そして次の日の夜。
「ハッハッハッハ!どうだ、対忍者用のトリモチの味は!?」
なんといきなりルグナルの罠にかかり捕らえられてしまった戸隠真実と宮内アヤメ。
「くっ…あたしたちとしたことが、こんな罠に捕まってしまうなんて…!」
「どうだ!?もがけばもがくほどそのトリモチは粘着力が高くなるぞ!しかもそいつにはしびれ薬も入っているのだ!」
「なぜ…なぜこんなことを…」
「なぜだと?こっちは今まで散々貴様らに邪魔されてきたのだ!どうせだからこのまま売り飛ばしてしまうのもアリかな…」
「どうするのアヤメ?」
「OK、あたしに任せて」
すると、アヤメは第2人格を発動させる。
「あらぁ、そんなのつれないわぁ…ねぇ美人のルグナルさぁん?」
するとルグナルが反応した。
「い、いま私のことを…何といったのかな?」
「だからぁん…お顔もきれいでぇ…」
「おっ!?」
「お胸もおおっきくてぇん…」
「おっ!?おっ!?」
「ナァイスバディなぁ、ルグナルさん。あたしたちを助けてくれたらぁ…悪事は黙っていてもよろしくってよぉ」
(何してるのよアヤメ)
(いぃのいいのぉ~。このまま次のタイミングでぇ、第3の人格を使うわん♪)
マミンがジト目でアヤメを見つめている横で、ルグナルはすっかり有頂天になっていた。
「うひょwwwこれはまた褒めるのがうまいなあ。よしいいだろう、そこまでいうなら離してやるかwww」
そう言ってルグナルがトリモチに解除薬を混ぜ、マミンとアヤメを解き放った瞬間だった!!
「はっはっは!引っかかったな愚か者が!喜車の術にまんまと引っかかるとはなぁ!」
「げ!?しまった!?」
アヤメの第3人格発動。第3人格はどこか古臭い武人のような性格だ。
「あなたの悪事、しっかり報告させてもらったわよ!」
「さぁ、もはや貴様に退路はない。大人しく観念せい!!」
「バカめ!こんなところに来れるやつなど…」
「いるさっ…ここに二人な!!」
勇ましい掛け声とともに壁が蹴り破られ、二人の影が現れた。
「正義のスーパー戦士!パワード・コウ!」
「そしてその妻!ライトニング・ニコ!!」
「「今回は即決でいかせてもらう!ダブルキーック!!」」
「ちくしょぉぉぉ~~~~!!」
ルグナルは遠くへ飛ばされていった。
「助かりましたコウさん!ニコさん!」
「あなたたちが連絡してくれたからここにこれたのよ」
「そうそう、俺の
「ん!?」
「どうしたのアヤメ?」
「なんか見られてる気が…そこね!!」
アヤメはクナイを後ろの方向に投げつけた!!
「(ぶべら!?)」
「(はべら!?)」
裏でピンチシーンを録画していた魔法ちょうちんと茶トラぬいだったのだが、
やはり忍者には見抜かれていたらしく、二人揃って天誅。
ついでに記録用の小石形カメラも破壊されてしまったという。
その頃のイタリア…。
「チッ!あと一歩ってところでどうしてこうなるのよっ!!」
ある喫茶店で、キツネ形セリアンスロゥピィの美女が指を噛んでいたという…。
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たまには忍者がピンチにあってもいいんじゃないかって啓示が聞こえたのでw
あと「五車術」も登場。
■出演
ルグナル:http://www.tinami.com/view/778543
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