(はじめに)
キャラ崩壊やセリフ間違いがあると思いますが、
温かく読んでやって下さい。
この話での一刀君は強く設定しています。主人公をかっこよく魅せる様に
書いていくつもりです。どうぞ宜しくお願いします。
4人は、荒野から少し離れた小川に着いた。
「もう、体は大丈夫?」
「はい。まだ少し違和感がありますが、大丈夫です。」
「それで、兄さんが聞きたい事って何なん?」
真桜が一刀に聞いた。
「うん。ここって、どこなのかな?」
「「「はっ?」」」
3人は、何を言っているのだという顔をしている。
「俺の記憶が確かなら、日本にあんな荒野や山は無かったと思うんだけど・・」
「にほんて、何処の邑なの?」
「いや、邑じゃないんだけど。」
(日本って、有名だと思うんだけどな・・)
「そんな州、聞いた事ないで?」
「う~ん、州でもないんだけど・・。じゃあここは、何処なのかな?」
「ここは、荊州ですよ。」
「けいしゅう? ここって、中国なのか?」
(中国だとしたら、やりすぎだろ爺ちゃん。)
「ちゅうごく?それは、どこの国ですか?」
「えっ?! 中国も知らないの!?」
「聞いた事無いの~。」
「ウチも聞いた事無いなぁ。」
(ここって、ホントに何処なんだ?)
混乱している一刀。
「えっと、凪さんだっけもう少し詳しk『ドゴッ』・・ヘボ!!!」
ズザァァァァァ!!ゴロゴロゴロ!!ドンッ!!
一刀は、物凄い勢いで、吹っ飛び近くの木にぶつかった。
(何だ? 殴られた? 誰に? 何で?)
一刀は、凪に殴られて、数メートル吹っ飛んだ。
頭は、さらに混乱している。
(さっきまで、友好的だったのに何でだ? つーか、何て威力だよ・・・。)
一刀は、木にぶつかった状態で、考えている。
その頃の3人は、
「凪ちゃんが、命の恩人を殺しちゃったの~。」
「いや! イキナリ真名を呼ばれたから、つい!」
「ついて・・・。凪は、うっかり屋さんやなぁ~。」
「うっかり屋さんなの~。」
2人は、アハハっと笑う。
「いや・・死んで無いんだけど。」
一刀は、土を掃いながらゆっくりと立ち上がった。
「うっわぁ!生きとる!」
「何で、無傷なの~?!」
「無傷じゃないし・・・」
口の中を少し切った様で、血が少し出ている。
「馬鹿な、いくら本調子じゃないにしても、その程度で済むなんて!」
警戒しながら、こちらを睨む3人。
「何で急に?俺何か悪い事した?」
一刀は、何が何だか分からずそう言うと、
真桜が、近づいて来て『グイッ!』と胸ぐらを掴んだ。
「あんた、本気で言うてんのか? 人様の真名いきなり呼んどいて。」
物凄い怒気を込めた声で言う真桜。
「まなって、何?」
「真名を知らん奴なんておるかボケ!どこぞの貴族のボンボンか知らんけど、
ふざけた事ぬかしとるとその頭スッコーン割って脳ミソs『真桜ちゃん。それ以上はダメなの!』
・・・許さへんぞ!!」
「いや! 本当に知らないんだ!」
必死に言う一刀。その一刀を見て凪が、一刀の目を真っ直ぐ見つめながら、
「本当に、真名を知らないんですか?」
と言った。一刀も凪の目を見つめながら、
「本当に知らない。」
暫く見つめ合う一刀と凪。
「真桜、離してやってくれ。」
「ええんか? 凪?」
「ああ。嘘を付いている様には見えない。」
一刀から手を離す真桜。
「それで、まなって一体何なの?」
「真名ってゆうのは、真の名と書くの。親とか親しい人とか本人が許した人しか、
呼んじゃいけない神聖な名前なのー。」
「そや。本当なら殺されても文句いえん立場なんやで。」
説明を聞いて、驚く一刀。凪の方を向いて、
「ごめん!本当にごめん! そんな大切な名前とは知らなくて!」
物凄い勢いで、頭を下げる一刀。
「いや! 本当なら命を助けて頂いたのですから、呼んでもらっても良かったのですが・・。///」
顔を赤くしながら、弁解する凪。
「なら、何で殴ったん?」
「急に呼ばれて、恥ずかしくて・・・つい///」
「も~! 凪ちゃん恥かしがり屋さんなのー。」
急に雰囲気が、和やかな物になる。
(「つい」で、俺殺される所だったんだ・・・)
一刀だけは、何だか背筋が冷たくなるのを感じていた。
「取り敢えず、真名の事は置いといて~。自己紹介がまだなの~。」
「そう言えば、そやな。」
「じゃあ、俺から。北郷一刀、現在武者修行中(強制)」
「私の名前は楽進です。」
「ウチは、李典や。」
「沙和は、于禁なの。」
「えーと、それって本名? コスプレネームとかペンネームじゃなくて?」
「こすぷれ?私達の名前は、これ以外にありませんが?」
「もしかして、文謙とか知ってる?」
「なんで、凪ちゃんの字をしってるの~?」
「ウチ等、一度も呼んでないで。」
「ちょっと待って! 今って、平成だよね!」
一刀は、段々と嫌な事に気がつき始めた。
「へいせいって、何なの?」
「もしかして、漢王朝とかだったりする・・?」
「はい。そうですよ。」
「な~に、当たり前の事ゆうてんの?」
その言葉を聞いて、一刀は黙ってしまった。
(どういう事だ? タイムスリップ? いつの間に、タイムマシンに乗ったんだ?
