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No.857835
みらくる☆さん
絹枝さんが語り始める 絹枝「まず、彼女、親御さんと喧嘩してて。それで 実家にはどうしても戻れないって事を…」
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そこまで言い掛けたときだった 先生「お絹、やめて!」 (先生、帰ってたのか…) しかしその瞬間、驚くことに、絹枝さんが先生につかみかかったのだ 先生の体が思い切り壁に叩きつけられる。小柄なのに凄い力だ 絹枝「あんた、学生さんに上げ膳据え膳、生活全部面倒見てもらって 自分に都合悪いことはダンマリかよ!」 絹枝さんが怒りの形相で睨み付ける 先生「お願い、帰って、帰ってっ!」 絹枝「随分虫がいいんじゃないかって聞いてんだよ!」 先生の服をつかむ手に力が入る 俺「あ、あの」 絹枝「あんたは黙ってて、怪我させたりはしないから」 俺「は、はい」 絹枝「マイ、あんた、筋はきちっと通す人間だったじゃないか この子はいい人だよ、だから」 先生「やめて!もう帰って!今はお願い」 絹枝「何でそんな片意地はるのさ」 先生「この人…… から…お願い…」 先生がか細い声でつぶやいた。こちらまではほとんど聞こえてこない しかし、その言葉に反応するかのように、絹枝さんの表情が 哀れむような、申し訳なさそうな表情に変わった 絹枝「そ、そっか、ゴメン、アタシが悪かったね。うん いや~ ははは」 そして俺のほうを見ながら言った 絹枝「少年、アタシはもう帰るわ、今のこのゴタゴタ、ちょっと忘れてもらえれば 有り難いかな~ って土台無理だけどね。 詮索しないでおくれな あと、彼女慰めてあげて。それじゃね マイ、久しぶりに顔見れて嬉しかったよ」 そう言うと逃げるように絹枝さんは家を出て行った その、閉まったドアの音に反応するかのように先生がその場で崩れ落ちる 先生「彼女は悪くないの!悪いのは私なの、親友なの、彼女。なのに…」 俺「先生…」 1. ここは慰めてあげなきゃ 2. 今のこと、一体何か聞いてみよう 3. 力づくでも隠し事を吐かせてやる
2016-07-10 20:49:02 投稿 / 889×1000ピクセル
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絹枝さんが語り始める
絹枝「まず、彼女、親御さんと喧嘩してて。それで
実家にはどうしても戻れないって事を…」
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