「えっと、、、こっちでいい、、、のかな?」
オレは今森を歩いてる。
茂った森だ。だが上から降るすがすがしい太陽光によって木を抜けて地面と木々を照らしている為
気味が悪い所かウキウキする
「、、ったく、なれない森で素人一人は危ないんだけどなー、、」
オレは田舎住まいだ。だからこう言うところの対処も知ってるが危ない事も知ってるのだ。
毒のある植物もだが、蛇やイノシシとかがいたりするのだ。
ソレを考えるとあんまりこんな、、
ラフなカッコで行くものじゃないんだけどなー
オレはすんごいラフな格好をしている。
太ももまでの短パンに半袖のシャツ、
「暑いからこのカッコでって、、まりさーぁ、森でこのカッコは御法度だぞー」
森に来るならソレはソレで準備したんだがな、、
汗がもう半袖のシャツをグシャグシャにしてる。
「、、、もうそろそろのはずだよ、、な?」
手に持ってる千切られたメモを見る。
そこにはいろんなことが書かれていて、ソレで自分の持ってるペンを腰から取りキャップを
噛んで抜く。そしてメモに書かれている物に手を加える。
「んと、、今は、、ここのはずだけどな、、」
メモに書かれているのは地図だ。
手っ取り早く魔理沙が書いた物だがうまくかいてあり、とても判り易い。
そして道の所にオレは所々にバッテンを付けてマークしてる。
そしてもう目的地のお屋敷、
紅魔館と言っていた所の目の前にバッテンを入れる。
もうここは目の前のはずなのに見えないのだった。
「ほんとにあってんのかなこの地図、、ハァ」
疲れてそこら辺にあったでかい石に腰かけた。
色々とボロボロだ。
肉体的にもだが精神面がズタボロだ。
コレで本を借りると言う行動でほんとにオレは帰れるのかな、、と言う不安がある
その不安が強く、毎度毎度気が滅入る状態になるのだ。
そこで10分位休憩するとまた歩く。
考えてるとほんとにストレスで参ってしまう。
なら無我夢中に歩くものだ。
ソレで少しはこの気持ちをカバーできる。
そうして歩くと、、、
「、、あった、」
あった。木と木の道を抜けると広い空間に出たと思ったらでっかい城が建っている。
目の前の光景に口が開いたままになる
その城は、、、想像していた城とは違っていた。
まず予想外だったのは窓だろう。窓、ソレが殆ど無いのだ
こういう城は窓が沢山ある、と言うイメージがあったのだがちがう。
此処には窓と言う概念がないのか?と思うほど窓が無い、レンガばっかりで何も無いのだ。
そして大きな時計塔がくっ付いていて、学校に付いてる時計の比じゃない。
とてつもなく大きく見やすい。
そして全体が赤。血が全体に塗している様な、、という感じの城だった。
どちらかと言うとアート性の強い城だったのだ。
そしてでっかい門がある。
その門はオレの頭にある中では想像出来る物だった。つまり、予想通りだった。
「、、あ、っと、メモメモ、、、」
口をポカーンと開けたままだったのを閉じて手に持っていたメモに目を通す。
地図以外に着いた時の対処も書いていると言っていたからだ。
んと、、
①門の前の門番がいるかチェックしろ!
「、、門番、、か」
ソレを見るとなんだかイヤな予感が、きっと凄いゴツイスキンヘッドのおっさんが立ってるんだろうな、、
そう考えると猛烈に帰りたくなる、なんで私がこなきゃならない魔理沙ー!!
泣きそうになりながら木に隠れながら門を見ると、、、
全身緑の人が見える。門の隣の塀に背を任せ、立ったまま仁王立ちしている。
細イ体をしてるようだ。
「えっと、、いるな、」
そしてすかさずメモに目を通す。
このメモに書かれた事しかオレの対処する方法がない!
このメモに任せるんだ、身も心もコレに任せる!コレに頼らずして何に頼ろうかー!!!!!
①いなかった場合!そのまま素通り!いた場合、寝てるかどうかチェックしろ!
「・・・・・・・・・・・・・・・」
魔理沙、、そりゃねえぞおお!!
門番が寝るはず無いだろうが!ああもう!なんでこんなトンでもチェックをしに行かなきゃならん!自ら見つかりにいくのかおれー!!!
泣きそうになりながら静かに悶えるオレはイヤイヤながら静かに寄っていく。
木から木へ一瞬で移動する。
コレで近づくときっとバレない!てかそう祈るわオレ!
