No.813895 真・恋姫†無双 異伝「空と命と夢の狭間に」第八十二話2015-11-15 21:57:21 投稿 / 全13ページ 総閲覧数:4222 閲覧ユーザー数:3150 |
「元の世界に…帰れる?本当に?」
「ええ、私の力を以てすればあなた一人を元の世界に戻す事位わけの無い話です。しかし…」
「しかし?」
「如何に私が管理者とはいえ、この結界の中に何時までもいる事は出来ません。そして、あ
なたを元の世界に帰すには泰山に集まっている霊気を使う必要があります。ですからあま
り考える時間をあげる事が出来ません。精々後一時間程度といった所です。それまでに結
論を出してください」
何と…このような重大極まりない選択を後一時間で決めろってか。俺は半ば混乱したまま
の頭で考え始める。
(もう戻れないと思ったあの日常に…そういえばハンバーガーとかフライドチキンとか前に
食べたのって何時だったかな…戻ればまた普通に食べられるんだよな。じいちゃんもそう
そう簡単に死んだりはしないのだろうけど、此処にいたままじゃ多分もう一生会う事も出
来ないしな。于吉は死んで左慈もこんな感じならばこの外史はもう大丈夫なのだろうから、
もう此処での俺の役目も終わりだろうし…ならば壱与さんのお言葉に甘えて帰るべきなの
かもしれないけど…)
・・・・・・・
一方話は少し遡る(泰山の結界の中と外では少しばかり時の流れが異なるので、実は外で
は巨人が消えて一刀が中に入ってから既に十日程経過している状況である。此処では外の
世界の流れで一刀がいなくなってから七日程経った所から話を始める)。
「一刀が泰山の中に引っ張り込まれたまま出て来ぬじゃと!?」
泰山に行ったメンバーから送られた使者の話を聞いた命の第一声がそれであった。
「こうしてはおられぬ!妾も向かうぞ!!」
「姉様、向かうって何処に…『泰山に決まっておろうが!!』…しかし、行った所で私達が
中に入れるわけでは…」
「確かに夢の言う通りじゃろうが…このまま此処にいては取り返しのつかない事が起きそう
な気がしてならんのじゃ!!」
「取り返しのつかない事…ですか?」
「ああ、泰山は古来より神農の御代より霊気の集まる場所、そしてこの大陸のどの場所より
も異界に近しい場所じゃ!もしそのような所に一刀が留まっているというのならば…」
「まさか…一刀がこのままいなくなると!?」
「妾の取り越し苦労ならば良いのじゃが…何とも嫌な予感がしてならぬ」
「ならば陛下、留守は私と義真で守ります故、すぐにでも泰山へ」
そこに王允がそう申し出て来る。その後ろにいる義真もそれに同意するように頷いていた。
「すまぬ、じい。後は任せたぞ」
「すぐに戻って来ます…一刀と共に。行きますよ、月」
「はい!」
命と夢はそう言って月を伴ってすぐに出立の準備に向かう。
「樹季菜、瑠菜、お前達も行け。留守は俺と王允殿だけで十分だからな」
「義真殿…申し訳ございません。樹季菜、行きましょう」
「ああ!」
そして逡巡していた瑠菜と樹季菜の背中を義真が押していた。
「ふふん、良いのぉ~一刀は…あんなに多くの女性に慕われているとは。少し位儂もあやか
ってみたい物じゃが…なぁ、義真」
「俺には既に愛しき妻がおります故、それで十分」
そして残った男二人はそのような軽口を叩いて笑いあっていたのであった。
「母様!」
二日後、命は空達のいる泰山の麓へと到着していた。
「命、折角来てもらって何だが、まだ一刀はあの中だ」
空はそう言って顎を泰山の方へしゃくる。
「やはりそうですか…結局、中に入る方法は見つかっていないのですね?」
「ああ、貂蝉達にも頑張ってもらったんだが、うんともすんとも…あまり無理やりな事をし
