No.813550

No.581 太陽もどき

さのたけさん

海に浮かぶ浮標がモンスター化したもの。あらゆる意味を持つ海上での目印となるはずがこうなると流されるまま、どこかへ行ってしまう。昼間はただただ浮いているだけだが、太陽のエネルギーを終日吸収すると日付が変わる頃には充電完了のサインとして体全体が発光しだす。生えている刺は潮の流れが速い場所や波が高い時に岩場にぶつかり体が削られてできたもの。これが非常に危険で漁では体当たりしてきて船に穴を開けられたり、せっかく仕掛けていた網に引っ掛かって網そのものをダメにしてしまう。夜が明ける頃になると特に強く発光し、体の形も相まって陸地から見ると日の出と間違われるほどである。

2015-11-14 01:38:52 投稿 / 1080×1431ピクセル

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