パッカラパッカラパッカラパッカラ
と、ゆーわけで(どーいうわけかはその3を参照♪)…メイドなあたしが何故か行軍に参加することになった。
パッカラパッカラパッカラパッカラ
しかも、糧食が足りなかったら連帯責任というオマケ付きでorz
パッカラパッカラパッカラパッカラ
はぁ、とりあえずはこの先にいる“不確定要素”をなんとかする方法を考えないとなぁ
パッカラパッカラパッカラパッカラ
しっかし…
「思ったより、のんびり進むのねぇ」
糧食が半分なんだから、行軍速度も常時の倍くらいかなぁと思ってたのに、そーでもないっぽい。…糧食、足りるかなぁ?
「あら、以外かしら?」
あたしの呟きを聞きつけて華琳ちゃんが話しかけてきた。ってか、そんな風に笑いながら話されてもなぁ…絶対、楽しんでるし
「だって、糧食半分しかないのに、結構のんびり進んでるんだもん。もっとこう、駆けていくものかと思ってたし」
「そんな事したら、馬が疲れちゃうじゃない。馬に負担がかからないように行軍しないと、帰りの行軍が遅くなるから、このくらいでいいのよ」
「ほぇ~…そんなもんなのかぁ」
確かに、馬が無くなったら歩きになっちゃうしね
じ~
「わたしとしては、萌の腕に驚きよ。同じ糧食を食べるのでも、そのまま食べるのと、調理して食べるのが全然違うとは思わなかったわ。もともと調理できるものとも思ってなかったし」
「あ~…それはまぁ、貧乏人のサガ…根本的思考? っていうか、出費を抑える為にはいかに一食の値段を減らしてかつ満腹にするかっていう考えが染み付いちゃってて…」
「……そ、そう。あなたも苦労していたのね…」
やめてっ、そんな哀れんだ目で見ないでっ
じ~~
「まぁ、萌のおかげで今回の行軍の士気も高いし、これなら盗賊討伐も早く終わるでしょう」
「ほへ?」
あたしのおかげで士気が高い? なんで??
「私も驚いたわ。まさか糧食の見た目が変わるだけでこんなに士気が上がるなんて。それとも、萌みたいな可愛い侍女が給仕してくれるからかしら?」
クスクス笑いながら言う華琳ちゃん。
あー、そういえば戦争とかの前線で一番の問題がいかに食料に飽きないか、とかなんとかそんな感じだったっけ。まぁ、確かに保存食はどれも似たり寄ったりになっちゃうから、飽きやすいっちゃ飽きやすいもんねぇ
じ~~~
「そうね、今度から行軍に萌も連れて行きましょう。糧食の節約にもなりそうだわ」
「ぅ、うん……」
華琳ちゃん、笑いながら言うと、冗談なのか本気なのか、判断が付かないんだけど…
じ~~~~
「……? 春蘭ちゃん? どうかしたの?」
「はぇ!? いや、なんでもないぞ、なんでも! ああ!」
ふと思い出して後ろを振り向くと、春蘭ちゃんがこちらを見ていたから話しかけたんだけど…なんだか凄い慌てだしちゃった。どしたのかな?
「フフフ、春蘭は用がないそうだから、話の続きをしましょう。どこまで話したかしら」
「あたしを次からの行軍に~ってところかな? でも、あたし侍女だし…」
華琳ちゃんはなんだか楽しそうに笑って…って、それはちょっと前からか。んー、春蘭ちゃんの様子もちょっと変っぽいし、華琳ちゃんはなんだか楽しそうに笑ってあたしに話しかけてくるし…どしたのかなぁ
っと、そこに前方から帰ってくる兵士が。あれは…伝令さんかな?
「伝令! 前方に大人数の集団を確認」
「そう、下がっていいわ。……春蘭! 桂花と秋蘭を呼んできて」
「はっ♪」
言われて後ろにかけてく春蘭ちゃん。しっかし、前方の大人数の集団ねぇ…やっぱりあのコだよねぇ。いよいよ、ここからがあたしの正念場ってヤツかな…うぅ、自信ないよぉorz
ところで、春蘭ちゃんはなんであんなに喜んだんだろ?