て武帝のような目にあうのも嫌だしな」
「確かに如何に一刀が大事な存在とはいえ、その為に漢を滅亡させるわけにもいかないので
しょうが…此処でただ手をこまねいているだけというのも」
「夢の言う事も分かる…私も何も出来ないこの現状が歯がゆくて仕方が無い」
空はそう言って唇を歪ませていた。
・・・・・・・
「うぬぅ…此処まで強固な結界とは予想以上だのぉ。貂蝉、そっちはどうだ?」
「ダメねぇん…表面を多少歪ませる位は出来るけど、そんな程度じゃ全くビクともしないの
よねぇん」
結界の前では貂蝉と卑弥呼が何とかそれをこじ開けようと奮闘していたが、結界は二人の
力を以てしてもほぼ微動だにしていなかったのであった。
「何とかならないんですか!?もう一刀さんが中に入って九日になるんです。その間中で何
が起こっているのか全く分からないまま…もし一刀さんの身に何かあってもこのままでは
私達には何もしてあげる事が出来ないんです!」
輝里の必死の懇願に二人は顔を見合わせるも全く妙案も浮かばず、そのままただ途方に暮
れるだけであった。
「ならば、結局あの結界に対して全く成す術が無かったという事なのか…忌々しい話よのぉ」
輝里達から報告を受けた命がそう言って顔を歪ませる。
「貂蝉、入る事は無理だとしても、何とか中の様子を知る事は出来ないのですか?」
「中に管理者の誰かがいればそれも出来ない事も無いのだけどねぇん…正直、こっちからで
はそれを知る事も出来ないのよぉん」
「ただ闇雲にこちらから呼びかけると外側からの不当な干渉と取られて結界が暴走してしま
いかねんしな」
夢の問いかけに二人は苦々しげにそう答える。
「むぅ…本当に忌々しい話じゃのぉ。始皇帝も面倒な物を造りおって…一刀ーっ!何時まで
もそんな所におらんで早ぅこっちに戻って来ーい!」
命は結界を見上げながらそう叫んでいたのであった。
・・・・・・・
そして場所は再び泰山の中に戻る。
「一刀、そろそろ結論を。悩むのも分からないではないですが、もうそんなに時間はありま
せんよ」
壱与さんはそう淡々と結論を求めてくる。しかし、だからと言って今すぐに出せというの
も…確かにこのまま帰って良いのであればそうしたい気持ちはある。元の世界、少なくと
も俺が住んでいた国にはこっちのように戦が起きているわけでは無い。こっちでは数日は
かかる位に遠い所に行くのだって電車や飛行機を使えばほんの数時間だ…そういえば駅弁
も全然食べてないしなぁ…そういえば、こっちに来る前に読んでいたあの漫画の続きはど
うなったんだろうか?もう完結していたりするのかなぁ…あぁ、段々と元の世界に戻りた
い気持ちが強くなってきた…もう良いかな?俺、結構頑張ったよね?もうこっちには俺な
んかいなくても良いよね?帰っちゃっても良いよね?
俺の心がそう決まりかけたその時。
『…一刀ーっ!何時までもそんな所におらんで早ぅこっちに戻って来ーい!』
突然俺の心の中に命の声が聞こえてくる。
「えっ!?…命?今の声は何処から?」
どう考えても俺と壱与さん以外中にいないはずなのに(この際、左慈は除外)、俺は命の
姿を探してしまう。
「どうしました、一刀?」
「一つ聞きたいのですけど、外の様子とか見る事って出来ますか?」
「その程度の事ならば…」
壱与さんはそう言って何やら呪文のような物を唱えると、俺達の真横に映像のような物が
映る。
「これが今の泰山の外の様子です。おや?随分と人が多くなっていますね」
壱与さんに言われるまでもなく、俺の眼に映っていたのは結界の外から泰山を見つめてい
る命達の姿であった。でも、何時の間に…俺が此処に入ってからまだ数十分位しか経って
いないはずだよな?
