No.813912

エブリデイえーゆー譚!~恋姫達とのドタバタ生活!~ 二十九話

XXXさん

XXX「なんか久しぶりに投稿する気がする…」
一刀「そりゃ三週間みっちり働いてたからな」
XXX「言うな馬鹿。そういうわけで『二十九話:デネブの料理事情』!あ、キャラ設定完成したんで来週投稿します」
一刀「期待できねぇ」

2015-11-15 23:18:15 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1188   閲覧ユーザー数:1120

キーンコーンカーンコーン…

 

 

 

桔梗「…よし、今日はここまで。来週は試験じゃからの、しっかり勉強するように」

 

チャイムが鳴り、午前の授業が終了する。

今まで桔梗の古典の授業だったらしい。

昼休みに入り、教室から生徒が移動する…あれ、なんかデジャブ。

それは置いといて、苦手教科がまさに古典のリトはと言うと。

 

リト「ΟДΟ」←プシュー

美花「ご主人様、大丈夫ですか?」←団扇ぱたぱた

コン「きゅー…」←尻尾でぱたぱた

ミミ「ピチュッ」←上に同じく

翠「ΟДΟ」←プシュー

愛紗「翠…あっちでは漢文を読めただろうに…」

桃香「愛紗ちゃん、あっちとこっちは違うんだよ?」

恋「……………大変」

神崎「…なんだかこうしてみると平沢と稲葉はけっこう気が合うんだな(教科的な意味で)」

七乃「何いってるんですか?」←ドス黒い笑み

神崎「……悪い、忘れてくれ」

柳琳「それよりも一緒に食堂で昼食はいかがですか?」

栄華「そこの男二人を除いてですけど」

リト「…酷くね?」

 

見ての通り撃沈していたリトは力なく席を立つ。。

テストまであと一週間、それだと言うのにリトは古典が全く身に付いてない。

それは翠も同じようで…一緒に煙を出していた始末だ。

で、二人がある程度回復したところで全員で食堂に向かう…

 

 

ガヤガヤガヤガヤ…

 

 

…と物凄く混んでいた。

 

蓮華「す、すごい人数ね」

七乃「やっぱり混んでますよね。確か今日は日替わりランチが安かったですし…」

リト「………おい、あれ…」

全「「「?」」」

 

リトはある場所を指差す。

いや、正確には二ヶ所だ……奇跡的に近くだったため普通に指が差せたのだが。

まず一ヶ所目は…

 

 

華琳「orz」

桂花「お気を確かに!」

春蘭「華琳様ぁああああ!!」

秋蘭「落ち着け姉者!」←羽交い締め

 

目の前の南蛮定食の前でorzしてる華琳とそのお供。

もう一ヶ所は…

 

 

朱里「orz」

雛里「orz」

包「ちょ、しっかりしてくださいよ二人共!今のままでも小さいのにまた小さく見えちゃいますよ!?それ以上小さくなったら消えちゃいますよ!?ミジンコ以下ですよ!?」

涙「あうあうあう…!(オロオロ」

 

餡掛けチャーハンの前でorzしてる朱里と雛里とそれを見ている包と涙。

…なんだこれ?いやマジで。

 

栄華「お姉様あああああ!!?」

柳琳「…え…えっと…?」

愛紗「朱里に雛里も、一体誰に…」

桃香「愛紗ちゃん、この反応私達もやったことあるよ」

恋「………」←食券買った

思春「平沢、まさかと思うが…」

リト「うん、アイツだな…」

 

リト達は丁度空いた席に座り、メニューを注文する事五分、頼んだものが運ばれてきた。

 

デネブ「お待ちどうさま、日替わりランチです」←割烹着

全「「「!?」」」

リト「……似合ってるな、割烹着」

翠「そこじゃないだろ!?」

七乃「て言うか、デネブさんその格好どうしたんですか?」

デネブ「え…あ、その、バイトのおばちゃんに、勧められて…」

リト「ああ、そう言うこと」

神崎「平沢…この人は?」

リト「俺のアパートに住んでる桜井デネブ。一応三年」

恋「…………ご飯、美味しい」

美花「はい。私も見習わなければなりません」

神崎(…女子力高そうだな…)

 

神崎の心の声は核心をついていた。

何せこの桜井デネブは並の女子より女子力が高い。

掃除洗濯は常人以上、裁縫はそこそこだが、それを上回るほど料理に長けているので総合的には高い部類だ。

 

タケシ「おーい、デネブー。次の注文だぞー」←割烹着

デネブ「あ、うん!すぐ行く!」

リト「タケシまでいるし…オカンコンビできそうだな」

神崎「それよりもあそこの人達はどうしたんだ?心辺りがあるようだが」

桃香「それは…そのぉ~…」

愛紗「…おそらく、心を折られたのだ。デネブ先輩の料理で」

神崎「は?」

リト「思い返せば…俺がアパートに来たときからだったな…」

翠「そこまで前なのかよ!?」

 

 

 

回想

 

 

