No.868555 英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~soranoさん 2016-09-11 20:41:47 投稿 / 全2ページ 総閲覧数:1407 閲覧ユーザー数:1249 |
~真・煌魔城~
「ま、まさかトマス教官が”星杯騎士”―――それも副長を務めている人だなんて……!」
「し、信じられない……!」
「前々から疑問に思っていたが俺達の学院の教官達の採用基準はどうなっている!?」
「とても副長を務めておられるような方には見えませんでしたが……」
「しかもロジーヌまで”星杯騎士”とはな……」
「青天の霹靂だね。」
「アハハ……オジサンも士官学院に”星杯騎士団”が潜入している事までは予想していたけど、まさか”守護騎士(ドミニオン)”―――しかも”星杯騎士団”の副長が潜入していたなんてね~。」
「さすがは”星杯騎士団”ですね……」
「フフ、『人は見かけによらない』という諺とはこの事を言うのだろうな……」
「ったく、アインの奴、知っていて黙っていやがるなんて相変わらずいい性格をしているぜ……」
昇降機が上へと向かっている中先程の出来事を思い出したエリオットやアリサは信じられない表情をし、セレーネは呆け、ユーシスは疲れた表情で声をあげ、信じられない表情をしているガイウスの言葉に続くようにフィーは目を丸くして呟き、ミリアムは表情を引き攣らせ、クレア大尉とラウラは苦笑し、トヴァルは疲れた表情で溜息を吐き
「フフッ、まさかトマス様が”星杯騎士団”の副長だったとは、わたくしも驚きましたわ。」
「……正直俺も信じられない思いだ。フッ、ケビン・グラハムに続いて欺けられるとは俺もまだまだだな。」
「ハッハッハッ!それにしてもまさか我が母校にケビン神父の”上司”が潜んでいたとはね。”灯台下暗し”とはこの事を言うのだろうね♪」
「……洒落になっていないぞ。」
「フフッ、もしかしたらわたくし達の女学院にも”星杯騎士団”の方がいるかもしれないわね♪」
「アルフィン義姉様も冗談にならない事を言わないで下さい……」
シャロンとレーヴェは苦笑し、声をあげて笑ったオリヴァルト皇子の推測を聞いたミュラー少佐は静かな口調で指摘し、微笑みながら呟いたアルフィンの推測を聞いたエリスは疲れた表情で指摘し
「フッ、この様子なら他の教官達も実はどこかの組織の凄腕の使い手かもしれないね♪」
「ア、アンちゃん、それ、冗談になっていないよ……?」
からかいの表情で呟いたアンゼリカの冗談交じりの推測を聞いたトワは冷や汗をかいて指摘した。
「そう言えばリィン達の学校の一部の先生達も”カレイジャス”の防衛をしているよね……?その事を考えるとこの世界の学校の先生たちはみんなサラさんやトマスさん達みたいに強いのが常識なのかしら……?」
「いやいや、教師であんな非常識な強さなのはサラ教官達だけだから、一般の教師の枠にサラ教官達を含めないでくれ!」
不思議そうな表情で首を傾げて呟いたゲルドの推測を聞いたマキアスは疲れた表情で指摘した。
「それにしてもトマス教官が”星杯騎士”―――それも”守護騎士”だなんて本当に驚きましたよね………」
「しかも”星杯騎士団”の副長だなんて、実際に知っても信じられない思いだわ。」
「ふ~ん。じゃああの眼鏡教師、ケビンの上司だから結構強いんだ。」
「リフィアの専属侍女長になってから驚く事ばかりを知っているような気がするわ………」
「フフ、殿下の専属侍女長を立派に務める貴女も私達からすれば十分驚く出来事よ。」
「……同感だ。殿下の専属侍女長を務めている事に城に務めている使用人達だけでなく軍関係者や貴族、果ては皇族の方々も驚いていたとの話だからな。」
「ぬう………皆がそこまで驚いていたとは。皆は余をどんな風に見ておるのじゃ?」
「あんたの普段のハチャメチャな行動を知ったら、誰でもそう思うわよ。」