「ああ、一つ言い忘れていましたが、結界の中と外では時間の流れ方が違うので、多分外で
はもう十日程は経っているはずです」
…えっ、十日!?そんなに経ってるの!?確かにそれだけ経っていれば皆も駆け付けてく
るかもしれないけど…でも、俺の為に皆が来てくれているのか。
『一刀ーっ!戻って来てください!私の為とは言いません、でもこの子の為に…照刀も待っ
ています!!』
そう叫ぶ夢の腕の中には照刀の姿もあった。赤ん坊なりに状況を察しているのか、その瞳
はジッとこちらを見つめているように見える。
『一刀殿!!一音もあなたの事を待っています!!ですから顔を…顔を見せてください!!』
その横には一音を抱いた鈴音の姿もある。
『一刀ーっ!!まだ妾はお前に言いたい事やしたい事が一杯あるのじゃぞぉーっ!!それに、
早ぅ出て来ぬと、母様が泰山を破壊すると怒り心頭じゃぞぉーっ!お前は漢を滅ぼすつも
りかーっ!?』
『一刀っ!!命の言う通り、そのままそっちにいるというのなら、私は結界を蹴破ってでも
お前の所に行くからな!!もしこの身に呪いがかかるというのなら、必ずお前も巻き込ん
でやるから覚悟しておけよ!!』
…ああ、命と空様は物騒な事言ってるし。
しかも、その後ろには輝里・沙矢・蒲公英・紫苑・風・稟・燐里・月・瑠菜さん・樹季菜
さんの姿も見える。皆こっちの方を切なげな眼で見上げている…そうだったな。俺は何を
血迷った事を考えていたのか…答えなんかとっくに出ていたはずなのにな。俺はそう思い
ながら苦笑を浮かべていた。
「どうしました、一刀?」
それを見ていた壱与さんが不思議そうにそう聞いてくる。
「壱与さん、申し訳無い話ですけど…俺は元の世界には帰りません。この外史こそが俺の生
きる世界ですから」
俺のその答えに一瞬驚きの表情を浮かべた壱与さんであったが、すぐにそれは納得の表情
へと変わる。
「どうやらそのようですね…あれだけ待っている人がいるのですからね。ところであの赤ん
坊ってまさか…『俺の子です』…やはりそうなのですね。ふふ、まさかこんな形でひ孫の
顔を見る事になるとは…不思議な話です」
壱与さんはそう言って笑みを浮かべていた。
「さて、ならばもうこんな所に長居は無用ですね。一刀、ここでお別れです。おそらくはも
う二度と会う事も無いでしょう。ですが、私は…私の中にいるあなたの祖母は何時までも
あなたの事を見守っています。ありきたりな言葉ではありますが、どうか何時までも元気
で過ごしてくださいね」
「ありがとうございます、壱与さん…ばあちゃんも」
俺のその言葉に壱与さんは笑みを深める…ああ、確かにこの人は俺のばあちゃんだ。子供
の頃から何時も見守っていてくれたやさしいばあちゃんの笑顔と同じだ。
そう思うと同時に俺の視界は急速に白くなっていった。
・・・・・・・
そして、次に俺の視界に飛び込んで来たのは…。
「一刀っ!!」
そう言って俺に抱き付いて来た命の姿であった。
「一刀…一刀じゃな?本当に一刀じゃな?」
「ああ、そうだよ、命」
「馬鹿者…こんなにも心配させおって…もしかしたらもう二度とお前の顔を見る事もこうし
て触る事も出来ぬのではないかとどれだけ…うっうっうっ、うわあぁぁぁぁぁーーーん!」
命はそのまましばらく泣き続けていたのであった。
・・・・・・・
「ふふ、一刀の事はこれで一安心という所ですね。さて、それでは私達も次の世界に行きま
しょうか…左慈も良いですね?」
「は、はい…ところで、私は何時までこの格好のままなのですか?」
「さあ?答えは風の中です(グリグリ)♪」
「ああああああーーーーーっ!!そ、そんな…あっ、あっ、あっ…壱与様ーっ!!」
何やら悦びの声をあげながらのたうちまわる左慈を連れて、壱与は違う世界への扉の向こ
うへと消えていったのであった。