祭『ん?桜井兄。お主料理ができるのか?』

デネブ『え?あ、はい…一応…』

祭『どれ、味を見てやるから何か作って見せい』

デネブ『じゃぁ、台所借りますね…』

 

リト『腹減ったー、デネブー。何か作っ…』

祭『orz』

リト『祭さん!?ちょ、デネブ何したんだ!?』

デネブ『に、肉じゃが食べさせただけだぞ…!?』

 

 

蓮華達が来た夜…

 

蓮華『orz』

冥琳『orz』

思春『蓮華様、お気をたしかに!』

炎連『おい、冥琳………ダメだ、死んでるぜ(目が)』

雪蓮『うわ、凄く美味しいんだけど』

梨晏『うんうん!三ツ星シェフ顔負けだよ!』

小蓮『むむむ~…』

雷火『…女としての自身無くすな』

粋怜『オデブちゃん、おつまみおかわりー』

デネブ『あの、俺デネブですけど…』

 

 

家出組が来た夜…

 

黄『………すみません、空丹様。私しばらく料理作れません…』

空丹『…理由は言わなくてもいいわ』

白湯『モグモグ……お兄ちゃん、あーん』

リト『ん?あーん』

 

 

妹×3が来た夜…

 

流琉『ごめんなさい、兄様…私、兄様の妹失格です…』←佃煮食って泣いた

リト『ヴェヴェブウウウウウウウ!!』

デネブ『え、ちょ、お、俺なにもしてないけど!?』

季衣『おいしー!』

香風『うまうま~』

 

 

教師陣が来た夜…

 

紫苑『………』←黙って食べてる

桔梗『む…これは…』

楼杏『何で男の子がこんなに美味しい料理作れるの…orz』

燈(後でレシピ聞こうかしら…)

 

 

美花が来た夜…

 

美花『…すみません、弟子にしてください』

デネブ『えええ!?で、弟子って一体…』

美花『ご主人様のメイドたる者…料理を極めなければなりません!そして最終的に精のつく料理で熱い夜を…』

リト『ナニイテンダアンタイッタイ!?』

 

 

引っ越し組が来た夜…

 

白蓮『…どうせ私は料理も普通orz』

桃香『orz』

愛紗『ぐ…なんと言う味…!私よりも美味しい…!』

鈴々『ムグムグ…そんなの当たり前なのだ!』

愛紗『orz』

リト『止めろ鈴々、愛紗が暗黒面に堕ちる!』

 

 

続き…

 

蓬『……母ちゃん…!』←死んだ母を思い出した

翠『ちょ、なに泣いてんだよ!?』

蒲公英『…今度から真面目にお料理しよ…orz』

月『へう…orz』

詠『…世界って広いのね』←蓮根とにらめっこ

恋『もきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅ(ry』

華雄『………うまいな』

音々音『リト兄ィ、お料理できない娘は嫌いなのですか…?』←涙目

蒼『ハァハァ…このバナナ…リトさんの【ピー!】と同じかなぁ…?』

鶸『アウトォォオオオオオ!!』

 

 

回想終了

 

 

リト「こうしてデネブはアパートの食事係になったとさ」

神崎「壮絶だな…」

七乃「しかも食堂とクスクシエもありますしね」

 

一体デネブは一日にどのくらい厨房に立っているのだろう。

てか心折る回数多すぎだろおい。

そんなこんなで昼食を食べ終えた頃…華琳が復活した。

 

華琳「ふ、ふふ…そう言うこと…」

リト「あ、生き返った」

華琳「桜井 デネブ…覚えたわ。次にこの料理を食べるときは必ず越えてみせる!」

桂花「ああ、流石です華琳様!」

春蘭「素敵です、華琳様!」←カレー食いながら

秋蘭「姉者、こぼしているぞ」

ミミ「ピッチュ!(おいしかった!)」

コン「きゅん(ごちそーさまでした)」

リト「…なんかいつの間にかデネブ、ライバルにされてるな」←二匹の口フキフキ

 

めんどくさい奴に絡まれたのかな、と思いながらもリトはソースで汚れたミミとコンの口の周りを拭いていた。

そして話を聞いている中で栄華と柳琳、神崎はそれぞれ注文したメニューを一口食べると……

 

栄華「……ッッ!に、肉汁が!口の中に広がって私に新しい味を刻み込んできますわ!!!」

柳琳「…………。Ο△Ο。」←感涙中

神崎「これは……まさしく味の王の財宝(ゲートオブバビロン)や~」

リト「おい神崎、キャラがぶれてるぞ」

桃香「他は!?他にも言うことあるよね!?」

愛紗「と言うより、三人が食べたのはデネブ先輩の料理だったのか……」

思春「…反応を見ればわかってしまうな」

恋「もきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅ(ry」

全「「「ハァ~~~♪♪♪」」」

 

恋の食事風景に周囲の生徒達はほんわかしている。

………あれ?誰か忘れてるような…

 

 

 

 

朱里「なんかもう…胸以外に女の子としての自身無くなっちゃった…」

雛里「朱里ちゃぁん…」

包「orz」←デネブの焼きそば食べた

涙「グスン……誰か助けてぇ…T△T」

 


 
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