No.815822 九番目の熾天使 ~短編EX~竜神丸さん 2015-11-26 16:17:58 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:3226 閲覧ユーザー数:965 |
あなたは、月の恐怖を知っているだろうか…?
「ここが、今回の回収するべきロストロギアがあるという森…」
「また随分と、不気味な森だな…」
「不気味~♪」
『咲良ちゃん、本当にいつも通りね…』
とある謎の森に辿り着いた、ディアーリーズとロキ、咲良(&腕状態のメズール)。ロストロギア回収任務を遂行するべく、この不気味な雰囲気を醸し出している森の奥へと進んでいくが…
「ケケケケケ、マヌケな奴等だ♪」
『バ、バディ!!』
「おい、俺のユーズ返しやがれ子鬼野郎!!」
「ちょ…僕のウォーロックドライバァァァァァァァァァァッ!?」
「わーい待て待てー!」
『咲良ちゃん少しは緊張感を持ちなさいって!?』
森で遭遇した謎の子鬼―――スタルキッドに隙を突かれ、あろうことかユーズとウォーロックドライバーを奪われてしまった二人。それぞれ奪われた物を取り返すべく、必死にスタルキッドを追いかけ始める…
「「な…何じゃこりゃッピィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッ!!?」」
「うわー可愛いー♪」
『え…か、可愛いのコレ…?』
「ケヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ♪ 最高に似合ってるぜマヌケ共!」
しかし追いかけた先でスタルキッドに呪いをかけられ、ロキとディアーリーズは植物系モンスターの種族―――デクナッツに姿を変えられてしまい(咲良とメズールは特に何ともなかったが)、結局はスタルキッドを取り逃がしてしまう…
「おい、どうしてくれるんだッピ…!!」
「せめて道案内はしてくれるんでしょうねぇッピ…!!」
『ちょ、痛い痛い痛い痛い!? わ、分かったわよ、案内するってば!?』
「妖精さん苛めちゃダメー!(>△<)」
『いや咲良ちゃん、これは怒っても無理ないと思うわよ…?』
その後、スタルキッドに置いて行かれてしまった小さな白い妖精―――チャットを捕まえ、彼女に(苛立っている二人が半ば強制的に)道案内をさせる事に。そして一同は、謎の機械仕掛けの建物の内部に辿り着く。
「おやおや、これはなかなかに災難でしたねぇ? お二方」
「…お前はッピ?」
「あぁ、これは失礼……私は幸せのお面屋。古今東西、幸せのお面を求めて旅をしている行商人……以後お見知り置きを、OTAKU旅団の皆さん?」
「!? あなた、どうして僕達の事をッピ…!?」
「さぁ、何故でしょう? フフフ…」
そんな一同の前に現れた謎の人物―――幸せのお面屋。怪しげな笑顔の絶えない不気味な彼は、何とロキ達の正体すらも知っているという…
「あの子鬼が私から盗んでいった仮面……それさえ取り返して来てくれるのであれば…」
「呪いを解く方法を教えようってか……やってやろうじゃないかッピ」
『ちょっと良いの? こんな怪しい男を信じちゃっても…』
「他に当てもありませんし、やれる事をやるまでですッピ」
幸せのお面屋は、ロキとディアーリーズにかけられた呪いを解く方法を教えてくれるという。しかしそれを教えるにはまず、スタルキッドがお面屋から盗んだ、とある仮面を取り返さなければならない…
「大丈夫、あなた達なら出来ます。信じなさい……信じなさい……フフフフフフ…」
幸せのお面屋に見送られ、ロキ達はこの機械仕掛けの建物から外へと出ていく。その先にあったのは…
「―――ここは…」
「町ですかね…ッピ…?」
巨大な時計塔のある賑やかな町―――クロックタウンだった。
ここは異世界、タルミナ。
三日後には巨大な月が落ちて来る、滅亡寸前の世界だった。
九番目の熾天使・外伝 ~短編EX4~ ムジュラの仮面
更新日、未定…
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繰り返される仮面の世界