「さて・・・当たりだといいのだけれど」
そう華琳ちゃんが呟いてすこしして、春蘭ちゃんが秋蘭ちゃんたちを連れて帰ってきた
「……遅くなりました」
「ちょうど偵察が帰ってきた所よ。報告を」
そう、さっきの伝令は大まかなこと伝えるもので、こっちの偵察は詳細を伝えるもの…だと思う。
実はあたしも良くわかって無いんだけどねw
「はっ! 行軍中の前方集団は、数十人ほど。旗がないため所属は不明ですが、格好がまちまちな所から、どこかの野盗か山賊かと思われます」
ゲームどおりなら、十中八九、野盗だねん。
「……様子を見るべきかしら」
「もう一度、偵察隊を出しましょう」
そう。で、春蘭ちゃんが偵察に出されるけど…ここに一刀君はいない。ってことは、押さえ役なしで、野盗発見に時間がかかるのかなぁ
「夏侯惇と…ほ、萌お姉さま、指揮を執ってください」
「あ、あたし!?」
「「「……お姉さま?」」」
あ、あれ? なんで三人ともハモるかな?
「へぇ……萌ったら、手が早いのね。私たちからは逃げていたのに」
「い、いや、華琳ちゃんが考えてるような事実はひとっつもないよ!?
そ、それよりも何であたしなの? あたし戦闘とかはあんまり…」
「いえ。戦闘は夏侯惇がしてくれるでしょうから、お姉さまには夏侯惇の押さえ役をして欲しいのです。
夏侯惇もお姉さまの言うことなら素直に聞くようですから」
「あー、なるほど…」
つまり、あたしが一刀の立場なワケね。まー妥当っちゃ妥当かー
「何故そこで納得する! それではまるで、わたしが敵と見ればすぐ突撃するようではないか!」
「違うの?」
「違わないでしょう?」
「ほ、萌ぁ~」
……ごめん、春蘭ちゃん、あたしには黙秘することしかできない。ほんっと~にゴメンっ
「私が出ると、こちらが手薄になりすぎる。それにもし戦闘になった場合も姉者のほうが適任。……そういう判断だな、桂花」
「そうよ」
まー、人手不足だし、使えるものは何でも使うってのは軍師的考えと言うか、華琳ちゃん的思考っていうか…理にかなってるっちゃかなってるね
「行ってくれるわね? 萌、春蘭」
「はっ! 承知いたしましたー!」
「りょうかーい♪」
「では春蘭、萌。すぐに出撃なさい」
春蘭ちゃんの隊をまるまる偵察部隊に割り振って、あたし達は華琳ちゃんの本隊から離れ、先行して移動を始めていた。
「~♪~♪~♪」
「…楽しそうだね、春蘭ちゃん?」
「そそそ、そんなことはないぞ!? 別にさっきまで華琳さまと萌が楽しそうに話してるのが羨ましいとか、そんなことはこれっぽっちも」
…春蘭ちゃん、本音が出てる、本音が。
「そっか~。春蘭ちゃん、華琳ちゃん大好きだもんねぇー。それじゃ、この偵察を頑張って、後で華琳ちゃんにたっくさん褒めてもらおうね」
「い、いや、それも嬉しいのだが、それはそれとして今は萌と……」
「見えたっ」
みゅ? 春蘭ちゃんが何か言ってたような気がするけど、いまはこっち優先っ
「何!? ……見えないではないか」
「このまままっすぐ行ったところにいるけど……なんだか行軍してる感じじゃないみたい」
むこうの集団は一箇所に留まって、何やら騒いでいるように見える。かといって、酒盛りとか、そんな感じでもないし……
「……萌? 見えてるのか」
「あたし、目はいいから……っ! 春蘭ちゃん、急いでっ」
「……? どうした?」
「女の子が一人で野盗と戦ってるの!」
「なんだと!? それを早く言え!」
あたしがそう言った直後、春蘭ちゃんは馬に鞭を振り、一気に加速させていく。
「あ、待っ……もう、だからあたしが付けられるようになるのに…
あたし達も急ごう!それと、兵隊さんは、夏侯惇将軍が逃がした野盗を追跡して、敵の拠点を見つけ出して
あと、曹操様に伝令を出しといてっ」
「はっ!」
「貴様らぁっ! 子供一人によってたかって……卑怯というにも生温いわ!
