ねこねこソフトの「サナララ」（無印）が2005年リリースなので、この絵もおそらく2005年に描いたのだろう。
　ネットでサナララの画像を見ていたら、嫁（リアル嫁）にその絵師は蒼樹うめ先生だと教えられた。以来、蒼樹うめ先生のファンである。無論2015年の蒼樹うめ展にも行った。入場まで４時間待たされたのはいい思い出である。
　さて、この絵。サナララの中で好きなストーリーの１章、３章のヒロインの「のぞみ先生」と「三重野」である。自分の絵柄で描いたらどうなるのかやってみただけなので、全然似ていない。雰囲気も出ていない。言わば失敗作である。でも思い出深い作品なのでアップロードしてみた。のぞみ先生の半袖ブラウスとか三重野の夏服セーラー服とか恐らく原作には設定が無いはず。勝手にアレンジしたようだ。
　ただ今でも覚えているのは、のぞみ先生のチェックのスカートを全て水彩絵の具で塗って楽しかったこと。重ね重ね言うようだが、アナログは失敗が許されない。修正ができるデジタルはありがたい。
　余談だが、厳密に言うとサナララ１章の原画師は「藤宮アプリ」であり、３章は別の人が原画を担当している。蒼樹うめが描いた「真筆」の三重野涼は諸葛瑾に掲載された２話分のみである。うめ先生の「三重野」をもっと見たかった。