No.853829

【サイバ】七夕まつりと路面電車【七夕まつり/天空電鉄】

古淵工機さん

2016-06-18 10:37:57 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:848   閲覧ユーザー数:825

7月未明、天空電鉄風天車庫。

 

「…これをここにつけて、だな」

もと横浜市電の1605号の前面部に、何やら板のようなものを取り付けているのは整備士の長津田検。

「あ、検さんおはようございます」

「「おはよーございまーす!」」

「おう、おはよう」

入ってきたのは電車運転士の油木佑、湯河原満月、そして車掌の溝之口千夏。

 

「わぁ!検さん、それ七夕まつりのヘッドマークですか!?」

「そう、これをこの車庫の中にある電車の約半分につけなきゃならんから大忙しなんだ。いま1605には取り付けが終わってる」

そう、検が取り付けていたのは、七夕まつりに合わせて作られた特製のヘッドマークなのである。

期間中は市内電車の約半分がこのヘッドマークを付けて走り回るというわけだ。

「あ、そういえば今日1605は満月ちゃんの担当だったよね」

「そうそう、今日の朝から始発でね~」

「おう、とりあえず整備も飾り付けも終わってるからこいつは出せるぞ」

「ありがとうございます!…車両番号1605、外観よし…」

 

素早く始業点検に入る満月。

 

「…それにしてもさ佑さん」

「おー、なんだい千夏さん」

「天空市ってお祭りが多いからそのたびに電車がすし詰めになるよね」

「たしかに運転席に座っててもお客さんの熱気が伝わってくるもんね…」

「ははは、それだけ需要があるってことなんだろ。まぁ最近はウチみたいな路面電車も便利な乗り物として見直されてるみたいだし」

「ま、お客さんがたくさん乗ってくれる方がうれしいのは事実だw」

「だねー」

七夕まつりの期間中、夕方から夜の時間帯にかけて、天空電鉄では市内電車の増発を行います。

期間中は混雑が予想されますので、ご乗車の際には十分ご注意を。また、お出かけは時間に余裕をもって。


 
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