、、、、、、、、、、あれ?アレレ?門番って、、、もしかして、、
いやいやそんなばかな、、門番が、、
女の人だなんて、、
近づくとやっとわかる。
その門番は、、女の人だ。
緑色のチャイナ服にも見えるが、どうも違うぽい。民族風の衣装という感じだ。
ふわふわした帽子で、大きな星がくっ付いていて、星の中に龍と言う字が刻まれている。
背が大きくて勘違いしたのか、、、
しかも結構、、キレイな人だな、、と思って恥かしくなった、視線を下げると服と服の間にある隙間から脚が目に入る。
ギュウバッ!!!というほど凄まじく顔を横に向けた。
そのせいで首が鞭打ったのは言うまでも無い。
「~~~~~~~~~~ッッッ!!!!?!!」
木の影の中で声を殺しながら苦しんでいるオレはなんでこんな事してんのかと思ってしまう。
そして近づく、、ゆっくりと近づく
首を抑え目を硬く閉じながら近づく。
さすがにバレるかな~、、魔理沙、やっぱりおかしいって、、
人が立ったまま寝るわけ
寝てるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!?!?!?!
寝とるがな!!すんごいぐっすりじゃねえええか!!!!!
え!?たったままでほんとに寝れんの?!!ありえねえええええええええ!!!!
、、、という声が出そうになったのを必死に我慢した。
我慢しすぎてプルプルしている自分が惨めになってきた。
テンションを下げながら、そして何故か息を荒げながらメモを見る
①寝てた場合!そのまま素通り、!起きてた場合、コレを飲ませろ!
そう書いてあったメモにいつのまにかカプセルがテープで張られてる。
・・・・・・・・カプセル・・?
・・・魔理沙・・お前、この人に何飲ませる気だったんだ・・・・・
、、、、深く考えない事にしよう!!うん!そうしよう!!
頭でそう繰り返しながら道の真ん中を堂々とズンズン城の中に入っていった。
入ってみるとやはりデカイ庭があった。庭が広く緑のきれいな芝があり、
レンガを横に並べてそのナカに肥料と土を積めた花壇にはいろんな季節の花の名前が書かれた木のミニ立て札が刺さっている
そして夏の花のところではいっぱいの花が美しい花びらを網羅していた。
そこを抜けると洋風の城を思わせる玄関がある。玄関の前には屋根がありそこの端っこには太い柱が付いてる。その下に玄関がある形になるわけで。
「えっと、、入っちゃっていいのかな、、?」
メモを見ると、
②玄関から入りこの地図の通り行くと図書館だ!
と書いてありまた地図が書いてある。
「うぅわ~、、ひッろいな~、、」
見た目以上の広さである事が地図を物語っている。
、、時間かかるかなー、、
頭を抱えながらドアを開けた、、
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ピクッ、、
カチ、、カチ、、
時計の音の中でゆっくり紅茶を注いでいたティーポットを注ぐ手が止める。その瞬間をお嬢様に「どうしたの?咲夜」 咲夜と言われたのは私。十六夜 咲夜。
「、、いえ、、何も。失礼しました。お嬢様」
すぐに手を動かす。いつもどおりに紅茶を入れる。そして入った紅茶受け事持ってお嬢様のテーブルに置く。
「ダージリンです。お嬢様」「ありがとう。、、あら?今日のカップはそこが浅いわね、」
「はい、コレはテイスティング用のカップです」
「テイスティング?」
「はい。この季節のダージリンの新茶が、懇意にさせて貰っているお店から届けていただきました。いつものティーカップだと深すぎて水色が分かりませんから、浅いスープカップを使います」
そう言う咲夜の話を聞いて興味深そうに
「あら?ダージリンの新茶?いいわね。夏の茶葉かしら、、?」
「はい。セカンドフラッシュがようやく入ってくる季節になりまして……」
「そう。いただくわ」
「はい」
咲夜の隣には底の浅いカップが何個も積んである。そして、木の枠のついた硝子の砂時計が三つほどその脇に見えた。紅茶を入れるために使ったものだ。水色というのはそのままでお茶を煎れた時の色であり、入れ方はもちろん茶葉の種類や時には季節、はては農園によってすらも異なってくる。
お嬢様は紅茶をゆっくり飲むと
「、、ふぅ~。おいしいわね。咲夜、今年のセカンドフラッシュは?」
「はい。今年はタルボ農園とキャッスルトン農園、それにアリヤ農園の新茶を送って戴きました。どれも甲乙付けがたい出来ではないかと思いますが……それからお嬢様。農園とはダージリンには大小四十あまりの農園がありまして、それぞれの農園とそれぞれの生産ロットによって味が変わるのです。その中でも質の良い物を選んで貰っています。」
「知ってるわ。だから質問したのよ咲夜。」
「失礼しました。お嬢様」
咲夜は頭を下げた。
ソレを聞きながらお嬢様、レミリア・スカーレットはまた紅茶を飲んだ。
そして
「侵入者ね」
とレミリアは言って
「はい。」
と咲夜は答えた。
「どういたしましょうか」
「別に。いいわ。ちょっとぐらい歩かせてあげなさい。コレが飲み終わる頃に対処するわ」
「判りました。」
そう話してるとなりで、咲夜の隣でテーブルの上のコジーの掛けられた三つのポットと、三組づつの浅いテイスティングカップ。その隣で砂が落ちきった砂時計からまだ残った小さい砂の粒がこぼれ落ちた。
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「んと、、ここを右っと、、、」
オレは今、城の中を歩いている。とてもアンティークな城だ。
壁に付けられたランプから淡い光を漏らしながら道は延々と続いている。
壁には六角形の白と薄いセピア色で、光で照らされてやっと見える位だが、ソレがさらに美術性を感じさせてくれる。
下のじゅうたんは赤と茶色、他にも複雑な色が織り込まれた高そうな物だ。
その道が延々と続き続けているのは奇妙の領域だ。
行くまでに部屋がひとつもないのが尚気味が悪かった。
そしてまた道が分かれていた。
「えっと、、今度は左だな、、」
ゆっくりと左に曲がるとまた長い長い道。
こんな行動を取ってもうかれこれ15分は経ってしまってる。やはり大きいこの城。
見た目より絶対でかいなここ、、
もし違うっつったら10分前ぐらいに階段を下りた位だけどなぁ~、、
「、えぇーっと、、ここを右、、」
メモを見ながら曲がると ゴッ!