「エステル……君だけはリフィアの事は言えないよ……」
苦笑しているツーヤに続くようにプリネは表情を引き攣らせて答え、エヴリーヌは呑気そうな様子で呟き、疲れた表情で呟いたエリゼに指摘したシグルーンとゼルギウスの話を聞いて唸り声を上げて考え込んでいるリフィアにジト目で指摘したエステルにヨシュアは呆れた表情で指摘した。
「……トリスタの防衛戦の時からトマス教官が”只者”じゃない事はわかっていたけど、まさか”星杯騎士”――――それも”守護騎士(ドミニオン)”だなんてね。完全に騙されたわ……”執行者”の連中は知らなかったようだけど、アンタなら知っていたのじゃないかしら?実際あんたと同じ”蛇の使徒”だった”鋼の聖女”は知っていたようだし。」
疲れた表情で溜息を吐いたサラ教官はクロチルダに視線を向け
「ええ、私も最初”匣使い”が貴方達と一緒にいる所を見た時は驚いたわよ。内戦や”騎神”は”星杯騎士団の領分”じゃないから、関わって来ないと予想していたのだから。」
「つーか、知っていたんなら俺達にも教えろよな……」
「今思い返してみると”双龍橋”でアタシ達の前から姿を消した方法も”古代遺物(アーティファクト)”関係だったのでしょうね。……まあ、あのポヤンとした眼鏡教師が”守護騎士(ドミニオン)”で、しかも”星杯騎士団”の副長だなんてアタシも信じられないけど。」
苦笑しながら答えたクロチルダにクロウはジト目で指摘し、セリーヌは疲れた表情で溜息を吐いた。
「「…………………」」
「ケビンさん?それにリースさんも何かを考えているみたいだけどどうしたの?」
それぞれ考え込んでいるケビンとリースが気になったミントは訊ね
「それは…………」
「――――大方”私”が二人いる事が気になっているのでしょうね。」
「あ…………」
「姉様………」
ミントの疑問にケビンが複雑そうな表情で言葉を濁している中静かな表情で答えたルフィナの答えを聞いたエステルとリースは辛そうな表情でルフィナを見つめた。
「ミント、未来の貴女が先程あの場にいたもう一人のルフィナ・アルジェントを連れてきた可能性はありえませんか?」
「それは絶対にありえないよ。フェミリンスさんやママたちも知っての通り、マリアベルさんが碧の虚神(デミウルゴス)”が持つ”因果”の力を死に際に暴走させた事が原因で時空間が滅茶苦茶になって、下手に手を出せばミント達が時空間を永遠に彷徨う事になるから、幾らミント達の”真竜”の力でもそんな無謀な事はできないよ。」
「それじゃああのルフィナさんは一体何者なんだろう……?」
「ルフィナさんは6年前に亡くなったとの事ですし………」
「彼女から感じた気配は”生者”でしたから亡霊や不死者の可能性は絶対にありえませんしね……」
フェミリンスの指摘を否定したミントの答えを聞いたアドルやエレナ、フィーナは考え込み
「未来のミントが別の時間軸の彼女を連れてきて今まで黙っていた可能性はどうかしら?」
「それは絶対にありえないよ~。そもそもルフィナさんを二人連れてくるくらいだったら、サティアさんの時代のセリカさん達を連れてきた方がいいと思うし。」
クレハの推測を聞いたミントは疲れた表情で否定した。
「フフ、ちなみに私の時代のセリカはついて来るつもりだったみたいだけど、私が止めておいたわ。」
「へ……何で?」
苦笑しながら呟いたサティアの話を聞いたエステルは呆けた後不思議そうな表情で訊ねたが
「だって、セリカが二人いる事に対して私は一人だけじゃない。愛するセリカ同士が私をめぐって争って欲しくないもの。」
「何それ。ノロケ?」
(ううっ、また知りたくもないサティアの変貌を知ってしまったわ……)
(クー……)
(クク、だが実際にありえてもおかしくないのだから、洒落になっていないだの。と言うか既にお主、未来の世界のサティアを抱いた事もあるが、この場合サティアの”不倫”になるのか?)