「…すまぬ、みっともない姿を見せてしもうたな」
しばらくして、ようやく泣き止んだ命は顔を赤らめたままそう言っていた。
「そうです、あまりにもみっともなく泣き過ぎです。本当は私も泣きたかったのに、あんな
姉様の後では泣くに泣けません」
夢はそう言いながら少々拗ねたような顔をしていた。
「すまなかった、皆に心配させて」
「そうじゃ、全ては一刀が悪いんじゃ!もしあのまま元の世界に戻るなんて事になっていた
らどうするつもりだったのか…『まあ、ある意味そうなりかけたんだけどね』…なっ!?」
命の呟きに俺がそう答えると、皆の顔色が一変する。
「それはどういう事ですか、一刀?」
「つまり…」
・・・・・・・一刀、説明中・・・・・・・
「何と…中にいた管理者がお主の祖母で尚且つ元の世界に戻せる力があったと」
俺の説明を聞いた命が呆然とした表情でそう呟く。他の皆の表情もおおよそそんな感じで
あった。
「でも、何故か命の声が聞こえて、外の様子を見せてもらったら皆の姿も見えたからこっち
に戻る決心がついたんだよ」
「…やはり姉様の勘は正しかったのですね」
「…危ない所だったな」
夢も空様も冷や汗物の表情でそう呟いていた。
「まあ、しかし、何じゃ、一刀はこうして此処におるから一安心じゃな」
「そうですね、もう元の世界に帰る事も無いのですからね」
その雰囲気を振り払うかのように、皆がわざと明るくそう言いながら場をしめようとした
のだが…。
「ちょっと待てぃ!それじゃ何か、ワイも結局こっちにいたままになるんかいな!?」
そこに割って入ってきた及川の言葉に皆は違う意味で固まる。
「あっ…ごめん、及川。お前の事をすっかり忘れていた」
「そないな大事な場面で忘れるってどういう事やねん!?ワイかてかずピーと同じ国から来
たっちゅうのに、そないな大事な場面でどスルーって無いやろ!そもそも…」
珍しく激昂した及川がそこからまた何か言いかけたその時。
「何よ、佑はそんなに元の世界とやらに帰りたかったわけ?」
そこに現れた地和の言葉に今度は及川が固まる。
「地和…何で此処にいるんや?」
「ふん、何でもかんでも無いわよ。前から計画していたわよね、大陸に平和が来たらちぃ達
が大陸中を回るコンサートツアーをやるって。その打合せをしようって時に一刀が泰山で
何かやばい事やりそうだったから何事も無く終わるかどうか見に来ただけよ!」
「つまり、ちぃ姉さんは一刀さんが元の世界に帰ってしまう事態になったら及川さんもいな
くなってしまうんじゃないかと心配になって見に来たという事です」
「ちょっ、人和!何勝手に意訳してんのよ!?ちぃは別に…『でも、及川さんがいなくなっ
たら困るって言ってたわよね?』…そ、それは、その、そう、マネージャーがいなくなっ
たら困るって意味よ!幾らヘボだからっていないより遥かマシってもんでしょう!?大体、
人和だって一刀がいなくなるかもしれないって血相を変えていたじゃないのよ!」
「ええ、だから私は一刀さんがこっちに留まってくれてとても嬉しく思ってるわ」
人和が躊躇いも無くそう言い切ると、地和は完全に意表をつかれたような顔をするが…。
「そ、そう!?なら、良いのよ!それはともかく…佑!あんたはちぃに黙って勝手にどっか
に行くのは今後禁止!良いわね!?」
「何やと!?何でワイの行動をお前に勝手に制限されなきゃならんねん!!」
「何よ、ちぃの近くにいれる事の何処に不満があるっていうのよ!?」
「ほぅ…やはり一度ちゃんと決着をつけなければならんようやな」
「ふん、望む所よ!だけど、その前に大陸ツアーの計画からが先よ!!あんたとの決着はツ
アーの間につけてやるから覚悟しておきなさい!!」
「おおっ、こっちこそ望む所や!!まずはお前がぐうの音も出ない位の計画を仕上げちゃる
から見ておけよ!!」
