No.833602

【さいば】異変の兆候【交流】

古淵工機さん

これ http://imagis.jp/photo/disp/60204 の後日談的な。
Nさんごめんなさい!やってしまいました!!

あおい:http://www.tinami.com/view/781666
ショーゴ(名前だけ):http://www.tinami.com/view/798293

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2016-02-27 00:30:50 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:708   閲覧ユーザー数:677

ガレージKOU。

 

「ふぅー…やっぱりな…」

この店の主である相模コウは、ベッドから起き上がる大宙あおいを見ながらつぶやいた。

「やっぱりって…何がですか?」

「いやほら、なんか金属反応がお前の体内から出てただろ?もしやと思って調べたけどやっぱりだったか」

「いや、だからやっぱりって何が…」

と、あおいが言いかけたその時。

 

「あおいちゃん。最近自分の身体に関して何か変わったことなかったか?」

「そうですねー…なんか最近身体に磁石がくっついちゃうんですよね。こうピタッて」

と、あおいは近くに置いてあった磁石を腕に近づける。

するとどうだろう。

磁石はあおいの右手を離れ、金属音を立てて左腕にくっついてしまった。

 

「一ついいかい…最近ショーゴ君とよろしくやってるらしいけど、それが原因なんじゃないか?」

「えーっと、それってつまり…」

「そう、一応レントゲンも撮ってみたんだが…お前の身体はどんどん機械化してるってことだ」

 

その言葉を聞いた瞬間、硬直するあおい。

(やべ…流石にこれはショックだったか!?)

コウが慌て始めたその時、あおいから返ってきたのはとんでもない答えだった…。

 

「ってことはショーゴ君とおそろになれるってことですよね!やったぁ!わたしトイランド人と同じ身体になるんだぁ…///」

「お、おいおいおい…」

別の意味で冷や汗だらだらのコウなのであった。

…あおいが去って数分後。

『…そっかぁ、ショーゴ君ってば、あおいちゃんとよろしくやっちゃったか…』

「いや、やっちゃったって何をだヴィーボさんや」

『…あのね、トイランド人の男の子が他の星の女の子とアレするとね…』

「な、なんだよ…」

 

『…相手の身体も同族(トイランド人)になっちゃうのよ。だから一線は越えさせたくなかったんだけどな…はぁ…』

「…恐ろしいなオイ…。でもまぁ、本人は喜んでるみたいだしいいんじゃないか?」

『いいのかなぁ…。はぁ、一国の王族として責任感じちゃうよ…』

電話の向こうで、なんだか気が重くなってしまったヴィーボなのであった。

 


 
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