(はじめに)
キャラ崩壊やセリフ間違いがあると思いますが、
温かく読んでやって下さい。
この話での一刀君は強く設定しています。主人公をかっこよく魅せる様に
書いていくつもりです。どうぞ宜しくお願いします。
※今回の話しに、一刀君は出ません。ごめんなさい。
日がもうすぐ沈み、夜が来ようという時間
3人の少女達は、楽しそうに荒野を歩いている。
「竹かごが、全部売れてよかったの~。」
「せやな~、足を延ばして正解やったな。」
「邑の皆も、喜んでくれるだろう。」
「でも、もうすぐ暗くなっちゃうの~。」
「それは、沙和が集合時間を守らなかったからだろ。」
「せやでー。沙和が来んかったから、凪がイライラしてむっちゃ怖かったんやで~。」
「あははー。ごめんなの~、凪ちゃん、真桜ちゃん。」
沙和と呼ばれた女の子は、全く反省していない様だ。
「でもでもー。それには谷よりもふっか~い、理由があるの。」
突然、真剣な顔になる沙和。その顔に、2人も真剣に、
「「どんな?」」
と揃って質問する。
「阿蘇阿蘇で話題になった、占い師さんがさっきの街にいたの~♪」
目をキラキラさせながら沙和は言う。
その言葉に、真桜はズッコケ、凪は冷たい眼でジッーと睨んでいる。
そんな事は、気にせず沙和は懐から3枚の紙を取り出し、その内2枚を2人に差し出した。
「名前を書くだけで、運命の人が分かるって有名なの。も・ち・ろ・ん♪2人の分もしてあるの。」
「そらスゴイな。確率はどんなもんなん?」
復活した真桜は、興味津々に聞いている。
「なんと・・・・9割なの~♪」
「・・・残りの1割は?」
「9割か~、そらスゴイな。」
「でしょ♪でしょ♪」
凪の言葉は、無視された。
「だから、残りの1割は?」
「も~。凪ちゃん細かすぎるの~。」
「せやで凪。こういうのはノリが大切なんや。」
いつの間にか、タッグを組んで凪を責める2人。
凪は、そんな2人に「はぁ」と疲れた様に溜息は吐いた。
「まだ沙和も中読んでないから、一緒に見るの~。」
「ええで~♪ ほな、せ~ので見るで。」
「仕方ないな。」
「「「せ~の」」」
紙に書かれていた言葉は・・・
沙和 ≪煌めく白き服を纏いし者、あなたの趣味を理解し、協力してくれるだろう≫
真桜 ≪煌めく白き服を纏いし者、その者の知識を活かし、さらなる高みに至るだろう≫
凪 ≪煌めく白き服を纏いし者、あなたの大切な者を守り、同時に大切な物を穢すだろう≫
「「「・・・・・」」」
3人は、困惑している。
「3人共、出だしが同じやな。」
「同じのなの。」
「なんで、私だけ穢されるんだ・・・。」
凪は、怒りでプルプルと震えている。
「凪、気にすなや! ただの占いや! なぁ、沙和!」
「そうなの!そうなの!」
「・・・ああ、そうだな。」
2人の必死な説得により、少し落ち着いた凪。
そんな時、空に光の線が流れた。
「流れ星なの~。」
「ホンマや。綺麗やな~。」
「・・・・そうだな。」
3人共、流れ星に見惚れている様に見えたが、
「新作の髪飾り、新作の髪飾り、新作の髪飾り・・・」
「新しい工具、新しい工具、新しい工具・・・」
「・・・2人共、何してるんだ?」
必死に何か呟く二人に、冷静なツッコミを入れる凪。
「「流れ星にお願い事をすると叶う【んやで】【の~】」」
「・・はぁ。そんな訳無いだろ。」
そう凪が、呟くと流れ星の軌道が変わり3人から離れた所に堕ち、一瞬光った。
「・・・凪が、夢無い事言うから流れ星が落ちた。」
「なっ!? そ、そんな訳無いだろ!!」
「兎に角、行ってみるのー!」
沙和が歩きだす。
「面白そうやし、行ってみよか。」
真桜も歩きだした。
「お、おい!2人共。・・・・んっ?!」
2人を追いかけ様として凪が後ろを振り向く。
「・・・気のせいか?」
「な~ぎぃ~。置いてくで~。」
「凪ちゃん。早くするの~。」
2人が凪を呼ぶ。
「ああ、分かったから、少し待ってくれ。」
凪は慌てて2人の後を追う。
――岩陰side――
「危なかった。気付かれたかと思ったぜ。」
「アニキ、準備が出来ましたぜ。」
「・・準備出来たんダナ。」
「よし!それじゃあ、いくぞ!おメェ等!」
岩陰の不審な影が三つ動き出した。
・・・・つづく
(あとがき)
どうも猫です。前回の閲覧数と支援数に感動しています。
コメント・メールを下さった皆様、本当にありがとうございました。
これからも応援をお願いいたします<(_ _)>
今回で2話目になります。おかしい・・・本当ならこの話しで一刀君と三羽鳥が
出会っていた筈なのに・・orz
自分の文才の無さが恨めしいです。
次の話しで、4人は出会いますので、お楽しみに\(^o^)/
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今回は、三羽鳥編です。
楽しんで頂ければ、嬉しいいです。