No.819619

真・恋姫ヨルムンガンド 第三話

アサシンさん

自由をその手に

2015-12-19 09:53:32 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:2467   閲覧ユーザー数:2263

 

 

 

 

 

 

とある海上

 

 

船の中で俺はバルメさんを連れたココ姉さんに付いている

 

麦わら帽子とサングラスを掛けたココ姉さんと船の後ろの方に来ている、ルツさん達が銃の試射をしている

 

それを眺めるヨナ

 

 

ヨナがこちらに振り向きココ姉さんに畑仕事でもするのか?と聞いて来た。ココ姉さんが何が収穫できるのかっ!?って面白い会話始めたらバルメさんから通信機を受け取ったら今度は自分のゴツイ通信機からも掛かって来た、なんか変な声出して話し始めた・・・相手は誰だ?ココ姉さんにこんな顔をさせるのは

 

・・・?この気配は船?

 

 

ココ「ウッワァ~ヤバいわヤバいわ~。カズ、バルメ、兄さんが来る」

 

 

ココ姉さんが小声で教えてくれた・・・・なるほど

 

 

カズ「コッチに近付いている船はアイツでしたか。ヨナはどうします?」

 

ココ「ワイリと部屋で勉強してもらう。カズとバルメは私と来て」

 

バルメ・カズ「「了解」」

 

 

 

ココ姉さんに付いて行くと船と船を渡す橋を通ってこっちに来る人物が五人

 

顔を含む全身完全武装が四人・・・その中に一人、肌が出ている腕のタトゥーにバルメさんとの気軽さ

 

そしてもう一人の人物はココ姉さんソックリの特徴的な容姿を持つ男

 

 

キャスパー・ヘクマティアルと私兵のチェキータだ

 

先に乗り込んできた三人はキャスパーの私兵の男達だろう

 

 

ココ姉さんと何事か話したキャスパーがこちらを見る

 

 

キャスパー「やぁやぁカズト!会いたかったよ!元気そうだね?!」

 

カズト「久しぶりに会ったと思ったらメッチャハイテンションだなキャスパー。チェキータ達もお疲れさん」

 

チェキータ「あら、顔を隠しているのにもう解かっちゃったの?」

 

キャスパー「チェキータさんチェキータさん、彼の前では変装したところで意味などありませんよ」

 

チェキータ「ああ、そうだったわね。ねぇ?カズト、ミーシャは元気?あとウチに来ない?」

 

カズト「はぁ、ヨナなら元気にやってるよ。キャスパーと会ったら無音でナイフを振り下ろせるくらいに。あとソッチにゃ行けない、まずはヨナを口説け」

 

キャスパー「アッハッハッハ!そうだったね。まずは彼を口説かないと・・・・・無理だね」

 

チェキータ「あら残念」

 

 

 

 

・・・はぁ、今日は荒れるな~・・・・・海と空はこんなに蒼いのに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャスパーと会う切っ掛けと成ったのはあの頃、山岳部隊から俺とヨナがガスードとか言うオークみたいなやつの元に居た頃だ

 

 

俺は自分の人外染みた能力を使って地面に埋められている地雷等の撤去と敵対勢力への偵察なんかをやって孤児たちをあのオークと人の目をしてないスーツの男。武器商人から守っていた

 

御蔭で食事もきちんと摂れていたのだが。俺が森の奥地まで偵察に向かい三日後に帰投しようとした日

 

オークと武器商人、あとオークの私兵に連れられて子どもが二人・・・・・あんの腐れ豚#!?

 

この編はまだ地雷撤去も安全ルートも作っていないのに女の子のマルカを地雷撤去に使う気かあのブタァ!?

 

しかも断れば後ろのモーリスを代わりに使う気だ!

 

ヨナは?・・・抵抗したはずだが武器が無いか・・・・・

 

俺は曲がり角や室内を確認するための小さな鏡を豚共に気付かれないようにマルカへ反射させる

 

モールス信号は連中にバレるから子供達で考えた暗号だ。それに気づいたマルカが俺の指示通りこっちに来る

 

豚共の視界から離れた所で近くで始末した小柄な兵士を地雷原へと投げ込むと起爆した

 

マルカはビックリしつつも声を出さない。そして豚共はモーリスを連れて戻って行った・・・ふぅ

 

 

 

カズト「行ったか豚共」

 

マルカ「カズト兄さん!」

 

 

トタタッとマルカが抱き着いてくる・・・震えている

 

 

カズト「三日ほどするにしちゃったが。それが裏目に出ちまった、恐い思いさせてゴメンな?」

 

 

・・・・・・さてと、俺が居ないのをいいことに子どもを道具みたいに使いやがって#

 