それにしても、何で魏の三羽鳥が女の子何だ?)
3人を見て、
(・・・可愛いから、いいか・・・)
不謹慎な事を考える一刀。
「どうかしましたか?」
心配そうに、聞いてくる凪。
「いや! 何でもないよ、楽進さん。」
「凪でいいですよ。」
「えっ?! 真名って大切な物なんだろ?」
凪の発言に驚く一刀。
「先ほども言いましたが、命の恩人ですし、悪い人には見えませんから。」
「さっき殴った人と同じとは、思えん言葉やなぁ~。」
「も~。真桜ちゃん、それを言ったら駄目なの~。」
2人は、荒野の時と同じ様に、ニヤニヤしている。
凪が、怒ろうとした瞬間、
「ウチの事は、真桜って呼んでくれてええよ。」
「沙和も、真名で呼んでくれていいの。」
急いで、話しを逸らす2人に笑いながら、
「ありがとう。俺も真名でっと言いたい所だけど、真名が無いから好きに呼んでくれ。」
「「「真名が無い?」」」
3人は、驚いているが、先ほどまでの会話を思い出し納得した様だ。
「それで、一刀様はこれから如何するのですか?」
「「「一刀様?!」」」
「何で、急に様付何だ?」
「好きに呼んで良いと言いました。」
真剣な目で、こちらを見る凪に、
「そう・・だね。俺、確かに言ったね。」
速攻で折れる。
「まぁ。凪の事は置いといて、どうするん?」
「う~ん、行く宛ても無いし、どうしようかな・・・」
「だったら、沙和達の邑に来るといいの。」
一刀を誘う沙和、2人も頷いている。
「・・・いいの?」
「構いません。」
「遠慮すなや。」
「ありがとう。」
「じゃあ、明日に備えて今日はもう寝るの。」
そう言って、寝ようとする3人に、
「いくら暖かいからって、何か被らないと風邪ひくよ。」
荷物から、毛布を渡すと
「ありがとうございます。」 「ありがとなの。」 「おおきに。」
とお礼を言って、すぐに寝てしまう3人。
「俺も男なんだけどな・・。」
そう呟きながら、いつでも起きれる態勢で、
(これから、どうなるのかな?)
と考えながら眠りに就く一刀。
――― 翌朝 ―――
邑の近くまで、来た4人。
その4人に向かって、1人が邑からこっちに走ってくる。
「お~い! 3人とも無事か~。」
「「「団長。」」」
沙和と真桜は、駆け寄っていく。
「あの人は、誰?」
一刀は、凪に聞いた。
「あの人は、邑の自衛団の代表です。」
そう説明してくれた。
男は、一刀に気付くと2人と何か話している。
「帰りが遅いから心配したぞ。あの、青年は?」
「昨日、帰り道に会ったの。」
「・・一晩、あの青年と過ごしたのか?」→宿
「4人で、夜を明かしたで。」→小川
「何と!もうそこまで、進んでいるのか!」
「「???」」
話しが、噛み合っていないが、3人は気付いていない。
団長は、一刀と凪の方に近づいてくる。
「君の名前は?」
「北郷一刀です。」
「そうか、一刀か。私は、この3人の親みたいな者だ。団長と呼んでくれ。」
自己紹介?をする、2人。
「3人を相手に、大変だっただろう?」→三羽鳥
「いや、そんな事ないですよ。」→3連星
「そうですよ。一刀様は、強いですから。」
2人と話していたので、野党の事だと思っている一刀と凪。
団長は、一瞬驚いた顔をして、
「凪がそこまで言うとは、頼もしい男だな!」
嬉しそうに、笑いながら一刀の肩を叩く団長。
「これから、大変かも知れんが、頑張れよ!」
笑いながらそう言うと、
「はい?」
訳が分からない一刀は、気の抜けた返事をする。
そんな、一刀の事は気にせず、団長は邑方に再び走って行く。
そう、こんな言葉を叫びながら、
「みんなー! 祝だー! 3人が婿を連れて来たぞー!」
「「「「なっ!!///」」」」
驚いて顔を赤らめながら固まる4人。
意識を取り戻した3人は、急いで団長の後を追いかけ。
一刀は、
(これから、本当にどうなるんだ・・・?)
と考えながら3人の後を追った。
・・・・つづく
(あとがき)
どうも猫です。最後まで、読んで頂きありがとうございます。
今回も長く、そしてグダグダになってしましました・・・orz
楽しんで頂けたのなら嬉しいです。
少し早いですが、前回のアンケート結果↓
★☆オリキャラは、女性に決まりました。\(^o^)/☆★
二つ名は、鋼玉に決まりましたと言いたかったのですが、
メールやコメント等で、「宝石名」はどうだろう?という意見を多く頂き、宝石で行くつもりだったの
ですが、考え直そうと思います。
そこで、再び、この猫に皆様の意見を頂けませんでしょか?
宝石の前に考えていた二つ名を載せましたのでまた数字で、コメントをお願い致します<(_ _)>
1.鱗甲(りんこう)・・鱗状な固い甲羅。
2.龍鱗(りゅうりん)・・龍の鱗。
3.鉄(くろがね)・・金属名。
4.鋼(はがね)・・鉄を精製した物。鋼鉄。
5.亀甲(きっこう)・・亀の甲羅。
6.宝石のままで
なにとぞ、宜しくお願いします<(_ _)>
期限は7/11までとさせて頂きます。
次回は、邑の拠点の予定ですのでお楽しみに(^O^)/
※コメント・メールお待ちしています。
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やっと、仕事が一段落しました。
アンケートの結果と再びお願いが、
最後にありますので、お願致します。