No.823003

真・恋姫†無双 時空を超えた刺客 破滅の未来と絡繰人間

hoi2さん

卑弥呼と龍天の過去が明らかとなり、新たな存在『神人』の存在が確認された
だが、最早卑弥呼と龍天は因縁の敵同士…………
そして、大陸の漢軍VS血光軍の戦いの火蓋が切って落とされたのだった!!!

2016-01-04 20:00:13 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:923   閲覧ユーザー数:871

 

 

 

 

 

 

 

 

卑弥呼と龍天との過去の因縁が明らかとなった

だが、最早その2人は敵同士となってしまっていた

そして、互いの両軍が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突撃命令を出すのであった!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  三節 ~開幕!!!漢軍VS血光軍~

 

 

 

桂花「奴等の攻撃に充分注意しなさいっ!!!」

 

 

冥琳「『血光軍』は槍兵・弓兵・騎兵に別れていない!!!

全敵兵が全種類の兵として掛かれっ!!!」

 

 

朱里「この戦場に安全の場所はありません!!!

例え遠くにいても射程範囲内です!!!」

 

 

各国の軍師達が的確なアドバイスをしていく

 

 

白蓮「気を抜く暇なんか無いからなっ!!!常に回りを見ろっ!!!」

 

 

流琉「離れて下さいっ!!!でりゃあぁぁああぁぁっ!!!」

 

 

 

ブォンッ!!!

 

 

ドゴォンッ!!!

 

 

 

鈴々「うりゃりゃりゃりゃあっ!!!」

 

 

 

フォンッ!!!

 

 

フォンッ!!!

 

 

フォンッ!!!

 

 

 

そして、各国の武人達は大軍を率いて自らも含め嵐のような攻撃をしていく

 

 

華琳「……………流石は絡繰人間との戦ね……

過激さが並大抵のものじゃないわ」

 

 

一刀や華琳といった面々はは戦全体を見渡せる場所から指示を仰いでいた

 

 

雪蓮「今までなら弓や槍といったものが来たけど、今回はそれだけじゃないものね………」

 

 

雪蓮がそう言った矢先

 

 

絡繰人間M「喰らえ、北郷一刀っ!!!」

 

 

 

ゴォォォォッ!!!

 

 

 

かなりの遠距離から1体の絡繰人間が『気力破』を放ってきたのだ

 

 

桃香「あわわっ!!?」

 

 

桃香は突然の事に反応できない

 

 

一刀「そう簡単に喰らうかよ………」

 

 

一刀は右手でそれをいとも簡単に弾き返し、『気力破』を放った絡繰人間に送り返す

 

 

その絡繰人間は木端微塵となった

 

 

左慈「どっかから必ずこの戦いの均衡が崩れる……

それを先に見つけた奴が勝つ」

 

 

左慈はそう言うとゆっくりと辺りを見渡す

 

 

一刀「しかし…………凄いな……

絡繰人間達と互角に渡り合ってるなんて………」

 

 

一刀は改めて左慈と于吉の術に驚く

 

 

蓮華「これが『限倒術』の力……凄い」

 

 

大陸と大陸の現国王・一刀を守る為に選ばれた約150万人の兵達が、強大な戦闘能力を備える絡繰人間と同等の強さで戦っている

 

 

しかも、『龍走』や『空走』といった気の扱いをも完全にこなしてである

 

 

本来なら時間が足りないのであり得ない

 

 

だが、管理者である左慈と于吉がそこをカバーしているため今のところ問題はない

 

 

だが、耐久性はあくまでも人間と鎧

 

 

鉄並みの強度の体を持つ絡繰人間には敵わない

 

 

一刀「…………………」

 

 

一刀はまた、戦場に立つことになるとは思っていなかった

 

 

その為、今まで演技をして立っていたところに今度は本当の自分のままで立っている

 

 

しかしそれでも多くの兵達が傷つき、倒れ、命を落とす…………

 

 

一刀は辛い気分であったが、ここは戦場

 

 

そんな泣き言を言ってはいられない

 

 

ましてや相手は未来の大陸の存亡の窮地に追いやった絡繰人間率いる『血光軍』

 

 

情けなど無用なのだ

 

 

一刀「……………絶対に負けられないな…………」

 

 

一刀は改めて覚悟を決めた

 

 

 

 

炎掌「何だぁ?こいつら…………

人間の分際で俺達と戦闘能力値が互角だと?」

 

 

一方、『血光軍』側では一刀達の強さに疑問符を浮かべていた

 

 

雷昇「こんな馬鹿な話があんのか?圧されてんじゃねぇか………」

 

 

氷柱「んもうっ!!!何やってんのよっ!!!

