No.83057

星に願いを――式と共に

■止んだ霧雨は、笹の葉に翠の宝石を創った。七夕の短冊を笹に付け終えたところで、彼女は口を開いた。「ところで、君は何を書いたんだい?」彼女は短冊に書かれた字面を追った。「『藍とずっと一緒にいたい』……こう、何だ……面と書かれると、照れくさいな」そう言って彼女は、くすぐったげに微笑んだ。「いや、私も……君とずっと一緒にいたいさ」彼女の温もりを、腕に感じた。あなたは短冊に誰に向けた願いを書きますか?願いは銀の河を流れる笹に乗せて――。 ■SSつき。色々混ぜすぎてよくわからないことに。

2009-07-07 22:52:20 投稿 / 720×704ピクセル

2009-07-07 22:52:20 投稿
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