ある定休日の『みおつくし』。
この店の店主である天満橋シンシアのもとに、『ル・シャトン』の店主である飯田橋美亜がやってきたのだった。
「…」
シンシアを見つめたまま身じろぎひとつしないミーア。
「な、何やのミーア。さっきからウチの顔ジロジロ見て…」
「…ねぇ、改めて質問していい?」
「いや、せやから何?」
「シンシアってアメリカ人なのよね?」
「え、あぁ、まぁせやねんけどさ」
突然のことに面食らっているシンシアに、容赦なく食いつくミーア。
「アメリカ人なのよね!?」
「だぁぁ、近い、近いてミーア!…もぅ、さっきから言うてるやん…」
「いや、その割にはアメリカ人らしくないなと…」
「ちょ、アンタ何が言いたいの!?」
「いやだって、しゃべり方といいリアクションといい。完全に『大阪の女』って感じじゃないw」
「…あー、確かに言われてみたら…せやねんなぁ…」
「そこで!」
ミーアはあるものを取り出した。
「え、ちょ…いつの間にそんなモン用意してたん!?」
「この際だからアメリカ『らしい』アイテムを持ってきましたwww」
「いやいやいや!無理やて!だいたいウチアンタみたく胸デカないし…胸…胸……」
次の瞬間、がっくりと膝を突いてうなだれてしまうシンシア。
「…Oh crap,I blew it…(訳:あかん、やってもうた…)」
「おいおい、自爆してどうすんのよ。だまされたと思って着てみなさいってば」
「ん…そこまで言うんやったら…」
まだ少し落ち込んではいたが、それでもしっかり着るものは着るというあたり、案外打たれ強いのだろう。
やがて数分後、シンシアが例のアイテムを着て出てきた。
「似合ってるじゃないシンシア」
「え?ていうか何これ」
「星条旗の水着ですが何か問題でも?」
「いや、それはせやねんけどさぁ…これ…」
シンシアは自分の姿を見て思わず頬を染める。
「なんやこれ、ちょっと恥ずかしいねんけど」
「うひょー!星条旗水着に浮かび上がるボディライン!」
「え、ちょっと!?」
「シンシア!シンシア!!」
「ひぃ!?ミーアが壊れたぁ!?」
…どうも何がやりたいのかよくわからない、ママさんズの休日であった。
Tweet |
|
|
6
|
4
|
追加するフォルダを選択
いや、せっかくアメリカ人なんだから、ねぇ?ww
■出演
シンシア:http://www.tinami.com/view/760717
ミーア:http://www.tinami.com/view/760958