An-124「ルスラン」基本として開発された輸送機として「An-225 ムリーヤ」が有名ですが、同機より更に大型（エンジン６発機）キット化に恵まれないのでまずはこちらから。
アントノフ An-124 ルスラン 【Ан-124 Руслан】、政府専用機です。

An-124は旧ソヴィエトのアントノフ設計局が開発した，現時点で世界最大の輸送機である。名前の由来は，アレクサンドル・プーシュキン作の歌劇「ルスランとリュドミラ」に登場する主人公の名前であると思われる。初飛行は1982年。

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An-124はAn-22の後継の大型輸送機として開発され、C-5とまったく異なる機構を盛り込んでおり、操縦系統には，フライバイワイヤー方式を採用。
設備の貧弱な辺境地帯での使用も考慮して独特の2重車輪方式の降着装置を備えている。また，機体各部には複合材を多用し機体重量の軽減にも意を割いている。
　
西側で広く用いられているパレットシステムのような輸送システムは無かったために，重量物の積み降ろしのために貨物室の天井にクレーン等を備えている。
機首部分はそれ自体が大きく上に跳ね上がる構造で，かさばる重量物などをそのまま搭載することができる。尾部にはランプドアを有し，ドア自体が貨物質へのスロープとなるため，車両などは自走して機内に格納することができるように配慮されている。
171,219kgの貨物を積載して高度10,750mに到達した記録と無給油周回記録は国際公認記録として現在も破られていない。


乗員: 4名から6名（パイロット、副操縦士、ナビゲーター、シニアフライトエンジニア（航空機関士、通信士）+ロードマスター2名）■全長：69.1m
■全幅：73.3m
■全高：20.78m
■機体重量：175,000kg/405,000kg(自重/全備)
■最大飛行速度：865km/h
■実用上昇限度：10,000m
■航続距離：4,500km(ペイロード最大)/15,700km(機内燃料最大)
■エンジン：プログレスD-18Tターボファンエンジン×4基
■推力：23,400kg×4基