No.814985 2体の魔神皇帝IN艦これ 番外編HIBIKIさん 2015-11-22 10:23:41 投稿 / 全3ページ 総閲覧数:1166 閲覧ユーザー数:1144 |
番外編
アニメ鎮守府にアルカディア(兼一夏兼SKL)が居たら
(アニメ提督にも台詞有り)
アニメ一話
「始めまして司令官!吹雪です!よろしくお願いします!」
「うむ。此方こそよろしく頼む」
司令官は笑顔で答える。
「艦隊帰投だ。正面海域にはもう駆逐艦位しか残っていないだろう」
「アルカディアか。何時もスマンな。って艤装付けっぱなしなのか・・・」
「戦艦・・・?」
「ん?新人か。俺は宇宙海賊戦艦アルカディア号だ。アルカディアでいい」
吹雪はアルカディアを見て驚いたようだが自分も自己紹介をする。
「吹雪は・・・3水戦に所属してもらう。訓練教官は其処に居るアルカディアだ」
「は、はい!」
「彼は訓練は厳しいがそれに見合った実力を付けられる。頑張ってくれ」
彼の訓練は厳しかったが吹雪は何とか乗り越えた。
そして彼女の所属する3水戦の軽巡・・・川内型の面々が交代で一日中吹雪を扱いていると睦月
から聞いたアルカディアは昼間、神通の訓練を受けている吹雪の所に来た。
「吹雪」
「あ、アルカディアさん・・・」
「今日は何時間寝た?」
「え?」
「何時間寝たと聞いている」
「夜に川内さんの訓練を受けて寝ようとしたら神通さんに・・・」
ギロリと神通を睨むアルカディア。
神通もこの事は初耳だったらしいが・・・
「言おうとしたら勘違いされたのか此処に連れて来られて・・・」
「オイオイ・・・」
頭を抱えてしまったアルカディア。
「スイマセン・・・」
「吹雪、お前は寝ろ」
「え・・・でも・・・」
「寝ろ」
「本当にスイマセン・・・」
「神通は朝から特訓しようとしたのは善意からだし川内も特訓自体は善意だが・・・
もう少し姉妹間で話し合ってから行動しろ。優秀な教官なんだからな」
「は、はい!」
アニメ3話
「3水戦と4水戦が戦闘を終らせた様だな」
「えぇ」
司令室では長門と陸奥が大淀と共に詰めていた。
「・・・アルカディアは?」
「あの子達が出撃する一時間前から行方知れずよ」
「またか・・・。まぁアイツの事だから何かしら良いことを起こしてくれるだろう」
その頃W島付近に居た4水戦の如月に敵艦載機が迫っていた。
風が強く吹いた。
「やだ、髪が痛んじゃう・・・」
「如月!油断するな!!」
紅いエネルギーバレットが爆弾を彼女に落とそうとしていた艦載機を撃ち抜いた。
「キャッ!?」
艦載機の爆発ととエネルギーバレットの通過した衝撃波で如月は尻餅をついてしまう。
「ったく沖ノ島の帰りに気になって立ち寄ってみれば・・・」
「アル兄さんでしたか・・・。助かりました」
近くにアルカディアがゆっくりと下りてきた。
「髪の毛のダメージは鎮守府に帰るまで気にするなと何度も言っているだろう・・・」
「髪の毛は女の命なんですよ?」
「気にして油断した挙句下手すりゃ轟沈していた可能性のあった駆逐艦は何処のどいつだ?」
「あ・・・」
如月は先程の状況から自分がどれだけ危険な状況にあったか察した。
「あれ?アルカディアさん!?何で此処に!?」
「夕張か。お前らの事が気になって沖ノ島帰りに寄ってみた。
案の定如月が油断して艦載機を見逃していた」
「ちょっ!?」
「まぁ撃ち抜いたけどな」
鎮守府に帰ってアルカディアが睦月にこのことを話して如月は睦月に思いっきり怒られた。
最終話
敵陸上型深海棲艦、飛行場姫に攻撃を加える吹雪達。大和や長門、陸奥、新たな仲間大鳳を入れて攻撃しても
なお再生しようとする。
「まさかここまでとは・・・」
「他の深海棲艦は全て倒したのに・・・」
ギャォォォォン!!
紅いエネルギーバレットが陸上型を貫くが再生されていく。
「アルカディア!」
SKL-RRに跨ったアルカディアがやって来た。
「む、奴さんはヌーとは違う再生方法を身につけてるのか・・・」
「随分と冷静だな・・・」
「まぁお前等とは一寸違うからな」
アルカディアの艤装を解除した一夏。そしてそのままSKLを展開。
「久しぶりだな。その姿は」
「長門と私しか知らないから皆驚いているわよ?」
「それよりあの地上型を何とか・・・地上型?」
自分の言葉に引っかかりを感じたSKL。敵は艦載機を放って来るが
ルストストリームで全て吹き飛ばした。
「あの・・・アルカディアさんのその姿って・・?」
「この姿の時はSKLとでも呼んでくれ」
「わ、分かりました。SKLさんは何を考えているんですか?」
「奴は地上型の深海棲艦であることは皆理解しているな?」
敵はまた艦載機を放ってくる。しかし大和を初めとした戦艦、利根を筆頭とした重巡が三式弾で
艦載機を撃墜していく。
「奴が利用しているのは龍脈かもしれん。だから幾らでも再生してくる」
「つまり・・・敵を地上ではない場所で倒せば・・・」
「もう再生も出来ずに私達は・・・」
「勝てる・・・?」
「そういうこった。ん?また結界を張ったな」
見れば確かにどす黒い結界を張っている。
「俺が一気にカタを付ける。結界破壊の援護頼むぞ!」
「「「「「「「「了解!!」」」」」」」」
今此処に居る艦娘全員で結界を破壊する為に砲撃を行なう。
しかし罅が入っただけだ。
「コイツのスピードは一味違うぞ!!」
ブレストリガーPBモードで結界を破壊したSKLは地上型に乗り上げて空中に飛び上がる。
「無論、パワーもな!!」
SKL-RRをバイク形態から馬型形態に変形させ方向転換してから今度は槍を投げつけ、突き刺す。
「さぁ、こっからが本番ダァァァ!!」
高速移動しながら槍を突き刺した状態のまま地面で鑢掛けにするようにしてから
今度は飛行場姫を上空へと投げ飛ばす。
「全艦攻撃!!」
長門の言葉で一斉に飛行場姫を砲撃、そして・・・
「インフェルノギガブラスタァァァァァッ!!!」
胸の放熱板から途轍もない威力の熱線が放たれる。
「フルパワァァァァだぁぁぁぁぁ!!!!!!」
飛行場姫は遥か上空で爆発四散し、空を覆っていた雲が晴れていく。
「俺達が!!」
「「「「「「「「「「地獄だ!!」」」」」」」」
艦隊全員がSKLと決め台詞を叫んでこの海域での戦いは終った。
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今回はアニメでのIFストーリーです。短いですが・・・。