~一刀視点~
建国以来、俺達は最大の悩みに直面していた
「どう思う?」
「何も無い訳無いのは間違いないんだけど」
「でもこのまま放っておくのも、人としてどうなのか・・・」
事の発端は七乃だ
七乃は袁家の一行と天下一品武道大会後、文官として活躍している
思ったより、と云うか文官としては性格を除いては優秀なので助かっている
その七乃が
「いつもお世話になっているお礼です
旅の途中で見つけた蜂蜜で造った蜂蜜水です
どうぞ召し上がって下さい」
と小さな瓶で蜂蜜水を献上して来た
これが(雪蓮を除く)他の人からなら問題無い
だが”あの”七乃だ 迂闊に飲んで良い物なのか・・・
「まあ、毒殺をしようとか考えて無いのは間違いないと思うわよ」
鞘華の言も有り、その蜂蜜水を一口飲んだ その直後・・・
「なんだこりゃ~!」
胸が盛り上がり、そして股間にあるべきものが無くなった
要するに俺は”女”になってしまった
~鞘華視点~
現在、全武将、軍師を集めての七乃への詰問中
桂花、朱里、雛里と云った貧乳党勢は恨みがましい目で一刀を見ている
(元は男なのに巨乳になるなんて・・・)
(もげちまえってもう無いんでした)
それはさて置き
「で、あの蜂蜜水の事を”詳しく”話せ!」
あ~、一刀 怒ってるな~ 無理も無いけど
「え~と、あれはですねえ・・・
実はお嬢様が飲んだ時が有りまして、その時にはお嬢様にその・・アレが生えて来まして・・」
「アレとは?」
一刀が先を促すが、まあ聞かなくても分かる
「その・・・男性のモノが
で、男性が飲んだらどうなるかな~、と思いまして
まあ予想通りなんですけど・・・ てへペロ」
七乃が可愛らしく舌を出して照れ笑いの様な表情をするが
「そうか・・・」
一刀が立ち上がり・・
「あの~、一刀さん 無表情で刀を振りかぶられると心底怖いんですけど~」
全員で一刀を抑えて
「それで、どうやったら元に戻る訳!?」
「お嬢様の時は私がその・・・私が放出させたら元に戻りました
だから一刀さんの場合は女としてのその絶頂をさせれば・・・」
「その役目 私がやるわ!」
名乗りを挙げたのは華琳だった まあ、適任かも
「ふざけるな! 俺は男だぞ! 女としての・・・なんて!」
「元に戻りたくないの!?」
この言葉で一刀は華琳に閨に引っ張られて行った
翌朝、華琳が恍惚の表情で、肌艶の良い状態でやって来た
「至福の夜だったわ」
その言葉で何をしたのか、よ~く分かる
「で、一刀は?」
「あ、結局戻らなかったので自室で落ち込んでるわ」
本来の目的を忘れるな~!
「でも何で一刀は戻らないんだろ?」
「あの~、お嬢様の時は私が放出させたので・・・
異性、つまり今の一刀さんの場合、男性じゃないと駄目なんでは・・・」
一刀・・・受け入れられないだろうな
その夜、一刀の部屋に行きその事を告げる
「そんなの、出来る訳無いだろーーーー!!!」
まあ、そうだよね だから仕方が無い
私は瓶に残っていた蜂蜜水を飲む
すると胸が平らになり、股間にはその・・・察してください
「鞘華 何を?」
「さあ、これで私は男
だから私が一刀を元に戻してあげるわ!
そして一刀は私を女に戻しなさい!
どうすれば良いのかは分かるわよね!」
つまり二人同時に・・・ならば万事うまく行く、筈・・と思う・・だといいなあ
「「ああーーー!」」
その夜、私も一刀も嬌声を上げまくった
~一刀視点~
結論から言うと、俺と鞘華は元に戻った
件の蜂蜜水については、製造、使用、保管も禁ずると云う法令を作りたいところだが
(一刀のあんな可憐な状態を楽しめるなら)
(偶になら良いかも・・・)
と約二名が反対している 加えて
「事は慎重に運ぶべきです」
と静里、朱里、雛里が慎重論を主張し、成立に至っていない
後日、王と怪しげな薬で男になった王妃の八百一本が密かに出版されていた
~あとがき~
帰って来ました~!
イブに無事、退院しました
手術自体は成功で、自宅療養になりました
今回の話はなんとなく浮かんだ莫迦話です
「覇王伝」に関しては、退院してから再開を・・との意見もいただきましたが、やはり打ち切りとさせて下さい
何故なら、「覇王伝」は読者様の反応が怖い作品なので私の心身が健康な状態でなければキツイのです
と云うのも、ぶっちゃけた話、あの後死ぬ予定の恋姫が何人もいるのです
具体的には愛紗、翠、星、雪蓮が決定的でした
他にも麗羽、猪々子が殺されて復讐鬼になった斗詩とかも考えてました
そんな理由で「覇王伝」に関してはご容赦下さい
次回作に関しては何も決まっていません
一刀、鞘華、巴の三人を三勢力に転生させるとか・・・やっぱり無理かな・・
構想が固まりましたら投稿させていただくかもしれません
我儘を申し上げますが、その時はよろしくお願いいたします
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TINAMIよー!
私は帰って来たー!