「痛っ!」
頭を思い切り打ち付けた。
予想外だった。また長い道だと思って油断してた分さらに強く打った。
痛みとメモを落してしまう程の衝撃に目を白黒させて頭を抑えながら前を見た。
扉だった。
あれ?と思いながら落ちたメモを取って見直すと目的地だった。
つまり、、図書館。
いつのまにか目的地に到着したのだ。
疲れた、、。
頭がまだヒリヒリしているがメモ片手に扉を開けた。
また目の前の光景に度肝を抜かされる
「、、ほぇ~、、、、」
でっかい図書館だ。奥がよく見えない点からすると途轍もないスケールだ。本棚に至ってはオレの10倍以上の面積だ。その中にびっしり本が詰まっている。その本棚もいくつも横に置ける程のこの大きさ。ここまで来るとバチカンのポルノ図書館の比ではないだろう。大図書館レベルか、。
そしてここでプチ情報だが、奉屋神雅は本好きである。
1話にも本を読むなどの設定があったが、その通りで神社には自分専用の書斎を作ってもらった程だ
その本好きがこの本の天国と言わんばかりの図書館の面積にテンションを上げない訳が無い。
「すげえ、幻想卿にはアッチ側の本もあるんだ、、」
興味心身でゆっくり本棚を見渡しながら近づくと本棚にきになるタイトルがあったから手に取った
「ふむふむ、、『明鏡!!奇想天外!!奇奇怪怪!!ソレは京子ちゃん!!!』か、、」
ソレを興味心身に見て取り出し読み始めた。
それからまた10分ほど、
「・・・・・はっ!オレは一体!!本を借りに来たのに目的地で本をのんびり見てどうする見て!」手に取ってた本をゆっくり大事そうに本棚に押し込む。
「えっと、、ここの管理者何処だ、、」
図書館には必ず管理者がいるもんだ。ソレがどんな金持ちの個人的な物でも必ずいる。ここも例外でない筈だ。
ゆっくり歩いていく。 暗く光が少ない。しかもカビ臭い点を見るとちゃんと掃除していないのか?イヤ、こんな図書館全部掃除するの自体がオカシイが、、。
そしてまたちょっと歩くと光が見えた。ここの部屋に入ってから見た。初めてのまともな光だ。
窓ガラスのアートだ。
ソレが天井に張られて空が移しこまれている。ソレが進んで確認できた。
そしてその真下には沢山のテーブルがあった。ここに座り本を読むのだろうか?
そしてまた本棚に目が行った。
イケナイイケナイと判っていながら手を伸ばして本を取ってしまった。
「えっと、、題名は、、ん?」
よく読めない。埃が被っていて題名が隠れているのだ。ソレを手で叩くとその音が図書館に響いた。埃を払い終わると題名を見直す。
「えっと、、、『ローマ聖教のカテリナ伝説を元に聖製するロテリオ十字の遠隔魔術式集書』?」
訳判らん題名。と思った瞬間。
「来たわね。」
そんな高い声が聞こえたと思った瞬間目の前を何か早い何かが通っていく。
「おぅわ!!」
オレの前髪の毛を何本か切ったそれに俺は驚き本を落しながら尻餅を着いた。
「魔理沙、、今日は本を取らせないわよ、、!!!」
そして神雅の手からこぼれ、通り過ぎた何かに巻き込まれて散り散りになったメモの断片にこう記されていた。
③図書館に着いた場合、本を取って来い、絶対そこの管理者に会うな
万が一あった場合本を持って、、
逃げろ、と、、、、、
案外かけるもんだなー!(つAT)自分が格段と書けるようになってます。
そんなに書けてないじゃん!なんていわないで。判ってるの!
続くよ!結構長くなるかもです!また亀並のスピードだけど、!
ぜひ私の降り立った様ですシリーズ。見届けてやってください
見ていただきありがとうねーww
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お待たせしました!
待ってなかった人はゴメンなさい!
カイテキマース
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