陣形をしっかりしなさいよっ!!!たかが兵でしょっ!!?」

 

 

氷柱は地団駄を踏む

 

 

風刻「いや、明らかに様子がおかしい………

北郷め、自らの兵に策を仕込んだな」

 

 

闇霊「恐らくな………何かしらの強化が施されているようだ」

 

 

風刻と闇霊は冷静に分析する

 

 

斬魔「そのようですね

恐らく、北郷一刀の両端に控えている2人の男………左慈と…于吉の仕業でしょう」

 

 

斬魔は横目で遥か遠くにいる左慈と于吉を睨む

 

 

龍天「成る程な…………我々の絡繰人間相手ではどうしようもなかった為の奥の手………と言ったところか」

 

 

『血光軍』の陣営の一番奥に控えている龍天は、椅子に座りながら言う

 

 

斬魔「ふむ………このままでは圧される一方ですね…」

 

 

風刻「斬魔様………どうなさいますか?」

 

 

風刻は斬魔に指示の事を聞く

 

 

斬魔「そんなに焦る必要はありませんよ、風刻さん

戦はまだ始まったばかり…………ゆっくりとやりましょう」

 

 

闇霊「確かにそうですが………」

 

 

闇霊は斬魔に策を出して欲しいのだが、斬魔は全く慌てる素振りすら見せず口を開く

 

 

斬魔「我々の兵は絡繰人間

それに比べ、北郷一刀の軍は例え強化された兵といえど結局は人間……

強度的な部分では絡繰人間の方が勝ります

急いで足元を掬われるよりは様子を見ましょう」

 

 

風刻&闇霊「「御意」」

 

 

風刻と闇霊は力強く頷いた

 

 

斬魔「(この程度の事など予想範囲………李典さんが強化作成してくださった絡繰人間も負けてはいませんからね………)」

 

 

斬魔は歪んだ笑みを浮かべていた

 

 

 

 

卑弥呼「……………やはり、そう簡単にはいかなさそうじゃな」

 

 

戦いを始めて数十分経った頃、卑弥呼が呟いた

 

 

一刀「あぁ、奴等が少しずつだが圧してきた」

 

 

絡繰人間特有の強固な体により、数が中々減らなくなってきていた

 

 

たたでさえ、絡繰人間は『癒療再生装置』による自動回復により、傷は時間毎に癒えていく

 

 

朱里「うぅ………やはり、兵の皆さんでは絡繰人間には荷が重いようですぅ……」

 

 

朱里は悔しい表情をする

 

 

穏「敵さんもやりますね~………」

 

 

稟「些か、厳しい状況です」

 

 

桃香「ご主人様………」

 

 

桃香は心配そうに一刀を見る

 

 

一刀「…………」

 

 

一度、廻りを見渡して名前を呼ぶ

 

 

一刀「愛紗っ!!!霞っ!!!恋っ!!!思春っ!!!春蘭っ!!!」

 

 

愛紗「はいっ!!!」

 

 

5人の猛将は一刀の前に集まる

 

 

一刀「………『大陸五虎将』、兵を率いて先陣へ

『血光軍』の戦力低下を謀るんだ」

 

 

一刀は『大陸五虎将』に指示を出した

 

 

春蘭「ようやくか………待ちわびたぞっ!!!」

 

 

春蘭は『七星餓狼』を引っ提げる

 

 

思春「右に同じだ、出番のようだな」

 

 

思春は『鈴音』を装備する

 

 

霞「よっしゃっ!!!やったるかいなっ!!!」

 

 

霞は『飛龍偃月刀』を勇ましく担ぎ上げる

 

 

恋「………恋、行く」

 

 

恋は『方天画戟』を片手で持ち、少しばかり振り回す

 

 

愛紗「我々にお任せ下さいっ!!!」

 

 

愛紗は『青龍偃月刀』を一刀に向けて誓うように構える

 

 

一刀「頼むよ…………『大陸五虎将・隊長』愛紗…………」

 

 

一刀は愛紗を見て呟く

 

 

愛紗「はいっ!!!」

 

 

『大陸五虎将』5人を纏め上げるのは愛紗

 

 

決して強さだけで決めた訳ではなく、ある程度の知識も兼ね揃えたので愛紗に白羽の矢が立ったのだ

 

 

『大陸五虎将』は一刀を見て力強く頷き、激化している戦場へ向けて歩み出した

 

 

 

 

炎掌「……………ん?」ピピピッ!!!