てやあああぁぁぁっ!」
あたしが駆けつけると、春蘭ちゃんが怒鳴り散らしながら剣を振るっているところだった。ってか、怖っ。あれは逃げる野盗に同情するわぁ…いや、春蘭ちゃんが味方でよかったよ、ホント
「うわぁ~~っ! 退却! 退却~~~っ!」
「逃がすか! 全員、叩き斬ってくれるわ!」
おっと、あたしまでビビッてる場合じゃないや。止めないとホントに全滅させちゃいかねない
「春蘭ちゃん、待って!」
「ほ、萌っ!? わ、分かった。待つ、待つからその…/////」
ふぅ、素直に言うこと聞いてくれてよかった。やっぱり捕まえて止めるのが効果バツグンみたい。でも、なんで春蘭ちゃんは顔赤いんだろ?
「…コホン。で、萌、なぜ止めた?」
「あたし達は偵察で来たんだよ? その子を助けるために戦うのはいいけど、全滅させちゃ偵察になんないでしょ?
とりあえず、逃がした野盗を兵隊さんに追跡させてるから、拠点もすぐ見つかると思うよ」
「そ、そうか…」
ふぅ、これで一段落かなぁ。しっかし、ホントに猪だなぁ。いや、あたしの言い方も悪かったんだろうけど、押さえ役が必要ってのは、武将としてはどうなんだろうねぇ…
「あ、あの……」
「おぉ、怪我はないか? 少女よ」
「はいっ。ありがとうございます! おかげで助かりました!」
か、可愛いっ♡ ゲームで印象の強い元気な許緒ちゃんと違って、しおらしい許緒ちゃんもまた可愛いなぁ
「それは何よりだ。しかし、なぜこんなところで一人で戦っていたのだ?」
「はい、それは……」
許緒ちゃんが話をしようとしたところで、華琳ちゃん達の本隊が追いついてきた
「あ、来た来た。華琳ちゃーん、こっちこっち」
「…………っ!」
「萌。謎の集団とやらはどうしたの? 戦闘があったという報告は聞いたけれど……」
「それなら、春蘭ちゃんに恐れをなして逃げちゃったよ。
追跡はしてもらってるから、拠点もすぐに見つかるんじゃないかな」
「あら。なかなか気が利くわね」
「まぁね~♪」
といっても、ゲームの知識があればこそ、だけどねん。
「あ、あなた……!」
「ん? この子は?」
「あー、この子はここで野盗に…」
「お姉さん、もしかして、国の軍隊……っ!?」
って、そーいや許緒ちゃんはこの時国が嫌いなんだっけ。やっば……
「まぁ、そうなるが……ぐっ!」
ブォン……ガキッ
「はぇ……?」
許緒ちゃんが振り回した鉄球を、春蘭ちゃんがかろうじて大剣で止める…ってか鉄球でかっ!?あれを振り回す許緒ちゃんも凄いけど、受け止める春蘭ちゃんも凄い……
「き、貴様、何をっ!」
「国の軍隊なんか信用できるもんか! ボク達を守ってもくれないクセに税金ばっかり持っていって!
てやあああぁぁぁぁっ!」
引き戻す力を遠心力に変えてさらに強烈な一撃を振り下ろすが、春蘭ちゃんはそれも耐える
「ボクが村で一番強いから、ボクが皆を守らなきゃいけないんだっ! 盗人からも、おまえたち……役人からもっ!」
「くっ! こ、こやつ……なかなか……っ!」
女の子相手だからとはいえ、本気になれないとはいえ、あの春蘭ちゃんが押されるほどの力を振るう許緒ちゃん。その力の源は、守らなきゃって言う気持の強さなんだろうけど…この辺りの街を治めてるのは華琳ちゃんじゃない。
力が…想いがいくら強くても、それを振るう相手を間違えてたら、それは悲しい事だと思う。だって、いくらその想いが強くても、果たされないんだから…だから、この争いは止めないとっ
「「「萌(お姉さま)っ!?」」」
許緒ちゃんの事を考えてると、身体は勝手に動いていた
あたしには春蘭ちゃんみたいに正面から受け止めることは出来ないけど
…でもっ、それでも、何とか許緒ちゃんを止めたいからっ
「ほっ、萌っ?!」
「えっ?!」
いきなり飛び出たあたしに驚く春蘭ちゃんと許緒ちゃん。でも許緒ちゃんが三度振りかぶった鉄球は急に止められないから、春蘭ちゃんに届く前にあたしにくる。
春蘭ちゃんは慌ててあたしより前に出ようとするけど間に合う筈がない。あたしはこないだの街での事件後に作った鉄扇を取り出して―――
「……我流、“支流”」
合気の応用で鉄扇を鉄球に触れさせて強引に斜め上へと方向転換させた。ってか受け流したのに手が痺れるってどんだけよ!?