及川と地和はそう言いあいながらその場を離れようとする。
「おい、及川、何処に行くんだ!」
「「洛陽に帰るに決まってるやろ(でしょ)!!」」
そして俺の問いに二人仲良く(?)そう答えてそのまま走っていく。
「人和、あの二人の喧嘩もまだまだ続きそうだけど、よろしく頼むよ」
「ええ、任せてください一刀さん…その代わりと言っては何ですけど」
「何かあるのか?」
「ちょっとだけ眼をつむっていてもらって良いですか?」
人和に言われるまま俺は眼をつむる。すると、唇に何やら柔らかい感触が…あれ?もしか
しなくともこれって…。
うっすらと眼を開けると眼の前に見えたのは、俺にキスをしてきた人和の姿とそれを見て
いる皆のそれはそれは恐ろし気な顔であった。
「ふふ、ちょっとだけご褒美を先取りさせてもらいました。それでは一刀さん、また。私は
時々報告やら準備やらで洛陽に戻るのでその時に」
人和はそう言って足取りも軽やかに及川達の後を追っていった。
「ほほぅ…まさかというかやはりというか。人和ともとはのぉ、全くもって油断のならん奴
じゃのお主は」
「まったく…本当にあなたの父上は罪作りな人ですねぇ~、照刀」
「本当に…後何人あなたの弟や妹が産まれるのでしょうね、一音」
そして後に残されたのは俺と俺の事を一斉に白い眼で見る女性達であった。
「え、ええっと~、その~、本日は御日柄も良く…」
「そんな丁寧な挨拶をしても何も変わらぬぞ、一刀」
何とか場をどうにかしようとしてみたが、空様にあっさりツッコまれて終わる。
「それではどうすれば…『大した事は無い。皆が対等の立場になれば良いだけだ』…対等の
立場って、何を…『皆にお主の子を授ければ良い。当然、私も含めてな』…ええっ!?」
皆にって…マジでか。
「皆もそれで異存は無いな?無論、実際どうなるかは当人次第という事だがな」
空様の言葉に皆の眼の色が変わる。どうやら洛陽に帰ってもゆっくり休むというわけには
いかなさそうだな。
俺はこれから待っているであろう生活に思いをはせながらかわいた笑いを浮かべていたの
であった。
「どうやらもうこの外史は私達がいなくても大丈夫のようねぇん」
「ああ、まさか壱与が最後に介入してくるとは思いもよらなんだが」
「どぅふふ、どうやら左慈もあっちがどうにかしてくれたようだし、私達はまた次の外史へ
…『そうか、ならばお主とは此処でお別れだな』どういう意味よぉん、それ?」
「儂は此処に残る。良い男を見つけたのでな」
「まさかそれって…『そう、華佗の事だ。あの者こそ儂がずっと探し求めて来た『だぁりん』
になるべき男よ」
「むきぃーーーっ、そうと聞いたら黙ってられないわねぇん!華佗は私も狙ってたのよぉん」
「ふっふっふ、ならば…」
「ええ、尋常に勝負よぉん!」
そしてそのまま一刀達の前から姿を消した貂蝉と卑弥呼は華佗の下へ押しかけ、そこから
三人の珍道中が始まるのだが…それはまた違う話である。
続く。
あとがき的なもの
mokiti1976-2010です。
毎度毎度投稿が遅くなり申し訳ございません。
そして、ようやく管理者編も終わりました。
正直、最初左慈と于吉を出した時はもっと壮絶な戦いをするつもり
だったのですが…一体、何処でどう間違ったのやら(オイ。
とりあえず後は大団円に向かって進むだけなのですが…後何話で最
終まで持っていくかは未定です。もしかしたら急に次回で終わる可
能性も否定出来ませんが。
それでは次回、第八十三話にてお会いいたしましょう。
追伸 左慈は結構幸せに暮らしているそうです。
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泰山の中で再会(?)した壱与から
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