「………………」
頬を赤らめて嬉しそうな表情で答えたサティアの答えに仲間達と共に脱力したエステルはジト目で指摘し、エステルの身体の中にいるパズモは疲れた表情で頭を抱え、クーは冷や汗をかき、興味ありげな表情をしているハイシェラの指摘に対してセリカは何も答えず静かな表情で黙り込んでいた。
「ア、アハハ……未来のミントがセリカさん達を連れてこなかったのはそれもあると思うけどハイシェラさんが二人揃う事も防ぐ為だと思うよ?ほら、ハイシェラさんの性格を考えたらハイシェラさん同士が戦いを繰り広げて周りが凄い事になる事は目に見えているし。」
「ハ、ハイシェラさんが二人って………」
「戦マニアでニート魔神のハイシェラの事だから、”自分自身”と戦える機会なんて早々ないとか言って、間違いなく大暴れするでしょうね。」
「――――正論だな。」
「ハイシェラ……一人でも迷惑過ぎ………二人もいたら……もっと迷惑………」
「フフ、一人でも”歩く天災”なのに二人もいて暴れたらその余波によって二人の戦いの中心となった国は滅亡同然の被害を受ける事になるだろうね。」
(ええい、お主達、揃いも揃って、我を何だと思っている……!?というかミント嬢ちゃんもエステル嬢ちゃんに影響されて、我を相手に平気であのような事言うようになるとは……我の威厳がエステル嬢ちゃんのせいで更に下降しているだの!)
苦笑しながら呟いたミントの推測を聞いたヨシュアは表情を引き攣らせ、エステルはジト目で呟き、セリカとナベリウスは静かな表情で呟き、苦笑しながら呟いたリタの推測を聞いたリィン達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ハイシェラは顔に青筋を立てて声を上げ
「ふふっ、それにしてもサティア様の時代のあたし達か………ま、全員今と全然変わっていないでしょうね。」
「私達はセリカ様の”使徒”ですから不老の存在ですものね……」
「フフ、それを言ったら”神格者”の私やレヴィアも全く変化せずに生きているのでしょうね。」
「……わらわは変化―――成長していて欲しいのだがな………」
未来の自分達は相変わらず代わり映えない姿である事がわかっていたマリーニャとシュリ、ロカは苦笑し、レシェンテは自分の幼い身体を見て疲れた表情で呟いた。
「サティア様の時代でも変化していないと言えば、リィン様達もきっとそうじゃないですか~?サティア様の話ではリィン様やリィン様の奥方のエリゼ様達もサティア様の時代で生きているとの事ですし~。」
「え…………」
「へっ!?た、確かサティア様の時代って今から約200年後でしょう!?人間の俺達はとっくに寿命がつきて生きていないと思うんですけど………」
ある事を思い出して呟いたサリアの話を聞いたエリゼは呆け、リィンは驚いた後困惑の表情でサリアに訊ねた。
「わ―――――――ッ!リィンさん、エリゼさん。今のサリアさんの言葉は気にせずすぐに忘れて!!」
するとその時ミントが慌てた様子で声をあげて必死な表情でリィンとエリゼを見つめて指摘し、その様子を見守っていたリィン達は冷や汗をかいた。
(いや、そんな事を言われても滅茶苦茶気になるんだが………)
(ええ……何故私達がそれ程の年月を生きていられるのでしょうね……?)
(しかもリィンの妻であるエリゼ”達”って事は他にもいる訳よね……?もしかしたらその中に私もいるのかしら……?)
(うふふ、エリゼ様がおられるのですから、確実にお嬢様もその中に入っていますわ♪)
(ふふ、勿論リィンさんの”妻”であるわたくしやエリスも入っているでしょうね♪)
(ア、アルフィン義姉様。)
(わたくしは”竜”ですから200年経っていても生きていて当然ですが、お兄様達はどうして生きておられるのかが気にはなりますが……フフ、でもわたくしとしては嬉しい事実ですわ。)
我に返って小声で呟いたリィンの言葉にエリゼは頷いた後考え込み、戸惑いの表情で呟いたアリサの疑問にシャロンが笑顔で答え、嬉しそうな表情で呟いたアルフィンの推測を聞いたエリスは冷や汗をかき、セレーネは戸惑いの表情でリィン達を見つめた後嬉しそうな表情になった。
(うふふ、今の話、どんな事になってそんな風になったと思うかしら♪)
(え、えっと………多分だけど私かベルフェゴール(貴女)のどちらかがリィン達を自分達の”使徒”にしたか、”神核”を分け与えて”神格者”にしたかのどちらかよね……?)