 

カズト「今の音で連中マルカが死んだと思ってるだろうな・・・・ヨナは?」

 

マルカ「ジョナサンは私達に付いて来ようとして・・・ガスードに殴られて」

 

カズト「・・・・・不味いな。マルカ、気を見て基地へ戻るぞ」

 

 

バッ!っと俺を見上げてくる

 

 

カズト「前々からヨナとこんなことがあったら予定していたことがある。夜に紛れて此処に行くんだ。十中八九モーリスたちが居る筈だ」

 

マルカ「・・・・カズト兄さんは?」

 

カズト「俺か?俺はちょっと豚共を一匹残らず屠殺して来る」

 

 

 

 

 

 

そして夜

 

 

 

 

 

俺は闇に紛れマルカをモーリスたちの元へ連れてった、驚くモーリスたちに静かに隠れているように伝え。俺は狩りに向かう

 

既に銃撃戦が始まっている・・・アレ?俺が介入する隙が無い?

 

・・・・・深くは考えずとりあえずオークアーミー共を駆逐するか

 

 

闇の中に身を沈め。声を漏らさないよう口を塞ぎ喉笛を切り裂く、血飛沫の音は銃声に消え。後に残るは血溜まりに沈む亡骸なり

 

ヨナが銃撃者の数が妙に減っていることに気付いたらしい。外の方は後回しにオークジェネラルを屠殺しに行ったようだ

 

さて。俺は周りの連中を掃除するか

 

まぁ勝手に同士討ちに誘導して自滅させていくだけなんだけどね?

 

それでも残ったヤツ等の心臓に刃を植え付けるだけで済んだがな・・・何だ?

 

オークジェネラルと武器商人の脳味噌をぶちまけ心臓を止めた銃声が聞こえて状況終了・・・・・なのに

 

 

 

カズト『この気配は人間?だがこんな精鋭って言える程の練度を持つヤツ此処に居たか?・・・・・て!?』

 

 

頭上を仰げばヘリがヨナの居る方向へ飛んで行く。急がねぇと!

 

俺は屋根を飛び越えながら減速せずに格納庫へむかって駆け抜ける

 

室内からスモークが溢れ出ているが構わずに飛び込む。催涙系では無い事は分かっている

 

そして中には組み伏せられているヨナと押さえつけているのが一人ってこの気配は女?かなりの手練れだなぁオイ?!

 

 

 

カズト「ヨナを離せぇ!!」

 

 

 

投げナイフを放ると共に、地面を滑る様に距離を詰める

 

ナイフに気を取られている間に懐に入り込んで顎に一撃・・・・・うっしダウン

 

ナンテね?思っていたらかなり広い入り口からヘリが顔をのぞかせてこんにちわ♪

 

更に左右から兵士が一人づつ

 

とりあえず伸びている兵士を連中にぶん投げヨナを立たせる

 

 

ヨナ「カズト!こいつら基地の連中じゃない」

 

カズト「分かっている、外から此処に来るのを見た。それにここの連中とは練度も場数も違うと見える、気を抜くな」

 

ヨナ「ああ」

 

 

 

俺は刀片手に指の間に投擲用のそうで無いモノもあるこの基地の玉無し(物理的に)共から拝借したナイフをズラリと挟んで何時でも投げられるように

 

ヨナは基地から拝借した銃にガムテープで手に巻き付けられた逆手のナイフ

 

対して向こうは品質が高い高性能そうな装備一式に輸送用とはいえヘリ一機・・・・・なんか某伝説傭兵に出てくるような銃身が六つある回転しそうなアレが付いているよコン畜生!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、さすがにヨナを庇いながら戦うのは得策とは言えなかった為に、武装を解除した

 

気絶から復帰した彼女にはギッチリと後ろ手に拘束されますた、痛いってあっ!こらジョーカー!刀に触るな!?錆びたらどうしてくれる!!?

 

ジョーカーはキャスパー、気絶させた女戦士はチェキータと言うらしい

 

この基地の現状を掌握したキャスパーから色々と聞かれた

 

この基地での戦闘理由や俺とヨナの事を

 

そんな中でヨナにマルカが生きている事を伝えると顎が外れるんじゃないかって位あんぐりしている

 

俺がマルカが生きている理由を話し終えると、キャスパーにチェキータがちょっと笑ってない笑顔を向けて来た・・・・・ヤヴァイこれ絶対ヤヴァイ

 

その後二人別々のコンテナに放り込まれた

 

しばらく経つと隣りからキャスパーとヨナの声が聞こえてきた。ヨナは子供達の為にキャスパーと契約した。内容は妹がヨナを欲している?とかって

 

対して俺はというと

 

 

 

カズト「アンタ年下趣味だったんですか?手錠と鎖で拘束して逆ピー!とか誰得ですか?責任取りやがれこんちくしょう」

 

チェキータ「うふふ、可愛い顔してこっちは列車砲みたいに逞しいのね」

 

 

 

はいっ食べられていました、手錠に鎖で拘束された衣服がズタボロな青少年を食べるお姉さんを皆さんどう思います?

