No.800814

【サイバ】あり得るかも知れない遠未来【交流】

古淵工機さん

■出演
(3015年)
唯(1009歳/神様):http://www.tinami.com/view/742179
和美(1009歳/妖精):http://www.tinami.com/view/743015
雪歩(1009歳/妖精):http://www.tinami.com/view/754577

続きを表示

2015-09-06 23:37:46 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:765   閲覧ユーザー数:723

西暦3015年、天空稲荷神社。

「ふーっ…空飛ぶのって結構体力使うのねぇ。お天さまの苦労がやっとわかったわ」

 

声の主は、キツネ形のミシィカル…かつて『北城唯』と呼ばれた女。

どうやら祭神の素質があったらしく、『唯輝(ゆうき)』という神名を与えられ、先代の天洸に代わり祭神として働いている。

まだあどけなさの残る少女のような顔立ちだが、その立ち振舞いは凛として美しく、尻尾も9本生えそろっている。

体毛も白に赤の模様が入った神々しいものとなっていた。

「そっか、あれからもう1000年経つのね」

目の前には未来都市へと移り変わった天空市の姿。空港は宇宙港として発達し、多くの宇宙船が行きかう。

しかし唯輝の住む雪天区は1400年以上も前の古い建物が並ぶ歴史保存地区であり、天空稲荷もそのひとつである。

 

「ええ、みんな時の移り変わりで変わっていったわ」

「オレらあんまり変わり映えしないけどなw」

「和美ちゃん!雪歩ちゃんも!!」

唯の親友であった和美もまたミシィカル化し、天空市の精霊としての仕事についているようである。

「しかしまさか唯ちゃんが神様やってるとはねーw」

「いやいや、おかげさまで『お(ゆう)さま』と呼ばれて市民の皆さんに親しまれてるわよ」

「それはそれは。ところでそろそろお腹すかない?」

「あー、そういえばそんな気がしてきたwじゃあ丼でも食べに行きましょ!!」

「おいおい、かたや大妖精、かたや神様なんだから程ほどにしとけよ」

と、1000年前から代わり映えのしない漫才を繰り広げているところに一人の少女。

 

「へぇー。あの唯ちゃんが神様になってるなんて驚いたなあ。それに和美ちゃんに雪歩ちゃんまで」

「「「おれなちゃ…!?!?!?」」」

「ど、どうやって1000年前からここに来たのよ!?」

「気がついたらここにいたの!ねぇ神様になった唯ちゃんと写真とっていい?」

「ヒューヒュー!人気だなぁお・ゆ・う・サ・マ!?」

「あ、あははは…」

西暦2015年、光太郎の家。

「というわけで、1000年後の天空市に行ってきたの!」

「へ…へぇ…」


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
3
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択