられない為に、使える武器が少ない弱点を指摘されている。ヴォジャノーイ戦においては、凱の抜刀術によって、マスハスから拝借した剣を消失させてしまう。
誰よりも優しい気性ゆえに、「愛に深すぎる獅子故、弱者を餌にすれば檻に閉じ込めやすい」とヴィクトールから指摘されるものの、それは「罠だと分かっていても飛び込んでいく。それは勇者としての矜持」として言い返している。
※人間関係
初めて独立交易都市で出会ったヴァレンティナを契機に、未知の大陸との人間交流がさかんになる。
元々一般人で在ったため、平民とは非常に親しまれている。ブリューヌ内乱において関わりのあったナヴァール騎士団や、ジスタート、ブリューヌの王族や貴族諸侯とは非常に信頼されている。
ヴィクトール王とは上記のように、最初は反感こそあったものの、趣味を共有する釣り仲間や、独立交易都市共同本即売市場のパイプ役になるなど、公私において親密な仲になっていく。
ブリューヌ内乱においては、公に出来ない裏部分の功績(大混乱になるほど王政府にとって秘密裏)の為、レギンやボードワンには申し訳なく思われている。(ただし、凱になにかあれば必ず力になると言っている)
民や上層貴族、王族達には高い評価がある為に、「公に出来ない難儀な事は凱に相談したらどうだ?」という認識がブリューヌとジスタートにある。現にブリューヌ内乱においてはオリビエから、自責の念に囚われたロランの事を頼まれたり、リムからは、銀の流星軍の指揮官不在になったとき、エレン、ミラ、ティグルの事を頼まれている。
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※多少のネタバレありです。物語の進行に合わせて修正します。