(そうですね。”使徒”もしくは”神格者”にできる力を持っているのは”魔神”もしくは”神”ですからね。)
(……200年も経ったら性欲が無限のマスターの事ですから最低でも今の数十倍の数の女性と結ばれて、毎晩複数の女性と不埒な事をしているのではないでしょうか。)
(ア、アルティナさん。さすがに数十倍は数え過ぎで、せいぜい十倍くらいだと思いますけど………)
一方興味ありげな表情をしているベルフェゴールの問いかけに対して答えたアイドスの推測にリザイラは頷き、ジト目で呟いたアルティナの推測を聞いたメサイアは冷や汗をかいて指摘した。
「え、えっと……話をもう一人のルフィナさんの件に戻しますけど、僕はあの場にもう一人のルフィナさんがいる事についてある可能性があると思っているんです。」
「へ………」
「ナユタ?それって一体どういう意味なの?」
無理矢理話を戻したナユタの話を聞いたケビンは呆け、ノイは不思議そうな表情で訊ねた。
「………―――そもそも”ルフィナさんは彼女が死んだと思われた6年前の件で死んでいなくて生きている”可能性だよ。」
「………状況を考えればその可能性が一番納得できますね。」
「た、確かにそうですけどルフィナ姉さんが死んだ事は姉さんの死体を確認したオレが一番よくわかっているんです……!あの後に姉さんが生きているなんて………そんなのありえへんやろ………」
「ケビン…………」
ナユタの推測にエイドスが同意したが辛そうな表情で声を上げて否定した後顔を下へと俯かせたケビンの様子をリースは心配そうな表情で見つめ
「………………今は私について話している場合ではないわ。――――まずは双界の滅亡を防ぐ事……その事に集中しなさい。」
「姉さん………わかった。」
ルフィナの指摘にケビンは辛そうな表情をしていたがすぐに気を引き締めて頷いた。
その後昇降機が新たな道へと続く場所に到着し、リィン達は探索を再開した。探索の最中で”真・煌魔城”の力で具現化されたかつての”幻燐戦争”の最後でリウイ達が戦った”姫神フェミリンス”を自らの身に降臨させた”姫将軍”エクリア・フェミリンスや遥か昔メルキア帝国の内乱を制したヴァイス達の最後の敵であった前メルキア皇帝―――ジルタニア・フィズ・メルキアーナとジルタニアの忠臣として内乱時のメルキアで暗躍をしていた元メルキア四元帥であるノイアス・エンシュミオスがリィン達の道を阻んだが、それぞれその際にかけつけたリィン達の道を阻む者達と因縁がある人物達―――リウイやエクリアを始めとしたメンフィル帝国の精鋭部隊や”六銃士”を始めとしたクロスベル帝国の精鋭部隊がかけつけてそれぞれ戦闘を開始し、その間にリィン達は戦闘を駆けつけた精鋭部隊の援軍に任せてひたすら頂上を目指し続けた―――――
今回の話でおわかりと思いますがリウイ達とヴァイス達の援軍イベントはめんどいのでスキップしました(汗)なおリウイ達の相手は幻燐2のラスボスである姫神化したエクリアとエクリアが召喚した雑魚キャラ達でヴァイス達の相手は原作ラスボス戦同様アルタヌーの力を宿したジルタニア&ノイアスとジルタニアが召喚した結晶化したメルキア騎士達で、リウイ達のメンバーはリウイ、イリーナ、エクリア、カーリアン、ファーミシルス、ペテレーネ、レン、セオビット、シルフィエッタ、ティア、サフィナ、ユミルで現れたオリジナルキャラであるエフラムを始めとしたメンフィル皇族&将軍全員で、ヴァイス達のメンバーはヴァイスやギュランドロスを始めとした”六銃士”全員と残りのメルキア四元帥&魔導巧殻全員、リセルとマルギレッタ、そしてリ・アネスです。ちなみに援軍イベントは後2回です。まあ、後2回どの陣営が援軍に来るのかですまだ現れていない残りの陣営を考えたらもはやバレバレかと思いますがwwそれと東亰ザナドゥのPS4版をプレイしていますが……プレイして感じていますがVITA版より難しくなっていると感じているのは私の気のせいでしょうか(汗)ボタン配置がVITAと違う事で戸惑っている事もありますがボスの攻撃パターンが以前にはなかった攻撃パターンがあるような気がするんですよね…………それとゲーム内の閃Ⅲのチラシを見て主人公はどう考えてもリィンだなと思いました(遠い目)3rd篇の事を考えるとどうせ最終的にⅦ組全員が仲間になるんでしょうね……もうそれは諦めるとしてクレアやエリゼ達もメインメンバーになって欲しいですね。後できればオリビエとミュラーもwそれと蓬莱町のゲームセンターにはイースVS閃の軌跡(ポスターに写っている人物はイース8時のアドルと閃Ⅱ時のリィン)というポスターがありましたが、果たしてこれはただのネタなのかマジでゲーム化するのかどちらでしょうね(汗)
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第652話