 

俺は逆襲してヤりたいです・・・・・悔しい

 

コッチが本気で拒絶しないのをいい事に搾り取られた。ご丁寧に音が漏れないよう防音処理しておりオマケに他の男共が来ない。徹底されてやがる

 

オマケに甲斐甲斐しく世話を焼いて来るんだから頭痛と呆れとその他諸々が襲ってくる・・・・・はぁ採れたてミルク製品美味い

 

話してみると何度も同じ奴と結婚と離婚を繰り返しているらしい・・・っで今回完全に俺は目を付けられた

 

ヨナが解放された後。俺の所にもキャスパーがやって来た

 

内容はヨナと同じ所か自分の部隊に来るか?という質問だった。速攻で前者を選んでやりましたとも・・・結婚?年齢的に無理だよバーカ!バーカ!

 

その後焼き餅なのかツンデレなのか戦車に戦闘ヘリなど、トドメにキャスパーの私兵のチェキータ達四人と戦う羽目に成った・・・・・ふざけろ!△?#

 

刀一本だけでとかどんな処刑?俺じゃなかったら即死ですよ?バカなの?死ぬの?俺死ぬの?

 

あの時の戦闘を含め他にも色々と俺の戦闘映像や資料で商売してくれやがりましたよあのジョーカー#

 

そんなこんなで、なんかチェキータとキャスパーに目を付けられてしまった・・・泣いていいよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズト「はぁ、あの時が俺にとっての一番の女難だったな」

 

チナツ「おやおや?どうしたのだ御殿様?ヨナくんの方が騒がしかったんだけど?」

 

カズト「此処に来るちょっと前にドンパチやって軽く恨みを買っている相手が目の前に現れればそうなるってか今までどこに居た?」

 

チナツ「御風呂・・・・・今度一緒に入らない?」

 

カズト「ああ、だから髪が。絶対三日は休める日が来らな?まだピー!だろ?」

 

チナツ「うん、そうだよ御殿様」

 

 

 

誰かこの娘に恥じらいを教えてあげて?!

 

等と混乱しているとココ姉さんに蹴り出されているジョーカーにヨナと並んで歩いているチェキータとレームが話しているっとこっちに気付いた

 

 

 

チェキータ「またね、カズ」チュッ♪

 

カズト「今度はもうチョット穏便に頼むな?」

 

チナツ「むぅ~!」ギュッ♪

 

チェキータ「あらあらモテモテね」

 

カズト「勘弁してくれ本当に、静かな休日が欲しい」

 

 

 

ヨナがキャスパーと別れを告げると、キャスパーがコッチを見てメッチャ楽しんでいる笑い顔を浮かべた

 

ジョーカーの、殴りたい、この笑顔 

 

 

 

 

 

チェキータ達を連れて船に戻り離れていくジョーカーたちを見送っていると、俺とチナツの所にレームさんがやって来た

 

 

レーム「お前さんも厄介な女に好かれるねぇ」

 

カズト「その女と何度も離婚結婚繰り返しているオッチャンも大概だな」

 

レーム「ヘッヘッヘ♪ちげぇねぇ♪」

 

カズト「あぁ~今日は何か疲れた、ちょっと夕食まで休ませてもらいます・・・・チナツも一緒に寝る?」

 

チナツ「うん♪御殿様」

 

レーム「お疲れさん、ココには俺から伝えとく」

 

カズト「お願いします、それじゃ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨナ「またな・・・キャスパー以外」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

どうもアサシンです

 

 

何時もの様に無双したカズトでした、女難もあって本当に爆発すればいいのに・・・むしろモグ?

 

チナツに続いてのマルカ死亡回避。日本の学校に皆通って学生寮ですごしています

 

書いている内にこんな展開に?!っな感じにまた成った今作

 

何故か予定に無かったチェキータさんに無理やりニャンニャンされていたカズト、ナレテイル?

 

病姫達の出番ですね?解かります

 

 

 

では次回はアフリカ、バルメさん因縁の相手と成ります

 

 

 

では次回予告へ

 

 

 

次回 真・恋姫ヨルムンガンド 第四話

 

       蝶々と博士を求めて雪山へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではでは

 

 

 

 

 

 

 

狩りの時間だ

 


 
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