たくさんの歓声、ファンたちの悲しみの祝福の中、一刀たちは城に到着した
一刀「少し疲れたな・・・・」
蜀から魏に来るまで相当の距離を移動した
秋蘭「そうだな。少し部屋で休むがいい」
一刀「ああ、そうさせてもらうよ・・・・」
一刀が自分の部屋に向かおうとした瞬間
華琳「あら?誰が休んでいいと言ったの一刀?」
一刀「・・・・・え?」
がしっ
華琳は一刀の腕を掴み自分の部屋につれていった
桂花「ちょっ華琳様!!?そんな・・あんな野蛮人と・・・・・」
秋蘭「あきらめろ桂花。北郷は後でわたしたちも相手をしてくれるさ」
秋蘭は笑みを浮かべ・・・
桂花「なっなんであんな奴のことを気にしないといけないのよ!!」
秋蘭「違うのか?」
桂花「違うに決まってるでしょう!!わたしはただ華琳様があの変態野蛮人に・・・・ああもう!!なんなのよこの気持ちは!!」
桂花は複雑な心境らしい・・・
秋蘭「素直になればいいものを」
春蘭「いいなぁ北郷・・・・」
春蘭はまるで子犬のような目で消えていく二人の姿を見て呟き・・・
風「おやおや先を越されてしまいましたね~~」
宝慧「大丈夫だ。安心しな。兄さんの種馬の力は天下無双だ」
風「そうですね~~。お兄さんなら一晩で風たち全員を相手できますから」
そりゃあ厳しいかと・・・・
稟「ああ!そんなたった一晩で全員を相手に!しかも溜まりに溜まった一刀殿の性欲は城中の女性を虜に・・・『ぶぅ~~~~~~~~~~!!』
真桜「おお!鼻血の橋が出来よった」
霞「あれ?稟、確か鼻血治ったとちゃうん?」
沙和「そうえばそうなの~~~。華琳様と閨を共にしても鼻血は出なくなったのに~~~~~~」
どうやら一刀がいなくなった後。稟の鼻血は治ったらしいのだが・・・・
風「おそらく稟ちゃんはお兄さんのことを華琳様以上に好きになってしまったから鼻血が出たと思われます~~」
稟「ふが、ふが」
霞「な、なるほど」
凪「それだと隊長と閨を共にできないのでは?」
全員「「「あ・・・・・・」」」
稟を哀れだと思う魏の重臣たち
ガシャン
華琳の部屋のトビラが閉められ一刀と華琳の二人だけになった
一刀(こ、この状況は夢にまでみたハッピーな展開なのでは?)
一刀は期待に胸を膨らませ・・・・
華琳「・・・・・・一刀」
一刀「華琳・・・・・・」
目を閉じ
二人の距離が縮まっていく
ところが
ガチャッ
一刀「・・・・・・・え!?」
キスをしようとした刹那
一刀「・・・・華琳様?これは?」
華琳「見てわからない?首輪よ!く び わ!」
一刀の首には鉄で作られた首輪がついておりその首輪は鎖でつながれていた
ちょっとやそっとじゃ外れそうもない
無理やり外そうとしても駄目だ
一刀「な、なんでこんなもの!」
華琳「・・・・・・・・」
一刀「おい!華琳!外してくれよ!!」
華琳「・・・・・いやよ」
一刀「どうして!?」
華琳「・・・・・・からよ」
一刀「え?きこえ・・・な・・い」
気づけば華琳は涙を流していた
一刀「か、華琳?」
華琳「もう・・・離れたくないからよ」
一刀「・・・・・・・華琳」
今の華琳は三国を統一した覇王の風格はなく・・・一人の女の子。強がりで・・・だけど本当は人一倍寂しがりの女の子の姿だった
華琳「・・・あなた、わたしたちに言ったわよね。もうどこにも行かないって」
一刀「・・・・・ああ」
華琳「だけどそんな確証・・・・どこにもないでしょう?今ここにいられることが分からないのに。また何かの役目を終えて・・・・また・・・あなたが消えたら・・・」
一刀「・・・・・・・・」
一刀は何も言えない
華琳「もう!・・・・もう嫌なの。あんな気持ち・・・・」
華琳は顔をふせて自分の正直の気持ちを一刀にぶつけた
一刀自身も分からない・・・・今どうして再びここにいられるのか。ずっとここにいられるのだろうか
分からない・・・・・でも今自分が何をすべきかは分かっていた。
一刀はそっと愛すべき少女を抱きしめる
一刀「・・・たしかにずっとここにいられる確証はない。だけど・・・華琳の・・・魏のみんなのそばにいたいと思う気持ちは本当に・・・・本当だから」
一刀はそう言って強く抱きしめる
華琳「ばかっ」
ふたりはベットの上に・・・・・
この時二人の絆はさらに深まった
ずっとこの人の側にいたい・・・・この人と共に在り続けたい。再び思っただろう
魏の重臣side~~~~~~
