No.825300

【サイバ】ある日のてんくう園【交流】

古淵工機さん

ただ、遊園地の風景。
あの人たちの意外な側面が明らかになったりならなかったり。

あと、実名で実在する遊園地が出てきていますが、間違っても問い合わせはしないように。

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2016-01-17 00:49:04 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:920   閲覧ユーザー数:894

てんくう園。

 

「よい子のみんなー!てんくう園にようこそ!!」

「「「「わーーーーい!!」」」」

遊園地の園長・メロディちゃんの呼び声に呼応する、元気な子どもたちの声。

ほほえましい光景の脇を、二人の中学生が歩いている。

風天中学校3年生のアンネ・フライベルクと、ムサシ君こと宮本久司だ。

 

「…いやしかし、てんくう園もなかなかに魅かれるコースターが多いな」

「え?ムサシ君ってばコースター好きなんだ」

「ああ、説明してなかったけど、実は俺、ローラーコースター大好きだからね。富士急ハイランドのFUJIYAMAにもええじゃないかにも乗ってきたし」

「そうなんだ…すごい行動力…。じゃあさ、いつかドイツ(あたしの国)の遊園地のコースターにも乗りに来ちゃったりするの!?w」

「ふふふ、来ちゃうかもよドイツw」

「えーwww」

「お、着いた。マッハコースターARASHI!これは何度乗っても味わい深いぞ!」

「好きだねぇムサシ君もw」

さて、園内の別の場所に目を向けてみよう。

こちらはコーヒーカップ。乗っているのは市内でもきってのイタズラ娘。

堕天使の苦蓬サヤエルと悪魔の出門盟子だ。

 

「それで思いついたんだけど!思いっきりぐるぐるーって回すんだ!!」

「すごーい!それで!?」

「そうすりゃ他のみんなにものすげー自慢できるんだぜ!そーれーっ!!」

 

…そして数分後、ライドが回転を停止し乗客入れ替えの時間。

「ゔ~~~~~え゙~~~~~、気持ち悪い…」

「あ、あたしも…うっぷ…」

どう考えても回しすぎな二人であった。

所変わって、アニマルゾーン。

風天区長のウサギ・ユキと、その補佐を務めるエゾオオカミ・アテルイが園内を回っていた。

 

「しかしこうやって動物園で過ごすひと時もたまにはいいわね、アテルイ君w」

「まあな…ただ周りからみりゃ『動物が動物を見てる』っていうシュールな光景に見えてるんだろうなあ…w」

「それは言えた…w」

 

ライオンの檻の前。

「…ねえ、あのライオンさんあたしを食べちゃったりしないわよね…」

「大丈夫だ、俺がついてるからな!」

「アテルイ君…///」

「ユキ…///」

 

そばを通りかかったドラゴ郎。

「はいはいごちそうさま。ライオンがなんか落ち込んじゃってるよww」

「「え…///」」

とりあえずリア獣爆発しとけ。

木造コースター・グランドウッド大樹(タイジュ)

「いやーーーーっほーーーーーーーーっ!!」

「う、うわああぁぁぁぁぁぁぁ!?」

「フフ、丼ちゃんったら意外と怖がりなのねw」

「ローラーコースターなんて久しぶりだわ雅行さん」

「そうだね、30年ぶりかな?w」

「すごいわお母さん!他のも乗りませんこと!?」

「そうね。じゃあ今度はARASHIにでも行こうかしらw」

列車には小山ハツ江、足柄つね、足柄丼兵衛、北城チエ子、北城雅行、愛宕寧子、三保ふみ子の姿があった。

 

「…お母さんたち、すごいタフだわね美歩ちゃん…」

「…まさかあの歳になって、女性陣は今なお絶叫マシン大好きだなんて…ねぇ愛ちゃん?」

と、目を点にして見つめていたのは北城愛と今河美歩。

 

「…いや、お母さんたちもその血をしっかり受け継いでるわけなんだけど」

「唯ちゃん、それ言ったらあたしたちもそうじゃないwねえ雪歩?」

「だなw」

いつもの三人組こと、北城唯、今河和美・雪歩はその光景を見ながら、自分たちのルーツの恐ろしさをひしひしと感じていたのだった。

最後に中央ステージ。

「まさかここでライブができるとは思ってませんでした!!」

立っているのはエリシア・グレイ、ミュア・ブリーズ、キャメロン・ベルの3人…女子ロックバンド『Emcee』だ!

「にしてもみんなノってきてるみたいだねえw」

「うひょー、看板まで作ってきてくれたwThanks!!」

「みんな盛り上がってるー!?最後までブッチぎってこうじゃーん!!」

 

…天空市最大のアミューズメントパーク・てんくう園。

ここでは今日も楽しい思い出が作られていくのであった。


 
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