「わわっ」
予想外の方向に飛んでいく鉄球に引っ張られてバランスを崩した許緒ちゃんの左手を鉄扇で打ち、剣玉を落とした。ってか、なんで剣玉なんだろうね
「あぅ……っ」
「…ねぇ、許緒ちゃん。こんな世の中だし、国の軍隊が嫌いなのも仕方ないと思うし、皆を守りたい気持も分かる…でもね?
その力を振るう相手を間違えちゃダメだと思う。だから、あたし達の話を聞いて。ね?」
「う、うん////」
「ありがとう」
ナデナデ
「姉ちゃん。は、恥ずかしいよぉ~」
「あ、ごめんね」
さて、これで何とか…
「この…バカ者がっ!」
「しゅ、春蘭ちゃん!?」
春蘭ちゃんにバカって言われたorz
「何故あんなことをした!? 一歩間違えれば死んでおぶっ」
「お姉さまっ! お怪我はありませんか!?」
「け、桂花ちゃん…」
春蘭ちゃんを押しのけるとは…。しっかし、心配かけちゃったんだなぁ、あたし
「まったく、肝を冷やしたぞ」
「ゴメンネ、秋蘭ちゃん」
「いや、無事ならばそれでよい」
「・・・・・・」
「か、華琳ちゃん…」
「……いろいろと言いたいことはあるけど、今はその子たちの相手で手一杯でしょうから、帰ってじっくり聞いてあげるわ」
「あはは…お、お手柔らかに」
華琳ちゃんはそれだけ言うと許緒ちゃんに向き直った
「あなた、名前は」
「き……許緒と言います」
「そう…許緒、ごめんなさい。」
「曹操、さま……?」
「何と……」
華琳ちゃんが許緒ちゃんに頭を下げると、あたしの周りで言い合ってた桂花ちゃんと春蘭ちゃんは、驚いて言い合いをやめた
「あ、あの……っ!」
「名乗るのが遅れたわね。私は曹操、山向こうの陳留の街で、刺史をしている者よ」
「山向こうの……? あ、それじゃっ!? ご、ごめんなさいっ!」
「な……っ?」
「山向こうの街の噂は聞いています!
向こうの刺史さまはすごく立派な人で、悪いことはしないし、税金も安くなったし、盗賊もすごく少なくなったって!
そんな人に、ボク……ボク……!」
「構わないわ。今の国が腐敗しているのは、刺史の私が一番良く知っているもの。
官と聞いて許緒が憤るのも、当たり前の話だわ。だから許緒、あなたの勇気と力、この曹操に貸してくれないかしら?
私はいずれこの大陸の王となる。けれど、今の私の力はあまりに少なすぎるわ。だから……村の皆を守るために振るったあなたの力と勇気、この私に貸して欲しい」
「あ……あの……。曹操さまが王様になったら……ボク達の村も守ってくれますか?
盗賊も、やっつけてくれますか?」
「約束するわ。陳留だけでなく、あなた達の村だけでもなく……この大陸の皆がそうして暮らせるようになるために、私はこの大陸の王になるの」
「この大陸の……みんなが……」
そこまで話している間に、結構時間が立ってたらしい。野盗の追跡をさせてた兵が戻ってきたみたいで、桂花ちゃんが報告を受けてる。ってか、桂花ちゃんいつのまに…
「曹操さま、偵察の兵が戻りました! 盗賊団の本拠地は、すぐそこです!」
「判ったわ。……ねぇ、許緒。今から、あなたの村を脅かす盗賊団を根絶やしにするわ。
まずそこだけでいい、あなたの力を貸してくれるかしら?」
「はい! それなら、いくらでも!」
「ふふっ、ありがとう……。春蘭、秋蘭。許緒はひとまず、あなた達の下に付ける。分からないことは教えてあげなさい」
「はっ」
「了解です!」
ふぅ、これで許緒ちゃんが仲間になった…っと
「あ、あの……夏侯惇、さま……」
あの力があれば、魏の力も充実するからいいけど…
「あぁ。さっきの事なら気にせんで良い。……それより、その力を華琳さまのためにしっかり役立ててくれよ?」
許緒ちゃんって、確か十人分の糧食を食べちゃうんだよねぇ…
「は……はいっ!」
ここまでの過程で少しでも節約してきたつもりだけど
「では総員、行軍を再開するわ! 騎乗!」
一食十人分には流石に足りないよねぇ
「総員! 騎乗! 騎乗っ!」
んー、やっぱりここはどーにか許緒ちゃんの食事を制限する方向で…
「萌、何しているの? 早く騎乗しなさい」
「ふぇ? あっ、うんっ!」
…とりあえず、盗賊団討伐後に考えよっと
続く・・・よ?