春蘭「なあ秋蘭・・・」
秋蘭「なんだ?姉者」
春蘭「まだあの二人・・・・・一緒にいるのだろうか」
秋蘭「そうだな。今日のところは二人だけにさせといた方は良いだろう」
春蘭「うぬぬ」
秋蘭「なに、明日にでも相手をしてもらえば良いではないか」
春蘭「・・・・そうだな」
春蘭は残念そうな顔をする
季衣「春蘭様、残念でしたね」
春蘭「ああ・・・・い、いや別に残念ってわけじゃない」
まだ素直になれない春蘭
季衣「また~~~素直になりましょうよ」
春蘭「わたしはいつでも素直だ!」
季衣「はぁ~~~~。じゃあ明日は兄ちゃんを譲ってください」
春蘭「な、なんだと!」
季衣「ねぇ流琉。明日は兄ちゃんを譲ってくれるって!なにしてもらおうか?」
春蘭「まっ!」
流琉「え?えっとじゃあ・・3人でいっしょに・・・『モジモジ』」
指を合わせてモジモジする流琉
春蘭「ちょっと待て~~~~~~!!それは駄目だ。明日はわたしと秋蘭が先だ!!」
季衣「やっと素直に言えましたね」
秋蘭「季衣、姉者の使い方がうまくなったな」
季衣「えへへ~~」
一方、猫耳軍師は・・・・
桂花「・・・・・・・・」
桂花がコソコソと移動する
秋蘭「桂花。今日は二人だけにさせとけ。邪魔をしない方が良い」
秋蘭は桂花にそう忠告すると
桂花「・・・我慢できないわよ!今頃、華琳様は性欲の溜まって進化した変態野蛮人に・・・・ああ!華琳様、いますぐ助けに行きます!!」
そう言って華琳の部屋にダッシュ!
秋蘭「桂花!!」
季衣「にゃ?」
凪「こ、これは追いかけないと!」
霞「まずいことになるで~~~!!」
全員は桂花を止めるため走り出す
がいち早く向かった桂花は華琳の部屋についてしまった
ドンッ
勢いよく扉を開ける
桂花「華琳様!!ご無事ですか!!?」
一刀・華琳「え?」
桂花「・・・・・・・・・・・え?」
霞「くそっ!遅かったか!!」
全員が一歩遅く部屋に到着・・・・・・
だが
全員「・・・・・・・・・え?」
全員が固まる
今の状況を説明しよう
今、俺は裸で首輪をつけられている
華琳、俺の上にまたがって首輪の鎖を持っている
首輪がつながってる俺・・・・・イコールそれに喜んでいる変態・・・・と見られているに違いない
一刀「こ、これは違うんだ。別に俺はこれに喜んでいるわけじゃなくて・・・・・」
風「お兄さん・・・そういう趣味があったんですか・・・・・」
凪「そんな・・・・隊長」
沙和「うわ~~~~~~なの」
霞「だ、大丈夫や一刀!うち、どんな一刀でも受け入れる覚悟はあるで!」
一刀「ちっが~~~~~~~~う!!そんな趣味はな~~~~~い。っていうか今いい雰囲気だったのに邪魔するなよ~~~~!!」
真桜「いい雰囲気!?この状況でか?はぁ~~~~~~まさかここまでとは・・・・」
桂花「そ、そんな華琳様!わたし以外にそんな~~~~~~!!」
いや落ち込むとこそこ!?
ちなみにもう一人の軍師はいわずとして血の海に溺れている
華琳「・・・・・・あなたたち」
ごごごごごご!!!
全員「「「「は!!!」」」」
華琳「これは・・・・・お仕置きをしないといけないわね!!」
霞「ち、違うんやで華琳。これは桂花を止めようとして・・・・・」
華琳「言い訳なんて聞きたくないわ!!さてどうしようかしら!?」
華琳は一刀の方を見る
華琳「そうね・・・・・じゃあ一刀の相手をしなさい」
全員「「「え!??」」
一刀「え!?」
華琳(わたしだけが独占するってわけにはいかないわよね)
霞「よっしゃ!!さすが華琳!!」
春蘭「華琳様!なんと心が広い!」
華琳「・・・・だけど気をつけなさい。一刀は6年間もご無沙汰みたいだったから壊わされないようしないと」
一刀「お、おい。俺の意思は!?」
全員「「「「ないっ!!!!」」」
一刀は全員の相手をした・・・・・・・・途中でダウンするかと思いきや・・・・・先にダウンしたのは魏の女性たちだったりする
恐るべし!!魏の種馬!!!
いや~~~~~結構疲れますね
大学生なのにこんなことをやってていいのか?と疑問に思う
だけど止められないんだな・・・・・これが
さて次の話はオリジナルキャラが登場!!
楽しみにしていてください
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一刀と華琳の出来事を書きました