 

 

炎掌は自らが装着している特別製の『万能眼鏡』に反応が生じた為、目を細めて戦場を睨む

 

 

雷昇「何か反応があんなぁ………」

 

 

雷昇は目を細めて言う

 

 

闇霊「………かなりでかい気だ」

 

 

闇霊は眉を顰めて言う

 

 

氷柱「……………ん!!?あれって………」

 

 

氷柱は赤壁上の遥か先に何かを見つける

 

 

風刻「………成る程、『大陸五虎将』がお出ましのようだな」

 

 

風刻は彼方から走ってくる愛紗達の姿を確認する

 

 

龍天「戦闘状況を変えるつもりようだな」

 

 

斬魔「遂に動き出したようですね…………ならば、こちらも乗ってやりましょう」

 

 

斬魔は『龍天五獄隊』を見て、目で合図を送る

 

 

雷昇「ケケケっ!!!了解ですぜ、斬魔様っ!!!」

 

 

氷柱「出陣ね………待ちくたびれたわ」

 

 

闇霊「軽くあしらってやろう」

 

 

『龍天五獄隊』の者達は『大陸五虎将』と同様、赤壁へと歩みを始めた

 

 

 

 

此処は戦場である赤壁の上

 

 

愛紗「…………………」

 

 

闇霊「…………………」

 

 

そこには大陸の兵達と絡繰人間の他に各軍の武将が揃っていた

 

 

そう

 

 

『大陸五虎将』と『龍天五獄隊』の10人だ

 

 

炎掌「……………てめぇらがかの有名な『大陸五虎将』か……」

 

 

春蘭「あぁ、そうだっ!!!」

 

 

春蘭は炎掌の問いに力強く頷く

 

 

雷昇「よくもまぁ、態々死にに来るとはなっ!!!ケケケっ!!!」

 

 

思春「その台詞………そのまま返してやる」

 

 

雷昇の挑発に思春はキラーパスで躱す

 

 

氷柱「人間如きが龍天様率いる『血光軍』に勝てると本気で思ってんの?」

 

 

恋「…………ご主人様、強い

お前、勝てない……………」

 

 

氷柱の嫌味ったらしい発言に恋は普通に返答する

 

 

風刻「…………まぁ、名が轟く武将だからな……多少なりとも楽しめそうだな」

 

 

霞「へぇ?その余裕、何処まで続くん?」

 

 

風刻の発言に霞は敢えて挑発する

 

 

闇霊「口を開くここまでにしようか?関羽…………」

 

 

愛紗「貴様に言われなくとも分かっている

全ては戦場のみで語ろうぞ、闇霊…………」

 

 

愛紗の発言で『大陸五虎将』の者達は得物を構える

 

 

対して得物がない『龍天五獄隊』はそれぞれのファイティングポーズをする

 

 

炎掌「さぁ……殺し合おうぜっ!!!」

 

 

炎掌が大声を上げ、飛び上がったと同時に『大陸五虎将』と『龍天五獄隊』の戦いが幕を上げた!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが………

 

 

斬魔「ふむ………やはり劣勢ですか…………

まぁ、強化したといえど所詮『量産型』は『量産型』ですよね」

 

 

斬魔は現状の戦闘状況を確認しては呟く

 

 

龍天「良いのか?斬魔………このままでは北郷一刀が此処へ来るのではないか?」

 

 

龍天は首を傾げて斬魔に聞く

 

 

斬魔「えぇ、恐らく来るでしょう

その為に『龍天五獄隊』の皆さんに時間稼ぎをしてもらっているのですよ

向こう側の情報では最低限私達7人を倒さなければならないそうですから」

 

 

斬魔は龍天の問いに淡々と答える

 

 

龍天「……………一体どういった策だ?全く分からんぞ?」

 

 

斬魔「よく言いますでしょう?敵を欺くにはまず味方からと………

策はこのようになっています」

 

 

斬魔の口から驚くべき言葉の数々が放たれた

 

 

斬魔「……〃〃………………〃〃〃

〃〃〃……〃……〃」

 

 

龍天「………………斬魔、お前という奴は………」

 

 

龍天は眉間を摘まみ、苦笑いをする

 

 

斬魔「如何ですか?」

 

 

斬魔はニコリと嗤う

 

 

龍天「全く…………恐ろしい男だな、お前は」

 

 

斬魔「誉め言葉として受け取っておきますよ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

斬魔の策が戦闘に不穏な空気を充満させ始めていたのだった………

 

 

 

 

 

 

 

           ……終……

 

 

 


 
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