あとがき
お久しぶりのティリちゃんです☆
今回は一気に帰るところまで書きたいなーと思ってたんですが、いかんせんここまで気力が…orz
しかもここまで頑張ってかいたわりにページ数は少ないという。他の作者さんの苦労と凄さが判った気がします。。。
と、言うわけで季衣ちゃん参入まで書きましたが、ちょろっとだけ萌ちゃん頑張ってみました♪
もともと萌ちゃんが目指してたのが近衛メイドという万能メイドなので戦闘は入れるつもりでしたが、コレ、侍女長ちがくない?と言う人がいたらごめんなさい。でも、モチーフにしているメイド長が万能メイドなので、こんな萌ちゃんになるのは仕方の無いことなのです(言い訳)
さて、次回は盗賊討伐~賭けの結果はいかに!? と言うところまでをうpしたいと思います。一応、次回とその次が萌のとある分岐点になる予定ですので、頑張って執筆したいと思います
では、遅筆ですが、頑張って書かせていただきますので、長い目で見守っていただければ幸いです m(_ _)m
おまけ
ティリ:ティリちゃん♪と
萌:萌ちゃん☆の
ティリ&萌:スキル解説コーナー♡
ティリ:さて、今回初めて戦闘っぽいことをした萌ちゃんですが
萌:ってか、あれは戦闘って言えるものなのかな? というか、今だに右手痺れてるんだけどねw
ティリ:まー、今まで正史で暮らしてた人間がムチャしたんだし、そんなものでしょーよ
萌:つくづく三国時代がいかに力が必要かってのが身に染みた一戦だったわねぇ
ティリ:さて、そんな萌ちゃんが使ったスキルなんですが…我流って何?
萌:あー、それはね、あたしが護身術を身に付けた時にいろんな武術を学んだんだけど、その中でも合気道っていう、相手の力を利用して戦うスタイルを基礎として他の武術を絡ませたものを、とりあえず我流ってことにしたの。
一応、白水流なんて大層な名前を考えたけど、恥ずかしくって///
ティリ:なるほどー。って、恥ずかしいなら流派名とか考えなくてもw
萌:そこはほら…ノリ?w で、一応白水流は武器不問の型なので、今回は鉄扇だったけど、他の武器でも一応使えることになってます
ティリ:ふむふむ…それで、今回受け流すために使用したスキル“支流”なんだけど、どうしてこんな名前なの?
萌:それは、敵の攻撃の流れを川の本流に喩え、それを川の分岐点で本流よりも小さな支流へ流すように敵の攻撃の流れをずらすから、“支流”って名づけたの
ティリ:なるほど。白水流だけあって、水に関係した名前なんですねw
萌:だから、それは恥ずかしいからやめてって///
ティリ:恥ずかしがる萌ちゃんも、可愛いねぇ…(じゅるり
萌:ひぅっ!?(ま、まさかこの人も華琳ちゃんと同じ…?ここでも貞操の危機!? 早く終わらせないとっ)
さ、さて、今回はこれだけですが、これからどんどんスキルが出てきたら紹介しようと思うので、こちらのおまけコーナーもよろしくお願いしますっ ではっ
ティリ:あっ、萌ちゃん。待ってよ~ っと、その前に…それじゃあまったねー☆ ノシ
萌ちゃ~んっ
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一週間ぶりのUPです!
ところで、この小説とは関係ありませんが、先日あたしの所属するTRPGサークルで真・恋姫なりきりセッションというものをしました。時期は蜀√の三国鼎立後です。(TRPGってなに?な人はうぃきあたりでも検索してください^^)
それをリプ本で夏コミで売るそうですが…気になる人が多ければ次回のあとがきにでも日にち等情報を載せたいと思います。
とまぁ、宣伝らしきものをしたところで、その4始まりですっ