ナミ「ルフィ~!そろそろ起きなさい!!」
ルフィ「んが~・・・」Zzz
ナミ「コイツ、全然起きる気ないわ。」
ナミは、未だに起きない自分の夫に呆れていた。
ナミ(さて、どうやってコイツを起こそうかしら・・・あっ!)ピカーン
ナミは、何かを思いつき少し悪そうに微笑んだ。
ナミ「起きないなら、キスするわよ。」
ルフィ「が~!」Zzz
ナミ「全く、忠告したからね。・・・それじゃあ失礼しま~す。」ゴソゴソ
ナミはそう言うと、ルフィが寝てるベットへと潜り込んだ。
ナミ「フフッ、ルフィ~。」スリスリ
普段のナミからは、想像できない姿だった。恋をし、結婚をした女はこんなにも変わるものなのか。しかし、ナミの場合はそれだけではないと思う。自分は家族がいなく、親代わりに育ててくれたベルメールは、アーロンに殺された。けれど、今は自分の旦那であるモンキー・D・ルフィがナミを深い闇に捕らえていたアーロン一家を壊滅してくれた。それから彼女はルフィに引かれていった。
ナミ「ベルメールさん、ノジコ、私は今凄く幸せだよ。私は海賊王の妻に慣れて。けど、海賊王はただの肩書き。コイツはそんな事は関係なく私を愛してくれているの。それが凄く嬉しいの。これが幸せ何だね。」
ルフィ「んん~・・・」
ナミが一人呟いていると、ようやく起きた自分の旦那にキスをした。
ナミ「おはようルフィ。」チュッ
ルフィ「ナミか、お前朝から甘えん坊だな!」
ルフィは、太陽のように微笑んだ。
ナミ「あんたがいつまでたっても起きないからじゃない!もう///」
ナミは、文句を言いつつもルフィの笑顔に顔を少し赤くしていた。
ナミ「ホラ、さっさと起きなさい!今日はベルメールさんのお墓参りに行くって言ってあったでしょ!」
ルフィ「ん?そうだったか??わり~な、直ぐ着替えるからよ。」
ナミ「早くしてね、じゃないとそろそろゲンさんが来るわよ。」
ルフィ「やべ~!風車のおっさんまで来たら、俺また怒鳴られちまう!」
ルフィは、ナミにそう言い残して着替えに向かった。
ゲンゾウ「ナミ~!小僧~!準備できてるか?」ピンポーン
ナミ「ゲンさん、直ぐに向かうから少し待ってて。」
ゲンゾウ「わかった!早くしろよ!」
ゲンゾウは、そう言い残して外に引き返した。それからしばらくして・・・
ナミ「ゲンさん!ノジコ!お待たせ」
ノジコ「遅いわよナミ!」
ナミ「ごめんね、うちの旦那の準備に手間取っちゃって。」
ゲンゾウ「やれやれ、お!麦わらの小僧、いっちょまえに決まってるじゃね~か!ガハハハ!」バシバシ
ゲンゾウは、ルフィの服装を見てルフィの背中を叩いていた。
ルフィ「いて~よ風車のおっさん!だって今日はナミの母ちゃんの命日何だろ?俺は母ちゃんの事は知らないから何とも言えないね~けど、俺はナミと結婚したから、そう言うのはしっかりしろってマキノにも言われたしな。」
ナミ「ルフィ・・・」
ゲンゾウ「そうか・・・そうだな、お前はもう立派なわし等の家族じゃったな。さて、そろそろ行こうか。」
ノジコ「そうだね。」
ナミ「うん・・・行こうルフィ!」ギュッ
ルフィ「あぁ!」
ナミは、ルフィに抱きつきながらベルメールが眠っている丘に向かった。その後ろ姿をゲンゾウ達は静かに見守っていた。
ノジコ「ナミ、凄く嬉しそうだね。あんなナミ今まで見たことないよ。」
ゲンゾウ「そうだな、あの小僧と結婚してからあんなに笑うナミは初めて見た。」
ノジコ「今のナミの姿をベルメールさんに見せてあげたかった。」
ゲンゾウ「見ているさ、ナミやあいつ、それにお前の事もな。」
ノジコ「・・・うん!」
ゲンゾウとノジコもナミ達の後に続いていった。その後ろ姿をベルメールがこっそりと見ていた事は、誰も気づくはずはなかったのだった。
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ルフィが海賊王になり、ナミと結婚したお話です